2022年6月29日水曜日

自転車関係資料-127

 自転車関係資料-127

この本は「クリンチャーガイド - サイクリング ルート - イングランドとウェールズの道路
T.A. エッジ 1899年発行
Clincher Guide - Cycling Routes - Roads of England & Wales
T.A. Edge
Publication Date: 1899

残念ながらこの本の地図は欠落している。おそらく使用中に分離され、その後紛失したのであろう。
クリンチャーは、当時イギリスの有名なタイヤメーカー。

この本にはルート(600箇所)をカバーする地図と同様に、本文に多数のクリンチャーの広告も含まれている。

表紙
かなり傷んでいる

表題

序文 右、ロードルートとツアー

右、クリンチャー・タイヤの広告
砂漠を越えて!
ロバート・ルイス・ジェファーソン
クリンチャー・タイヤを使用
ロンドンからヒヴァ(ウズベキスタン)へ旅行

2022年6月28日火曜日

自転車関係資料-126

 自転車関係資料-126

この本は「自転車」J.ロイフェン・E.モラー 初版1986年発行

(Das Fahrrad. –Julius Leufen , Eckhard Möller )

一部抄訳、

自転車の発明
自転車の実際の誕生時期は正確に決定することはできない。むしろ、それは徐々に発展し、約100何年も続いた。今日私たちが知っている自転車は、1900年頃にその最終的な形になった。
一連のアイデアと発明は、他の乗り物にも継承された。
さまざまな時代から伝承されたカートや馬車は、クランク、レバー、ペダルホイール等を動力にした。その多くは単なる構想であり、実際に設計されたモデルはなかなか実用的な輸送手段にはならなかった。それらは見世物であり、おもちゃであった。・・・

表紙

8頁にファーフラーの三輪車と
四輪車が載っている

図を拡大

2022年6月27日月曜日

自転車関係資料-125

 自転車関係資料-125

この本は「サイクル・レーシング」1958年発行(CYCLE RACING by KENNETH BOWDEN)

序文の抄訳、

私はこの本の著者であるケン・ボーデンを長年知っており、彼をサイクリングジャーナリズムの分野の専門家として長年認めていた。サイクルスポーツに対する深い知識があることを知っている。

この本を読んだとき、私は驚いた。これほど興味深い複雑な主題について、包括的な論文を研究することは、これまでになかった。サイクリストとこれからサイクリストになる予定の人は、サイクルレースのあらゆる場面で質問の答えを見つけるだろう。私が考えることは、何もない。

この本を書くことで、ケン・ボーデンはサイクルスポーツの大きな目的に貢献した。そしてそれは全国のサイクリングクラブに多くの新しい支持者を得ることになると確信している。
私は、いろいろな出版物の記事を書くように言われるので、著者の仕事の難しさを知っている。したがって、著者がこの本に費やした時間と苦労は多かったに違いない、彼の骨の折れる研究と集中的な努力に感謝する。

このような本は長い間必要とされ、国内で最も権威のあるサイクルレースのリファレンスブックとして、私たちの本棚に収まると確信している。(レジナルド・ハリス)

表紙

表題


ロードレースに勝つ最後のスプリント!
ビル・ベスト(オーピントン、ケント)はブライトンのマデイラ・ドライブでラインを最初に越える
ロンドンの南で始まったシーズン初期のレース 

広告のページ

右はロン・キッチング

2022年6月25日土曜日

自転車関係資料-124

 自転車関係資料-124

この本は「自転車とサイクリスト」ヴィルヘルム・ウルフ著 1890年発行

(Fahrrad und Radfahrer、Wilhelm・Wolf)

この本で以前から気になっていたのが、下の図のシュテファン・ファーフラー(Stephan Farffler、1633年 - 1689)の四輪車である。

ファーフラーは、ドイツの時計師で1655年に自走式車椅子を製作したと云われている。日本の平石久平次の陸舟奔車(1732年)よりも70年以上も遡ることになる。

ペダルクランク式の手動であるが、健常者であれば足での駆動も可能である。ファーフラーは、この四輪車と下の三輪車も製作していた。

リプリント版の表紙

表題

9頁
図1、ファーフラーのアート・カー(キャリッジ)

