2021年10月18日月曜日

バックナンバー 88

 ニュースレター(NEWSLETTER)NO.88

1997年1月1日 作成 日本自転車史研究会

謹 賀 新 年
新年明けましておめでとうございます。
日本自転車史研究会は、昨年11月から電子化に移行し、ホームページを開設しました。 会報は、86号で休刊しておりますが、このニュースレターで会報の一部を継承しております。 今後も、ホームページの充実に努め、併せて何らかの形で会報の復刊を考えていますので、 会員の皆様のご支援ご協力をお願いいたします。また、このホームページをご覧になった 方のご意見ご感想もお待ちしております。下記のアドレスにメール下されば幸いです。 本年も皆様にとって良い年でありますようご祈念いたします。

丸石の100年誌 
丸石自転車は、創業100年を迎え、この程記念誌を発行した。
「丸石100年のあゆみ」(創業100周年記念誌)A4版、123頁、非売品。

The Bicycle
アメリカのPryor Dodge氏が、自転車史の本を出版。
「The Bicycle」という題名で、カラー写真をふんだんに使い、分かりやすく 自転車通史を解説。このところ米国では、自転車史関連の良い本が出されている。 95年にも「ザ・アメリカン・バイシクル」という本が出版された。
「The Bicycle」のP.88には、日本人の少年がオーディナリーに乗る珍しい写真も掲載されている。

「The Bicycle」 Pryor Dodge

サイクル・ギャラリー・ヤガミ、1月28日正式オープン
前号で紹介した名古屋の自転車博物館 ”サイクル・ギャラリー・ヤガミ” が、1月28日に正式オープンする。200台にも及ぶ歴史的自転車が入館無料で見ることができる。 ただし電話予約が必要。

「It's in the bag!」
最近発行された、このポータブル・サイクルの本は、一つの古くて新しいジャンルを提唱している。 自転車の範疇も細分化が進み、趣味の多様化とともにいろいろな試みがなされているのである。 マウンテンバイクの先がなかなか見えてこないこの時期、一つのヒントを与えてくれているのでは。
日本のポータブル自転車の歴史も古く、個性ある自転車がいくつか製造されている。 特に戦前では、モハン号(1936年頃)が有名でポータブル・サイクルのパイオニア的存在である。 戦後に入って直ぐ、志村精機が製作したパピー号(1950年)も忘れてはならない。 その後、このパピー号は、片倉自転車に引き継がれ、ポーターシルク号と呼ばれ、主に輸出用として量産された。


It's in the Bag! 
 a History in Outline of Portable Cycles in the UK Spiral-bound