2026年10月22日木曜日

デジタル・ライブラリー(更新)

 デジタル・ライブラリー(更新)

  日本自転車史研究会デジタル・ライブラリー 

現在、日本自転車史研究会では会報などに掲載された投稿記事のデジタル化を進めている。

今後、デジタル編集が終わったものから逐次ネットにUPを予定。

(他のサイトからの記事もあり)

 2026年10月22日現在、「 102、日本の自転車史」を更新

1、知られざる銀輪の”わだち” 大津幸雄

2、日本の自転車史と鑑札 高橋 勇

3、歴史を大事にしたい 今井彬彦

4、カレンダーに見る山王とロン・キッチンそして鳥山新一 渋谷良二

5、ドライジーネとミショー型の歴史 小林恵三

6、梶野仁之助伝(改訂版) 大津幸雄

7、日本の自転車史・その疑問点(改訂版) 大津幸雄

8、日本における自転車の製造・ 販売の始め 齊藤俊彦

9、自転車の歴史探訪 大津幸雄

10、「自転車学」の提唱 佐野裕二

11、日本のオーディナリー型自転車の歴史 大津幸雄

12、資料で読む中村春吉 大津幸雄

13、NCTCの分派 渋谷良二

14、自転車産業技術の変遷に関する一考察 渡邉喜久

15、「第三フランス通信」について 渋谷良二

16、彦根藩士「人力自走車」創製の記録 大須賀和美

17、自転車全書 松居松葉

18、ロンドン・ペダリング 大津幸雄

19、アンチック自転車 高橋 勇

20、創立20周年を迎えて 石原政雄

21、日本の自転車製造業の歴史 大津幸雄

22、パリの古本屋をたずねて 瀧川美佐緒

23、初めてのサイクリング 大津幸雄 

24、日本の自転車灯火 梶原利夫

25、オーディナリー自転車について 大津幸雄

26、江戸中期の自転車「陸舩車」  真船高年

27、日本の自転車の歴史(遺稿) 佐野裕二

28、History of The Ordinary in Japan Yukio Ootsu

29、”歴史は繰返す”スポークの折損より 井上重則

30、お寺にあったダルマ自転車 大津幸雄

31、旅と自転車史 植原 郭

32、日本輪友会について 大津幸雄

33、自転車発展の途をたどる 高木六弥

34、日本自転車史の脇役たち 高橋 達

35、自転車はどこを走ればよいのか? 大津幸雄

36、Around the world on a bicycle  Thomas・Stevens

37、自轉車利用論 金澤来藏

38、Bicycles & tricycles  Archibald Sharp

39、Across Asia on aBicycle Allen and Sachtleben

40、各地の自転車小史 須賀繁雄

41、The Modern Bicycle  Charles Spencer

42、Round the World on a Wheel John Foster Fraser

43、自転車発明の始祖に思う 奈良重幸

44、自転車術 渡辺修二郎

45、名古屋デザイン博の自転車イベント 大津幸雄

46、「 自転車」のスポーツ史的考察 奈良重幸

47、日本の自転車製造業の歴史(改訂版) 大津幸雄

48、遠いフィンドレー 大津幸雄

49、ドライジーネの原書コピー 八神史郎

50、郵便と自転車 斧 隆夫

51、自転車史研究ノート 稲垣正浩

52、明治12年と自転車 齊藤俊彦

53、人力飛行の夢を追って 稲垣正浩

54、明治末の鳥取における自転車競走 大熊広明

55、ジャパンパンチ・ワーグマン 高橋 勇

56、ニュースレター・バックナンバー 大津幸雄

57、娯楽俱楽部 民友社

58、日本の自転車製造業の歴史(改訂新版) 大津幸雄

59、郵便と自転車 大津幸雄

60、明治期の埼玉における自転車事情 佐竹慎太郎

61、名車 "Rene・HERSE" 上野修一

62、スティーブンスの自転車世界一周 大津幸雄

63、簡易写真術 扶桑商会

64、1985年版資料目録 日本自転車史研究会

65、Velocipedes  Bicycles and Tricycles  1869 Velox

66、日本で最初の自転車旅行 大津幸雄

67,輪界追憶録 佐藤半山遺稿

68、輪界追憶録について 高橋 達

69,佐藤半山の遺稿 高橋 達

70、スティーブンスの日本での旅程 大津幸雄

71、アメリカン・スターについて 大津幸雄

72、堺の自転車 堺輪業協会

73、外装変速機のすべて 前田鉄工所

74、簡易自転車修繕法 佐藤喜四郎

75、ホルストマンの日本滞在記 大津幸雄

76、フランク・レンツとビクター号 大津幸雄

77、陸奔車の中川泉三 説 大津幸雄

78、正田門弥の千里行車について 大津幸雄

79、ヴェロシペードの時代 大津幸雄

