2022年10月17日月曜日

自転車関係資料-207

  自転車関係資料-207

この資料は「懐中日用便」青木輔清 編 明治10年1月発行

このところ海外の資料が続いているので、偶には日本のものを載せる。

「懐中日用便」とは、ポケット版の日々の便利帳のようなものである。

諸車税として、人力車や自転車の税金が載っている。

諸車税 但し東京府 

人力車 二人乗 一ヶ年 金二円

人力車 壱人乗 一ヶ年 金壱円

自転車 一ヶ年 金壱円

西洋形小車 一ヶ年 金拾三銭

註、明治10年代では自転車も西洋形小車も三輪車であったはずである。

ミショー型自転車は殆ど無かったか、稀であった。

現在の貨幣価値に換算すると、正確には分からないが、1円は1万円ほどであろうか。

かなりの税額である。この頃は自転車は娯楽用の贅沢品。

諸車税
国会図書館所蔵

自転車 1ヶ年 金壱円

2022年10月16日日曜日

自転車関係資料-206

 自転車関係資料-206

この資料は議会の「執行書類」

下院の命令により印刷 第 41 回議会の第 2 回会期中 1870年

「EXECUTIVE DOCUMENTS」

PRINTED BY ORDER OF THE HOUSE OF REPRESENTATIVES

DURING THE SECOND SESSION OF THE FORTY-FIRST CONGRESS.

GOVERNMENT PRINTING OFFICE. 1870.

特許庁の発明リスト、多数のベロシペード関係特許が掲載されている。

一番下はその一つ、(一例として抄訳)

86.235.-W. H.ラウバッハ、ペンシルバニア州フィラデルフィア-

Velocipede.-1869 年 1 月 26 日。

請求。

1. ベロシペード ・フレームを 2 つの部分で構成し、前輪と後輪の間にあるフレームのポイントで、2 つの部分を一緒に回転させる。

2.ボックスに、3つの翼を備えているゴムケーシングと組み合わせて、ベロシペード用の踏み板を形成する。

3. 垂直スライド調節可能なシート。


表紙

461頁
特許庁長官 年次報告書

462頁

463頁

544頁

2022年10月15日土曜日

自転車関係資料-205

 自転車関係資料-205

この資料は「1886年 特許庁長官の年次報告書」ワシントン:政府印刷局 1887年発行

「ANNUAL REPORT OF THE COMMISSIONER OF PATENTS」THE YEAR 1886

WASHINGTON GOVERNMENT PRINTING OFFICE. 1887

註、ベロシペード関係の特許が並ぶ、J. K. スターレーの名前も見える。

発明、ベロシペード・ローラー・ベアリング、J. K. スターレー、№353.330 11月30日 


表紙

672頁

673頁

2022年10月14日金曜日

子供用ベロシペード

 子供用ベロシペード

これも「英国のメカニックそして科学と芸術のミラー」誌 9巻 1869年 より

「THE ENGLISH MECHANIC AND MIRROR OF SCIENCE AND ART」 Ⅸ 1869.

1896年3月26日号 15頁の図と記事

一部抄訳、

子供用ベロシペード

ベロシペードは今でもこの国でかなりの関心を持って見られているので、あなたの許可を得て、投稿する。

この図は、そのマシンである。構造は図から簡単に理解できるので説明は必要ないと思う。

フランスやアメリカのマシンのスタイルに似ているが、子供にとっては簡単で安全である。フランスの二輪のベロシペードは、非常に軽く、簡単に乗れるかもしれないが、怪我の恐れはある。

3 つの車輪はすべて 3 フィート6インチのサイズである。木材、コルク、またはその他の軽い素材で作られた小さな馬である。 A A は小さなブラケットで、ガイド ポスト B が通り抜けるように馬の胸の側面に固定されている。 C C は、足で直接操作するクランクである。

おそらく私の仲間の読者の何人かは、車輪が小さいので私のベロシペードを軽蔑するかもしれないが、大きな車輪でも試してみたが、問題はなかった。

ジム・ロジャース


1896年3月26日号 15頁

15頁の記事

同上

2022年10月13日木曜日

自転車関係資料-204

 自転車関係資料-204

この雑誌は「インダストリアル・エンジニアリング」誌 225号 1869年9月

「LE GENIE INDUSTRIEL」№225 SEPTEMBRE 1869.

