2026年7月21日火曜日

世界100人の物語全集

 世界100人の物語全集

「世界100人の物語全集」〈9〉発明発見の物語―私はこんな人になりたい (昭和39年)

より、

自転車発明の歴史

ニエープスからミショー、ローソン三代にわたる創意工夫

わたしたちの子どものころは、外へ出ようとすると、「自転車に気をつけなさいよ!」 と注意されたが、今は、「自動車に気をつけて!」といわれる時代です。時代は進歩していき、便利な世の中になってきました。

ところが、そのかんたんな、もう、少し古くなった自転車でさえ、今の形になるまでには、七十年の苦心といろいろの人たちの創意と努力が、積み重ねられているのです。

わたしたちの身のまわりの道具は、みんな長い人類の歴史が生み出したものです。それを考えると、なんだかむねがわくわくするような、ふしぎな気持ちになりますね。

作・山本和夫 さしえ・下高原千歳


53頁

2026年7月20日月曜日

サイクル・エイジ誌

 サイクル・エイジ誌

全米自転車販売業者協会の機関誌
サイクル・エイジ・アンド・トレード・レビュー
第22巻 第1号 1898年11月3日発行
OFFICIAL ORGAN OF THE NATIONAL ASSOCIATION OF CYCLE DEALERS
THE CYCLE AGE AND TRADE REVIEW
Vol. XXII-No. 1 NOV. 3, 1898
シカゴ、1898年11月3日
アイバー・ジョンソンの広告
「見た目と理解の両方に満足できる商品は、容易に売れる。」
アイバー・ジョンソン・サイクルズ
デザインと仕上げの美しさで見た目に満足し、製造者の長年の経験と使用されている素材の素晴らしい品質で理解を満足させる。
誠実な自転車
誠実な価格で
卓越性の保証
すべての接続部は鍛造製、これ以上に強い構造はありません。
アイバー・ジョンソンのアームズ・アンド・サイクル・ワークス

サイクル・エイジ誌
第22巻 第1号 1898年11月3日発行

2026年7月19日日曜日

水陸兼用自転車

 水陸兼用自転車

中外商業新報:昭和6年8月30日付け

この発明は車輪のスポーク(骨)をリム(外周輪)の両側端に近く所定間隔を設けて二列に取つけ、その両側なる各スポークの相対せるものが互に二個ずつ一組となる様に構成したる車輪を、普通の自転車の後車輪装置部に装置して、該後車輪の両側対設スポークの各組に、ゴム製の翼片を着脱自在に取付け、タイヤの外周に多数のパケットを周辺に具えるパンドを着脱自在に被着し、前車軸及び後車輪軸の両側にはそれぞれ浮嚢を取付けたものである

(特許二九九五号)

(日本橋区蠣殻町三の一 飯塚〇造)

神戸大学附属図書館デジタルアーカイブより


2026年7月18日土曜日

ゴンパーズのヴェロシペード

ゴンパーズのヴェロシペード

 下の図は、1821年にイギリスのルイス・ゴンパーズ(Lewis Gompertz)によって開発された、腕と脚の両方の力で進む改良型の「ドライジーネ(ホビーホース)」である。

当時の自転車の進化において非常にユニークな工夫が施されており、以下のような構造的な特徴を持っている。

主な特徴とパーツの役割C(ハンドル・レバー部分): 乗り手が両手で前後に押し引きするレバー(ハンドルバー)。D・G(セクターギアとラックギミック): ハンドルレバー(C)と連動した「セクターギア(扇形歯車)」が前輪の軸にある小さなラチェットギヤ E(ピニオン)と噛み合っていて、手でレバーを引くと前輪が回転し、推進力を生み出す。B(胸当て): 乗り手が前傾姿勢になり、上半身(胸)を預けてしっかりと体重を支えるための布製パッド(クッション付きのフレーム)。これにより、腕で力一杯レバーを引くことができる。H(サドル): 乗り手がまたがる座席。当時はまだ現在の自転車のような「足で漕ぐペダル」がなかったため、乗り手はサドルに腰掛けた状態で地面を足で蹴って走り(脚の力)、同時に手元のレバーを引くこと(腕の力)で、より効率的に、かつ高速に進むことができるよう設計された。


ルイス・ゴンパーズのヴェロシペード

2026年7月17日金曜日

日米商店関連

 日米商店関連

以下は日米商店関連の資料、

二十四 自轉車競爭 曲乗り

自轉車競争とか曲乗リとか云ったものにも、大いに全力を傾注致した。當時は自轉車の我國に於ける興隆期であり、限られた一部紳士間の娛樂用から、漸く一般實用化に向つて過速度的に發展致してをった時分であったからして、自轉車競争なども大いに大衆の人氣を集めてをった。

米車スターリングを扱った時代にも、既に日米商店所属選手は養ってをって、各地の競爭會には出場させてをったが、餘り思はしくなく、徒に他の米車チームに名を爲さしめてをった。それでも、九州日々新聞社主催で行はれた九州一周千哩レースなどスターリングの吉井選手が一着の榮冠を得たりも致したが、・・・


「矢でも鉄砲でも」
 岡崎久次郎 著 昭和15年発行
国会図書館所蔵資料
以下同じ

写真を拡大
岡崎家の自転車チーム

199頁

2026年7月16日木曜日

バイシクリング・ワールド誌

 バイシクリング・ワールド誌

バイシクリング・ワールド・アンド・L.A.W. ブレティン
1889年5月24日発行

イーグルの広告、
世界最軽量の走行用ホイール
走行の容易さ、スピード、安全性、坂道の登り、惰性走行、快適性、強度において比類のない性能を誇り、まさに完璧な自転車に必要なすべての要素を備えている。
イーグル自転車製造会社
コネチカット州スタンフォード

93頁

2026年7月15日水曜日

カナディアン・ホイーマン誌

 カナディアン・ホイーマン誌  

下の資料は、1887年7月に発行された『The Canadian Wheelman』第6巻・第9号の表紙。

この雑誌は「カナダ自転車愛好家協会(Canadian Wheelmen's Association)」の公式機関誌。

表紙の広告は、ボストンに拠点を置いていたOverman Wheel Co.で、ヴィクター(Victor)自転車の特徴と優位性を質問形式で列記している。

「ヴィクター」ブランドの優位性を、タイヤの品質、リムの強度、ゴム製ペダルなどの技術的側面から解説している。

『The Canadian Wheelman』第6巻・第9号
カナダ、ロンドン、1887年7月発行

質問:自転車に乗ることは歩くことよりも優れていますか?
回答:はい。実証するには、1000ポンドの鉄を四角い箱に入れて運ぶのと、同じ鉄を樽に入れて転がすのを比較してください。
質問:ライダーは自転車を貸すべきでしょうか?
回答:いいえ。器械に恨みでもない限り。
質問:最高級のホイールに乗る価値はありますか?
回答:はい。安物のホイールはすぐに摩耗してダメになります。安物のホイールは乗るためではなく、売るために作られています。
質問:なぜ「ヴィクター」は普遍的に走りやすいと認められているのですか?
回答:タイヤ以外のすべての点で剛性があり、タイヤ部分で正しい方向に最大の弾力性を発揮するからです。・・・