2021年12月11日土曜日

バックナンバー 108

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ニュースレター(NEWSLETTER)NO.108

2000年12月12日作成 日本自転車史研究会


●戦争と自転車のかかわり

私は現在、主にヨーロッパを中心とした戦争と自転車の関わりについて調べています。ヨーロッパ関連で何か良い本があれば紹介下さい。(KさんからのEメール)

残念ながら、あまりありませんでした。ざっと調べたところ下記のとおりです。時間があれば、もう少しリストアップできると思います。(事務局)

『The bicycle that curious invention. Sybil and Stephen Leek.1973.P.105 → The bicycle in time of war.  

『Bicycling a history 』Frederick Alderson.1972.P.127 → On civil and military occasions.

『The bicycle in life war and literature』 Seamus Mcgonagle.1968.  

『Bicycles in war』 Martin Caidin and Jay Barbree.1974.

『A social history of the bicycle』 Robert A Smith.1972.P.227 → The military role of the bicycle.

『The world on wheels』 Ruth Calif.1983.P.162 → War wheels.

『Riding high the story of the bicycle』 Arthur Judson Palmer.1956.P.146

『Bikes and riders』 James Wagenvoord.1972.P.93 → The military-industrial bike rider complex.

日本の関係

『自転車指針』
陸軍歩兵大尉 梅津 元晴著、明治35年11月1日発行、厚生堂。

『自転車隊の四季』
(北支派遣第五九師団自転車隊)高橋 長敏著、平成元年4月5日発行、㈱栄光出版。

『Bicycles in war』1974年


●自転車レースの優勝旗

先般、東京のある自転車マニアから自転車レースの優勝旗を入手した。大きさは70×80cmで、その旗には、贈 小田原自転車競走大会 優勝 小田原市山王原 山崎屋酒店(スポンサーか?)と書かれている。そして、もう1枚は「光自転車」の旗で、神奈川光会とある。こちらの方は、優勝旗ではなく、単なる普通の旗である。恐らくこれらは戦前のものと思われる。(M氏からの手紙)

事務局注釈:出所はどうやら神奈川県平塚、平田忠心(故人)さん宅から出たようである。