スティーブンスの日本旅行記-⑭
都会育ちの日本人の急速なヨーロッパ化、政府の進歩主義政策、青い制服を着た憲兵隊、そして国全体の革命化にもかかわらず、これらの山間の人たちが祖先のやり方や方法、そして古風な衣装を捨て去るまでには、長い時間がかかるだろう。今後数十年にわたり、日本は山間の人の保守主義と超自由主義的な都市生活の興味深い研究対象となるだろう。一方は外国の衣服を着て、外国の習慣を真似し、あらゆる物事を外国のやり方で取り入れるだろう。他方は、藤色の野良着、菅笠、草履、そして「古き良き日本」の伝統に執着するだろう。
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上の図、日本の連絡船(門司から下関までの渡し舟)
下の図、午後の催事(三島で相撲の興行を見る)