一部抄訳、(113頁~)

ベロシペード二輪車(VELOCIPÈDE BICYCLE)

1869 年 9 月

パリのM. A. フィリップの息子による改良製作されたベロシペード。(下の図)

ベロシペードの発明は、ほとんどの発見と同様に、徐々に進化した。車輪を使用するというアイデアは、人間の体重を支え、移動を補助することは古代にまでさかのぼり、神話の時代には一輪車で表されていた。

約60年前、人々はセレリフェール(célérifère)を利用していた。2つの車輪が取り付けられたシンプルな乗り物で、ライダーは地面を足で蹴って進んだ。

この装置は、転がす力が荷重の約 2/100 にすぎないという知識に基づいていた。バランスを維持するための方法はなかった。セレリフェールと現在のベロシペードの間には大きな違いがあった。

ベロシペードの発明者が誰であるかを調査したところ、フランスで取得された最初の特許は、 1818 年のドライス男爵であった。 1818 年から 1868 年にかけて、フランスではベロシペデスに関する 141 件の特許が取得された。この最後の期間以来、特許はますます多くなっている・・・・・。

註、ここで注目したいのは、ベロシペード二輪車(VELOCIPÈDE BICYCLE)及びセレリフェール(célérifère)である。この1869年にBICYCLEという用語を使っているが、何時ごろから使うようになったのか?

当時はドラージネのこともセレリフェール(célérifère)と言っていたのか?最近ではこのセレリフェール(célérifère)は自転車用語としては死語になりつつある。

今後はこの辺の事も調べてみたいと思っている。


「インダストリアル・エンジニアリング」誌
表紙

113頁

114頁

115頁

2022年10月12日水曜日

スキフ・ベロシペード

スキフ・ベロシペード

 陸舟車のような名前を付けたスキフ・ベロシペード(SKIFF VELOCIPEDE)

スキフとは小舟の意。

「英国のメカニックそして科学と芸術のミラー」誌 9巻 1869年

「THE ENGLISH MECHANIC AND MIRROR OF SCIENCE AND ART」 Ⅸ 1869.

1869年5月28日号の222頁の記事

スキフ・ベロシペード(一部抄訳)

(フロントページにイラストあり)

新しいスキフ・ベロシペード(Skiff Velocipede)の図を表紙にした。

 旧公園での運動のために製作された。 それは三輪車の原理に基づいており、手と足の両方で駆動し、ハンドルは、推進レバーだけでなく、ステアリングハンドルとしても機能する。

ステアリングは完全に制御されており、歩行者が自分の体を誘導するのと同じように自然に車両を誘導する。

註、手足駆動のベロシペード、どこかラントーンに似ている。


1869年5月28日号
スキフ・ベロシペード
記事は222頁に

2022年10月11日火曜日

表紙を飾るベロシペード

 表紙を飾るベロシペード

雑誌の表紙を飾るベロシペード達、

「英国のメカニックそして科学と芸術のミラー」誌 9巻 1869年

「THE ENGLISH MECHANIC AND MIRROR OF SCIENCE AND ART」 Ⅸ 1869.

この雑誌を眺めていると時々、表紙にベロシペードが登場し、楽しい気分にさせてくれる。

中には他の書籍で引用されている図画もある。

以下に紹介する、

1869年4月9日号
「A B C」蒸気エンジンのベロシペード
記事は56頁に


1869年4月16日号
ベロシペードの進化
記事は79頁に

1869年5月7日号
ベロシペードのデザイン
記事は151頁に

1869年5月28日号
スキフ・ベロシペード
記事は222頁に

1869年6月25日号
楽しいベロシペード
記事は300頁に

1869年7月30日号
ブラッドフォード・ベロシペード
記事は413頁に


1869年8月13日号
ニーダム・安全三輪車
記事は460頁に