80、ラントーン(RANTOONE)について 大津幸雄

81、「提督の物語」のヴェロシペード 大津幸雄

82、ヴェロシペードの時代(増補版) 大津幸雄

83、「ジャパン・パンチの自転車」-1 真船高年

84、自転車の復権 大津幸雄

85、千里行車と陸奔舟車の駆動方式 大津幸雄

86、自転車の切手について 大津幸雄

87、日本最初のサイクリング? 小林恵三

88、やはり明治の自転車リロイ号 大津幸雄

89、ジャパン・パンチの自転車 -2 真船高年

90、ジャパン・パンチの自転車 続編 真船高年

91、埴 亀齢の三輪車 大津幸雄

92、郵便と自転車の出会い 大津幸雄

93、足柄・箱根サイクリング 大津幸雄

94、南アルプススーパー林道サイクリング 渋谷良二

95、世附サイクリング 大津幸雄

96、第1回ポリージャポン 大津幸雄

97、門弥が先か? 大津幸雄

98、ラレーの思い出 山中唯裕

99、自転車年表 大津幸雄

100、サンビームのレストア記録 小池一介

101、リンゲのボーンシェーカー 大津幸雄

102、日本の自転車史 大津幸雄

103、会報「自轉車」創刊号 日本自転車史研究会

104、自転車の起源はどこにあるのか 小池一介

105、モトゥス 陸奔舟車  日本自転車史研究会

106、レンツの日本自転車旅行 大津幸雄 編

107、自転車店の老舗探訪 大津幸雄

108、スティーブンスの日本旅行記 大津幸雄 編

109、続・スティーブンスの日本旅行 大津幸雄 編

110、石川商会について 大津幸雄

111、自転車世界一周 大津幸雄 編

112、パーツのデザイン 大津 幸雄


2026年10月21日水曜日

ホビーホースの風刺画

ホビーホースの風刺画

下の画は、 1819年に出版された、ウィリアム・ヒース(William Heath)作と伝えられる風刺画『A Family Party Taking an Airing』。 

19世紀初頭に流行したペダルやブレーキのない初期の自転車「ホビーホース(ベロシペード)」を風刺したもので、乗る男性が悪戯をするサルやペットたちに振り回される滑稽な様子が描かれている。 新しい乗り物と社会の風潮を痛烈にパロディ化している。

1817年にドイツのカール・フォン・ドライス男爵によって発明された ドライジーネ は、ペダルがなく、地面を足で直接蹴って進む「自転車の元祖」で、当時、イギリスの都市部の上流・中流階級(ダンディたち)の間で流行したが、不格好に足を動かす姿が非常に滑稽であったため、当時の風刺画家たちの格好の材料となった。 

「最新の流行を追い求めて気取ってはいるものの、実態は動物たちに振り回され、必死で見苦しい姿を晒している人間たちの滑稽さ」 を、家族のピクニックという形を借りて辛辣に、かつコミカルに批判している。


ホビーホースの風刺画

2026年10月20日火曜日

ノーウッド自転車会社

 ノーウッド自転車会社

下の資料は、

アメリカ・オハイオ州シンシナティにあった「NORWOOD BICYCLE COMPANY(ノーウッド・自転車会社)」の広告

「NORWOOD BICYCLES」(ノーウッド・自転車)

独占企業によって製造されたものではない、とある。

19世紀末から20世紀初頭のアメリカでは、大企業によるトラスト(企業合同・独占)に対する反発が強まっていた。自社が独立系メーカーであることをアピールし、公正な品質と価格を提供していることを強調している。

「Model 22」、

 ダイヤフラム型のドロップハンドル、チェーン駆動、大型のチェーンリングなどを備えたダイヤモンドフレームの自転車(セーフティ・バイシクル)。

 (入手可能な最高の素材を使用し、最も経験豊かな職人によって誠実に作られています。美しさや実用性を高めるための細部も見逃されていません。すべての自転車[ホイール]に保証がついています。)

「NORWOOD BICYCLE COMPANY」

オハイオ州シンシナティ、プラム・ストリート 62-68番地


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1900年頃

2026年10月19日月曜日

ロンドン自転車クラブ会報 - 22

   ロンドン自転車クラブ会報 - 22

第1巻 第22号
A. O. ウォード & J. S. ストークス 編集
1878年8月22日(木曜日)

表紙

153頁

交換・売買リスト
(3行以内の掲載 2回で1シリング)
・58インチ「スタッセン(Stassen)」、前輪ブレーキ付き、昨シーズン新品購入、価格12ポンド。— J. F. マーチャント(J. F. Marchant)、バーナーズ・ストリート59番地(W)。