9頁の図を拡大

ファーフラーの三輪車
ペダルクランクと前輪の歯車が連動
三輪車や自転車の元祖とも云われている

この図も時々見かける

2022年6月24日金曜日

自転車関係資料-123

 自転車関係資料-123

この本は「自転車の修理」デビット・ウイリアムス著 1896年
(Bicycle Repairing: A Manual Compiled from Articles in The Iron Age、
Published by David Williams, New York, 1896)

緒言など一部抄訳、

この本は、”鉄の時代”の一連の記事に基づいている。 これらは、自転車修理の方法に関する実用的な情報を考慮して公開された。目的にしたがって、テストされ、実際の使用でわかった方法の説明は、理論ではなく経験の結果である。 

謝辞、自転車の製造業者と修理業者が提案と情報提供を行う際の心のこもったインテリジェントな協力により、次のページに含まれる事項の編集に大いに役立った。 この本は、大規模な施設だけではなく、特に全国に出現する小規模な修理店でも役立つことが期待されている。 自転車修理の分野は大きく、”鉄の時代”に登場した一連の記事は、新しく改良された方法を説明する目的で継続されている。 それらは取引の進行中に開発され、詳細に情報を提供している。

序章、 今日の自転車は、最も有能なメカニックと最強で最高の素材による科学的原理に基づいて製造されている。大手メーカーが完璧なホイールを製造するための費用を惜しまないものの、残念ながら、事故や乱用により、マシンが損傷して故障することがある。したがって、それを修復するために必要な方法と知識を持っている人が必要である。

 経験の浅い開業医の手に渡されると、永久に怪我は治らないし、おそらく台無しになったりする可能性がある。当業者によって治療された場合、元の強度と有用性は戻る可能性がある。 不思議なのは、自転車が時々故障するのではなく、それが継続するということである。ホイールとそのライダーの相対的な重量を考慮し、その明らかに脆弱な構造を考え、次にそれが使用中に受けた厳しいひずみを考えれば、当然修理が必要になる・・・

表紙

緒言

図1、軸受で自転車を支える
図2、自転車を転倒させて保持

図1、ホイールの組立

2022年6月22日水曜日

自転車関係資料-122

 自転車関係資料-122

この本は既に自転車関係書籍の古典と云える。確か1991年にアメリカのオハイオ州フィドレー(第11回、International Veteran Cycle Associationの大会)に行ったときに購入したと記憶している。

「現代の自転車」チャールズ・スペンサー、1876年(The Modern Bicycle  by Charles Spencer )

表紙

序文

序文の抄訳、
数年前の導入以来、自転車がもたらした素晴らしい変革。
これまでかなり時代遅れであったが、現在の新しいスタイルのマシンについて、幾つか指摘をしたい。
それらが友人に役立ち、以前の小冊子と同じくらい好意的に受け入れられることを願っている。
 2 オールド・ストリート、E.C.
1876年7月

8頁
練習方法

29頁
図11、ロードスター・タイプ

30頁
図12、レーサー・タイプ

32、33頁
二通りの乗車方法

2022年6月21日火曜日

自転車関係資料-121

 自転車関係資料-121

この本のタイトルも「完全なサイクリスト」(The Complete Cyclist, R.J.WAY)1952年発行(全120頁)である。

先の自転車関係資料-107のタイトルも同じ「完全なサイクリスト」初版1935年であった。

「完全」とか「完璧」というタイトルは、内容はともかくとして確かにユーザーの心を引き留める言葉である。これを読むと自転車のすべてが理解できるような気持ちにさせてくれる。だが殆どの場合は「不完全」で終わるのだが。完璧を目指すと云うことがこのタイトルの本当の趣旨であろう。何事もそうである。

