2025年2月10日月曜日

輪友 第8号

 輪友 第8号

輪友第8號(明治35年6月5日発行)

目次、
二宮少佐と軍用自轉車
沙漠上に於ける車ある舟
自動車障害物に対する試験
日本と自動車
自轉車商の割引
日本の撰手
堅牢なる自轉車の特色
米紐育市に於ける自轉車修繕の相場
ジェラール式折疊自轉車(圖入)
自動車の競走
自動車と其使用費
自轉車及同部分品の輸入価格
沙漠上に於ける車ある舟(口絵の解)
毒流記(上)
見聞を記して同好者に問
海外彙報
●佛國と自動車の流行 ●佛國巴里市と墺國ビエンナ府間の自動車競走●軍用自動車の發明 
など


表紙
国会図書館所蔵資料
以下同じ

目次

二宮少佐と軍用自轉車

沙漠上に於ける車ある舟

自動車障害物に対する試験

22頁
ジェラール式折疊自轉車

23頁

24頁

81頁
●全國乘輪旅行者 先きに那珂博士の自轉車長途旅行を企つるや次いで中村春吉氏の世界旅行を爲すあり今また徳島輪友会員宮崎紀元太氏は日本全國乗輪旅行を思立ち去る四月廿一日郷里徳島市を發したり同氏が此旅行を思立ちたるは由来脳病の気味あるより医師の勧告に基づき百日以上の旅行を決行するに至りたるものにて其目的とする所は全国各地自轉車團體を訪問して会の連絡を結び付けて兼て全國商業の観察を為すに在りと今同氏の予定順路を聞くに郷里徳島市を發して先づ高松に出で四国巡行の上一旦帰郷一日の體養を為し更に淡路に渡り神阪に出て京都に到り夫より東海道を順路名古屋を経て東京に来り勇輪義会に列席の上奥羽地方に向ひ越後信州に出で北陸を踏破し山陰道を巡り西海道九州に到り帰路は山陽道を経て帰県の筈なるが此旅行日數約三ヶ月を要する胸算なりと同氏の此旅行たるや医師の勧告に基くものなりと云へば健康上多少懸念すべき思ひなきにあらねど単身独行全く全国にタイヤーの跡を印せんとする其挙や寔に快なりと云ふべし氏夫れ幸いに自愛せよ

82頁

83頁

奥付