自轉車瓦版 第31号
昭和60年6月17日発行
☆須賀氏からの情報。合気道の開祖植芝盛平のエピソード、「終戦後、稽古場への行き帰りに先生を自転車のうしろにお乗せしたものだ。ところが五尺そこそこの小柄なかたなのに、自転車のハンドルが地上に浮くような重量感があるのでびっくりした」戦後まもなく教えをうけた弟子の思い出話より。
☆「週刊読売」の6月2日に、竹沢特許事務所の人のサイクリング人生が掲載されている。おそらく竹沢荘一氏のことではないかと思われる。竹沢氏は当研究会の会員でもある。高橋達氏からの情報。
☆ぼくの父は、若いころ、自転車乗りだったらしい。らしいと書いたのは亡くなってからかなり月日が 経ってしまったし、その話を父から僕は直接聞いていないからだ。父の故郷は愛知県の瀬戸だ。明治生まれだから、青年のころ、田舎の町で自転車に出会うことは西洋人に会ったような感覚だったと思う。彼は三つ揃いの背広に山高帽で自転車に乗っていた。自転車に乗ることはモダーンだったのである。浅井慎平、昭60.6.10付朝日新聞(夕刊)より
☆古本屋(株)アドニスで雑誌「自転車競技」①~㉝号揃いで売られている。価格は、全部で4千円、希望者は、下記へ連絡を。
〒104 東京都中央区八丁堀2-18-8
日本アドベンチャー・サイクリストクラブ(JACC)
情報誌
1983年 夏号 №4
竹沢荘一氏はこの組織の代表も務めた