2026年8月27日木曜日

オリンピアのカタログ

 オリンピアのカタログ

下のカタログは1986年頃のもの、

1893年にイタリア・ミラノで創業した自転車メーカー「オリンピア(Olympia)」の歴史や初期のモデル、およびブランドの歩みを紹介するヴィンテージ風の表紙。

1893年にカルロ・ボルギ(Carlo Borghi)によって設立され、イタリアでビアンキに次ぐ歴史を持つ自転車ブランド。

CICLI OLYMPIA since 1893

表紙

スプリント・ジュニア

Cicli Olympiaの自転車カタログ・卸売価格表

2026年8月26日水曜日

モーターサイクル

 モーターサイクル

以下は、自転車メーカーが自動二輪車に進出した時期の一つの資料。

昭和30年代(1950年代半ばから後半)頃の日本における二輪車(オートバイ・スクーター)製造メーカーの一覧表。当時は戦後の乗り物需要の急増を背景に、日本全国に無数のオートバイメーカーが乱立した時期である。

その結果、後に撤退或いは倒産した企業も多い。


全国機械工場名簿
 昭和36年版
国会図書館所蔵資料

自動二輪車
会社名
【群馬県】
板垣㈱
三共電器㈱
富士重工業㈱
【埼玉県】
ブリジストン・サイクル工業㈱
本田技研工業㈱
山口自転車工場㈱
【千葉県】
田中工業㈱
【東京都(区)】
ゼブラモーター㈱
東京発動機㈱
東昌自動車工業㈱
三笠技研工業㈱
宮田製作所㈱
向島モーター製作所㈱
目黒製作所㈱
【東京都(郡)】
片倉自転車㈱
マルウチ自転車連鎖協同組合
武蔵野モーター㈱
富士自動車㈱
【静岡県】
鈴木自動車工業㈱
本田技研工業㈱
丸正自動車製造㈱
ヤマハ発動機機㈱
【名古屋市】
伊藤機関工業㈱
伊藤内燃機㈱
片山産業㈱
新三菱重工業㈱
平野製作所㈱
【愛知県(郡)】
トヨモータース工業㈱
みづほ自動車工業㈱
【三重県】
本田技研工業㈱ 鈴鹿
【兵庫県】
新明和工業発動機㈱

2026年8月25日火曜日

C.T.C. ガゼット

 月刊・C.T.C. ガゼット

このページは、1922年11月号『THE C.T.C. GAZETTE』259頁。
自転車の「交通上の地位」
ロンドンのいくつかの道路で行った交通量調査について
場合によっては自転車の台数が、その他の車両を全部合わせた数を上回った、という調査結果。
これは当時のC.T.C.(Cyclists' Touring Club)が、自転車を単なる娯楽用品ではなく、道路交通を構成する重要な交通手段として認めさせようとしていた。
こうした数字が、議会などで「自転車利用者の権利」が問題になった際の有力な根拠になる、と主張している。

自転車の灯火問題
1922年当時、イギリスでは夜間に道路を走る自転車について、後部灯火(rear lights)を義務化する問題が大きな議論になっていた。
C.T.C.はこの法案に対して批判的で、単純に自転車へ新たな義務を課すことに反対し、自転車利用者の立場を守るための政治的運動を展開した。

挿絵は、レイクランドの風景――お気に入りのツーリング地
アンブルサイドの古い教会と、下部は、湖水地方と山岳風景が描かれている。

259頁

2026年8月24日月曜日

『随筆 志賀先生の台所』

 『随筆 志賀先生の台所』

註、福田蘭童の『随筆 志賀先生の台所』では、志賀直哉の日常生活が細やかに描かれている。その中でも、自転車は志賀の質素で合理的な生活ぶりを象徴するものの一つであった。
志賀直哉は自転車を若い頃から親しみ、奈良や東京でもよく乗っていた。
 外出や散歩の代わりに自転車を利用し、近所への用事や知人宅への訪問にも乗って出かけた。
そして、自転車の曲乗りも得意としていた。

「志賀先生の台所」
福田蘭童 著
1977年発行
国会図書館所蔵資料

志賀先生は、自転車のハンドルをにぎってひらりとまたがり坂上へと前進した。見事な発進ぶりであった。青年のように颯爽たるうしろ姿であった。白ヒゲにあれだけのエネルギーがなぜあるのだろうか、と感心して拍手した。
・・・どうだい。この腕を、この脚力を・・・
 と誇張したかったのか、先生はハンドルから両手をはなしてみせた。曲乗りのつもりなのだろう
・・・こんどは逆行だぞ、よく見ておけよ・・・
と、言わんばかりに、両足で自転車をとめて逆行の姿勢をとった。サーカスの曲乗りを夢見たにちがいない。
志賀先生は、しっかりとハンドルをにぎり、ペタルを逆に踏んだ。カラカラという音がした。空まわりの音だ。競輪や曲乗り専用の自転車のようにギヤーとペタルが固定していないから、後退の歯止めは役立たぬ。
坂道だったから、あれよあれよと思う間に、自転車はずるずると後退して小川へと近づいてゆくではないか。・・・

2026年8月23日日曜日

C.T.C. ガゼット

  月刊・C.T.C. ガゼット

第3号 第12巻 
1894年3月
THE C.T.C. GAZETTE
No. 3. VOL. XII.
MARCH, 1894.