序文の一部抄訳、

自転車の紹介 

個人が所有する自転車は、次の3つのグループに簡単に分けることができる。 非常に堅牢に構築されているため、多くの利用者が必要とするロードスターサイクルは、これまでは最大のグループであった。 このタイプのマシンは、ほとんど完全に注意を払っていないにもかかわらず、所有者に忠実なサービスを提供し続ける能力は、その設計と構造において多くを物語っている。 ケーブル・ブレーキやディレイラー・ギアなどのデリケートな部品を排除することは、これを可能にした。 おそらく、調整不良などは目立たないであろう。 

2番目のグループは、スポーツとツーリングのサイクルで構成されている。 これらはかなり異なっているが、一般的にロードスターよりもはるかに軽い構造である。フレームにゲージチューブを使用することで軽量化し、特定のアクセサリー用の軽合金、及び薄い断面のホイールとタイヤなどで構成。 このようなマシンは、スターラップのさまざまなより堅牢なサイクルの代わりにボーデンケーブルブレーキを採用しており、多くの場合、前者のグループにはないディレイラーギアが使用される。・・・・

表紙

目次

6、7頁

図2、型破りなフレーム
タネットのシルバーライト、ベイツのB.A.R、ヘッチンズのヴァイブラント、パリのガリビエ
図3、フォーク・エンドとロー付けフィッテング

44頁
図25、二つの人気ある変速機、シクロ・ベネルクス、ユーレー・ツールドフランス

77頁
図44の下、典型的なサドルバック、キャラダイスのカンペール・バック

私の自転車にも付いている
キャラダイスのサドルバック
2022年6月5日に購入

キャラダイス(Carradice) バーレイ BK ブラック


2022年6月20日月曜日

自転車関係資料-120

 自転車関係資料-120

この本は第二次世界大戦中のラレー工場の物語である。

本のタイトルは「このように我々は奉仕した」(thus we served)1946年発行

表紙

裏表紙

緒言

緒言の抄訳、
当時を振り返ってみると私の任務の一つであった戦時中の供給大臣として、特に通常の生産からの完全な切り替えに伴う場合に「商品を配達した」すべての請負業者の業績を称賛する。 
次の序文とジョージ・ウィルソン氏の奉仕者への賛辞は、これらの重要な戦争の年にラレー・インダストリーズ・チームを結成したマネージャーと労働者の決意と機知に対して、そのような記録が書かれていることは良いことである。
それは、現在の生産努力に従事する人々を刺激し、英国商品の顧客をも刺激する。
次のページで引用されている事実に、私が追加するようなことは何もない。
過去6年間、ラレーで「車輪を回転させ続けた」すべての人に、私の個人的な称賛と祝辞を送る。
アンドリュー・ダンカン
1946年2月11日

ラレー社の自転車組立ラインのようす


註、アンドリュー・ダンカン(1884年6月3日 - 1952年3月30日)
経歴、貿易委員会会長、商務庁長官、供給大臣などを歴任


2022年6月19日日曜日

自転車関係資料-119

 自転車関係資料-119

前回からの続き、

アメリカン・バイサイクラー「American Bicycler」チャールズ.E.パート(CHARLES. E. PRATT)1879年発行より、

14頁
ラルマンのベロシペード

一部抄訳、
ラルマンとキャロルのこの特許は、フット・クランク付きの二輪ベロシペードで、自転車の先駆者ともいえる最初の特許である。
そして、実際にどこでも得られた最初の完全な特許でもあった。 
そこに記載されているマシンは、鉄製のタイヤを備えた2つの木製の車輪で構成され、それはほぼ同じサイズで、前後に木製の止め木があり、そこから後端近くで下向きに突き出ている。後部の両側に2本の腕木がある。 ・・・

