2026年7月24日金曜日

特許関連

 特許関連

米国特許庁
コネチカット州ニューヘイブン在住のリチャード・C・ヘミングス
1869年7月13日付特許証第92,528号
自転車の改良

関係各位

コネチカット州ニューヘイブン郡ニューヘイブン在住のリチャード・C・ヘミングスは、自転車の新規かつ有用な改良を発明した。また、添付図面(本明細書の一部を構成する)を参照することにより、当該業者であればこれを製造および使用できる。

本発明は、トラクションホイールの内面に軸受を有するトラバースホイールによってトラクションホイールを回転させ、操作者がホイールのリム内で回転させることによって走行する。

添付図面において、図1は機械の側面図である。図2は図1の線xxを通る垂直断面図である。



明細書

2026年7月23日木曜日

イングリッシュ・メカニック誌

 イングリッシュ・メカニック誌

ザ・イングリッシュ・メカニック・アンド・ミラー・オブ・サイエンス・アンド・アーツ:
工学、建築、発明、製造業、産業の進歩、天文学、電気、化学、写真など
第9巻 1869年
THE ENGLISH MECHANIC AND MIRROR OF SCIENCE AND ART:

表題

7頁
アメリカにおける自転車運動
ヴェロシペードが国内外でこれほど注目を集めるとは、私たちはほとんど考えていなかった。そして、ヴェロシペードの構造に関するばかげた記事で欄が埋め尽くされることには、今でも抵抗がある。しかしながら、この時代の器械に興味を持つ読者のために、その構造における最新の改良点を記録することは私たちの義務である。そこで、彼らの特別な利益のために、最新のアメリカ製ヴェロシペードから選りすぐりのものを付録として掲載する。・・・

註、このページには、ヘミングス(Hemmings)による一輪車(ユニサイクル)式のヴェロシペードや「トレーパーズ・スリーウィールド・ヴェロシペード(Tremper's Three-Wheeled Velocipede)」、ニューヨークのハドソン川で試された「アイス・ヴェロシペード(Ice-velocipede)」が掲載されている。

2026年7月22日水曜日

ヴェロシペード関連

 ヴェロシペード関連

下の図は、1869年にフィラデルフィアで出版された楽譜『The Velocipede Set "A New Thing Under the Sun"』の表紙。当時の人気リトグラフ作家トーマス・シンクレアによって手掛けられたモノクロのリトグラフ(石版画)である。

中央のメインイラストは、 当時のロングスカートをはいた女性が、初期のペダル式自転車である「ヴェロシペード(Velocipede)」を優雅に乗りこなす姿を描いている。

下部には、この楽譜セットに含まれる楽曲リスト(VELOCIPEDE MARCH, VELOCIPEDE SCHOTTISCH, VELOCIPEDE WALTZ, VELOCIPEDE GALOP, VELOCIPEDE POLKA)が記載されている。

楽譜の表紙

2026年7月21日火曜日

世界100人の物語全集

 世界100人の物語全集

「世界100人の物語全集」〈9〉発明発見の物語―私はこんな人になりたい (昭和39年)

より、

自転車発明の歴史

ニエープスからミショー、ローソン三代にわたる創意工夫

わたしたちの子どものころは、外へ出ようとすると、「自転車に気をつけなさいよ!」 と注意されたが、今は、「自動車に気をつけて!」といわれる時代です。時代は進歩していき、便利な世の中になってきました。

ところが、そのかんたんな、もう、少し古くなった自転車でさえ、今の形になるまでには、七十年の苦心といろいろの人たちの創意と努力が、積み重ねられているのです。

わたしたちの身のまわりの道具は、みんな長い人類の歴史が生み出したものです。それを考えると、なんだかむねがわくわくするような、ふしぎな気持ちになりますね。

作・山本和夫 さしえ・下高原千歳


53頁

2026年7月20日月曜日

サイクル・エイジ誌

 サイクル・エイジ誌

全米自転車販売業者協会の機関誌
サイクル・エイジ・アンド・トレード・レビュー
第22巻 第1号 1898年11月3日発行
OFFICIAL ORGAN OF THE NATIONAL ASSOCIATION OF CYCLE DEALERS
THE CYCLE AGE AND TRADE REVIEW
Vol. XXII-No. 1 NOV. 3, 1898
シカゴ、1898年11月3日
アイバー・ジョンソンの広告
「見た目と理解の両方に満足できる商品は、容易に売れる。」
アイバー・ジョンソン・サイクルズ
デザインと仕上げの美しさで見た目に満足し、製造者の長年の経験と使用されている素材の素晴らしい品質で理解を満足させる。
誠実な自転車
誠実な価格で
卓越性の保証
すべての接続部は鍛造製、これ以上に強い構造はありません。
アイバー・ジョンソンのアームズ・アンド・サイクル・ワークス

サイクル・エイジ誌
第22巻 第1号 1898年11月3日発行

2026年7月19日日曜日

水陸兼用自転車

 水陸兼用自転車

中外商業新報:昭和6年8月30日付け

この発明は車輪のスポーク(骨)をリム(外周輪)の両側端に近く所定間隔を設けて二列に取つけ、その両側なる各スポークの相対せるものが互に二個ずつ一組となる様に構成したる車輪を、普通の自転車の後車輪装置部に装置して、該後車輪の両側対設スポークの各組に、ゴム製の翼片を着脱自在に取付け、タイヤの外周に多数のパケットを周辺に具えるパンドを着脱自在に被着し、前車軸及び後車輪軸の両側にはそれぞれ浮嚢を取付けたものである

(特許二九九五号)

(日本橋区蠣殻町三の一 飯塚〇造)

神戸大学附属図書館デジタルアーカイブより


2026年7月18日土曜日

ゴンパーズのヴェロシペード

ゴンパーズのヴェロシペード

 下の図は、1821年にイギリスのルイス・ゴンパーズ(Lewis Gompertz)によって開発された、腕と脚の両方の力で進む改良型の「ドライジーネ(ホビーホース)」である。

当時の自転車の進化において非常にユニークな工夫が施されており、以下のような構造的な特徴を持っている。

主な特徴とパーツの役割C(ハンドル・レバー部分): 乗り手が両手で前後に押し引きするレバー(ハンドルバー)。D・G(セクターギアとラックギミック): ハンドルレバー(C)と連動した「セクターギア(扇形歯車)」が前輪の軸にある小さなラチェットギヤ E(ピニオン)と噛み合っていて、手でレバーを引くと前輪が回転し、推進力を生み出す。B(胸当て): 乗り手が前傾姿勢になり、上半身(胸)を預けてしっかりと体重を支えるための布製パッド(クッション付きのフレーム)。これにより、腕で力一杯レバーを引くことができる。H(サドル): 乗り手がまたがる座席。当時はまだ現在の自転車のような「足で漕ぐペダル」がなかったため、乗り手はサドルに腰掛けた状態で地面を足で蹴って走り(脚の力)、同時に手元のレバーを引くこと(腕の力)で、より効率的に、かつ高速に進むことができるよう設計された。


ルイス・ゴンパーズのヴェロシペード