広告
広告
シンガーサイクル(SINGER CYCLES)
サドルとペダルを除く重量:27ポンド
シンガー(ライトロードスター)高級モデル
シンガー社、コベントリー

「スパークブルック・グランド」ロードスター(THE "SPARKBROOK GRAND" ROADSTER)
ツーリスト向けにこれまでに製造されたどの製品よりも優れていることがお分かりいただけるでしょう。
1. ハンドルバーは「ドロップ」にならずに美しく湾曲しているため、前かがみの姿勢を引き起こすという不合理な状態を回避できます。
2. トレッドは狭く、ギアケースとストレートブラケットボールレースのためのスペースが狭いため、剛性の高いベアリングが確保されます。
3. チェーンホイールは、一部のロードスターのように過度に小さくありません。(この点については、C. W. Brown氏のコメントを参照してください。)
4. ボールハブは完全に防塵仕様で、当社独自の製品です。最高の品質を目指し、素材と製造の品質を保証します。
5. シートピラーは、サイクリスト誌の編集者であるスターミー氏が提唱する見解に従って製造されており、必要に応じてライダーがサドルを前方に配置できるようになっています。
6. ブレーキとガードは、必要に応じてすぐに取り外すことができる。
7. 重量は、フルロードスターに最適で、総重量は34ポンドを超えません。
図解入り価格表のご請求は、
スパークブルック・マニュファクチャリング社(英国コベントリー)まで。

2026年8月22日土曜日

C.T.C. ガゼット

 月刊・C.T.C. ガゼット

第3号 第12巻 
1894年3月
THE C.T.C. GAZETTE
No. 3. VOL. XII.
MARCH, 1894.

広告 8頁

 C.T.C. 月刊ガゼット
広告
1894年3月
広告主様へ
この雑誌は、世界中のどの自転車雑誌よりも比類のない最大かつ最も信頼できる発行部数を誇ります。
市場で最高の商品。
あらゆるレベルのライダーに適したマシン。
ニューハウ・タンデム
販売店:
マンチェスター、ブリストル、カーディフ、ニューカッスル、ストックトン、ダーリントン、ミドルズブラ、ハル、イプスウィッチ、ノリッジ、ロンドン(48、ファリンドン、ロンドン、ダブリンなど)
ニューハウマシン株式会社
本社および工場:グラスゴー、ブリッジトン

2026年8月21日金曜日

サイクリング用車の設計

サイクリング用車の設計

第8回 女子用フレームの寸法図

日本サイクリングクラブ (J.C.C.)

鳥山新一 著

序:今年にはいってからサイクリングは爆発的な大流行となり、これに伴ってメーカ側もようやくサイクリング用車の生産に着手しはじめているが、何分にも経験の少ない車種であるだけに、どのような車を製作すべきかの点で迷っている様子が見受けられる。

7月20日現在。生産にはいっている東京の2社以外は、試作あるいはそれ以前の段階にあり、サイクリング用車の設計や装備についての指導依頼や照会が相当に多い。

フレーム設計の基礎的事項に関しては、すでに本誌第9号と第10号にまとめて記したので、ここにその実施の一例として、日本でのサイクリング用車はどのようにあるべきか、ということについて設計、製作上の要点を記して御参考に供したいと考える次第である。

というわけは、従来サイクリング関係の雑誌等で流布されている「サイクリング用車」というものの中心をなす考え方が、あまりにもイギリス直訳の方式であり。「サイクリングは細いタイヤのイギリスふうのクラブモデルでなければ本当に楽しめない。」といったような昔からのあやまった。しかし根強い考え方がかなり広くいきわたっているためである。これでは日本の自転車界にとって特筆すべきサイクリングという新分野への出発時機にあたって、メーカや使用者側がほとんど白紙状態に近いだけにその正しい方向をあやまる危険が多分にあると思われる。

しかもこうした二言目には、「イギリスでは」 というはなはだ視野が狭く主体性のない点や、サイクリングの本質をよく理解していない点等には、業界もメーカ側もようやく気付いて、ここでやや批判的になってきたことは、日本の国情に適した車を生み出し、本当の意味での「日本のサイクリング」を育て、日本の自転車産業を発展させる上から大いに喜ぶべきことである。・・・


表紙
「サイクリング用車の設計」
 鳥山新一 著 日本サイクリングクラブ
1955年発行
国会図書館所蔵資料


1頁