ピエール・ラレマンのベロシペード
米国での特許 1866年11月20日

註、本来であれば、ここでミショーのベロシペードが紹介されるはずだが、アメリカ本であるため、先にピエール・ラルマンが来ている。

17頁
洗練されたデザインの
フレンチ・ベロシペード 1869年

2022年6月18日土曜日

自転車関係資料-118

 自転車関係資料-118

前回からの続き、

アメリカン・バイサイクラー「American Bicycler」チャールズ.E.パート(CHARLES. E. PRATT)1879年発行より、

10頁
ゴンペルツのホビーホース
「芸術のレパートリー」vol.39 1821年からのイラスト


一部抄訳、
イギリスでも、新しいマシンの使用が続き、そしてそれはかなり支持された。
1821年にルイ・ゴンペルツによって改良されたマシンはジョンソンの製作したものとは異なり、ドライバーの前にあるハンドルをセグメント・ラックに接続し、前輪のピニオンをギアリングして、手と足蹴りで駆動できるようにした。

2022年6月17日金曜日

自転車関係資料-117

 自転車関係資料-117

前回からの続き、

アメリカン・バイサイクラー「American Bicycler」チャールズ.E.パート(CHARLES. E. PRATT)1879年発行より、

8頁
ジョンソンの歩行者カリクル

一部抄訳、
このマシンは、イギリスに導入され、1818年に「歩行者カリクル」としてデニス・ジョンソンがいくつかの改良を加えて特許を取得。すでにドラジナ、ドライジーネ、セレリフェール、ベロシペード(Drasina、Drasienne、célérifère、vélocipéde)の名前で注目を集め、フランスやドイツでかなりの使用された。
この最初の英国式自転車は、元のドライジーネを改良し、調整可能なサドル、前腕用のクッション付きレスト、および異なる配置のハンドルを備えていた。

2022年6月16日木曜日

自転車関係資料-116

 自転車関係資料-116

前回の続き、

アメリカン・バイサイクラー「American Bicycler」チャールズ.E.パート(CHARLES. E. PRATT)1879年発行より、

7頁
ドライジーネ

一部抄訳、
父が弁護士だったこのフォン・ドライス男爵は、著名な造園家であり、バーデン大公の森の管理人でもあり、科学的功績を残したと言われている。 歩くための補助として彼はある装置を使用した。 このセレリフェール(またはスピードを上げる)は、1816年に当時人気のパリのリゾートであったチボリの庭園に展示された。 

2022年6月15日水曜日

自転車関係資料-115

 自転車関係資料-115

この本は、アメリカン・バイサイクラー「American Bicycler」チャールズ.E.パート(CHARLES. E. PRATT)1879年発行。

この原書はかなり劣化が進み背表紙はボロボロである。今年(2022年)で143年も経っている。保管状態が悪かった所為でもある。

時々忘れた頃に書棚から出して眺めている。

表紙

THE AMERICAN BICYCLER:
A MANUAL 
FOR THE OBSERVER, THE LEARNER, AND THE EXPERT.
BY CHARLES. E. PRATT, A.M.,
B. BI. C.
アメリカのバイサイクラー:
観察者、学習者、そして専門家のためのマニュアル
チャールズ. E.パート著

ホビー・ホースに異議を唱えることはしない。私はめったにそうしない・・・私は自分でいくつかの自転車を所有し、頻繁に乗り回している。

5頁
エクセルシオール三輪車

時々見るイラスト

この三輪車のイラストは時々ネットなどで見かける。

2022年6月14日火曜日

自転車関係資料-114

 自転車関係資料-114

前回の続き、

英国の「サイクリング・マニュアル」(Cycling Manual、by H.H.England、Editor of ”CYCLING”)1954年の第23版より。

32、33頁

写真のキャプション、左から
●サドルバッグ用のツールと修理キット、便利なセレクション。
●このクイックリリース「スキューワー」は、サスペンションストラップをサドルの所定の位置に残したまま、バッグを取り外せる。
●便利なツーリングバッグキャリア。 重量を支え、バッグがブレーキにこすれるのを防ぐ。

48、49頁

●クラブライディングやツーリングのために製造した軽量化された高品質のデザインのロードレーサー。
●「オーダーメード」クラスの軽量レーシング。

66頁

●最新のCYCLO・BENELUXディレイラー・ギアは、最小の歯車でもチェーンをしっかりと保持するのが特徴。

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右、ミラーのダイナモ式ライト

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