売り — 57インチ新品レーシング用「ハンバー(Humber)」、12ポンド;および56インチ・セミレーサー「ハンバー」、10ポンド。— 連絡先:ギルバート・F・ベック(Gilbert F. Beck)、チズルハースト(Chislehurst)。

54インチ「スタッセン」、最新の改良点すべて装備、価格11ポンド。良質な自転車を安く手に入れたい方は、ぜひこれをご覧ください。— H. V. クリーヴァー(H. V. Cleaver)、ラドブローク・ロード20番地(W)。

56インチ「ノーウッド(Norwood)」、先月新品で購入。サイズが大きすぎたため、同メーカーの小さいものを購入予定。重量は完成状態で46ポンド。あらゆる点で状態は完璧。価格12ポンド。— A. オジエ・ウォード(A. Ogier Ward)。

以下はノーウッド(Norwood)関連の資料、

広告

「1878 Makers of the 'Empress' and 'Norwood' bicycles」(1878年 「エンプレス」および「ノーウッド」自転車の製造業者)は、初期のイギリスにおける自転車(ペニー・ファージング/オーディナリー型自転車)の製造業者である W. Keen & Co.(ウィリアム・キーン社)

 ウィリアム・キーン(William Keen)が経営していたイギリス・サウス・ノーウッド(South Norwood)の自転車・三輪車製造所「エンプレス・バイシクル・ワークス(Empress Bicycle Works)」。

2026年10月18日日曜日

初期の蒸気機関付三輪車

 初期の蒸気機関付三輪車

下の図は、19世紀初頭(1820年代〜1830年代頃)の乗り物(蒸気機関付三輪車)、新しい移動手段の発展を戯画化したイギリスの風刺画。

•馬の形をしたボイラーや煙突を備えた、蒸気駆動の三輪・特殊な蒸気馬車(ゴーズワージー・ガーニーらの蒸気自動車や初期の蒸気機関を模したもの)。

• これを見た右側の女性たちは、当時の流行のドレスやボンネット(帽子)を身につけ、驚いた様子で振り返っている。


初期の蒸気機関付三輪車 風刺画
1820年頃

2026年10月17日土曜日

ロンドン自転車クラブ会報 - 21

  ロンドン自転車クラブ会報 - 21

第1巻 第21号
A. O. ウォード & J. S. ストークス 編集
1878年8月15日、木曜日

表紙

146頁

南西(S.W.)地区 (抜粋)
8月10日――この日は空振りの一日だったようだ。
あるメンバーが町に足止めされ、S.W.(南西)支部やW.(西)支部の出発に間に合わなかった(W.支部は以前行っていたルートをやめてしまっていたのだ)。そこで彼は夕方、ステインズ(Staines)まで自転車を走らせ、合流したS.W.支部とS.E.(南東)支部の一団と一緒に戻ってこようと考えたが、どちらの支部の姿も見当たらなかった。帰路、荷馬車に遭遇し、とっさに自転車から飛び降りたことで、辛うじて衝突を免れた。御者は激しい剣幕でまくし立てていたが、「手綱を持たず、馬を制御できていない状態で運転したとして通報する」と脅すと、急に大人しくなった。ハウンズロー(Hounslow)からステインズへ至る道は、アッシュフォード・コーナー(Ashford corner)付近のいつもの砂利が浮いた箇所を除けば、珍しく路面状態が良かった。H.J

交換・売買リスト 
(3行以内の掲載2回、料金は1シリング)
売り:ブライトン製「ゴダード(Goddard)」、52インチ、全面光沢仕上げ。
ローラーベアリング、極めて高性能な前輪ローラーブレーキ装備。
購入価格24ポンド、販売価格12ポンド。— H. C. Visick, Abercrombie Villa, Rosslyn Hill, Hampstead, N.W.

交換:「ジョンソン(Johnson)」製マイレージ・インジケーター(走行距離計)の54インチモデルを、同社製56インチモデルと交換したい。— W. J. Williams, 28, Highbury Place, N.

売り:「ハンバー(Humber)」新品レーシングモデル57インチ、12ポンド。同セミレーサーモデル56インチ、10ポンド。— 連絡先:Gilbert F. Beck, Chislehurst.

売り:「スタッセン(Stassen)」54インチ、最新の改良点すべて採用、価格11ポンド。
良質な自転車を安く手に入れたい方は、ぜひこれをご覧ください。— H. V. Cleaver, 20, Ladbroke Road, W.

2026年10月16日金曜日

タンデム・ドライジーネ

 タンデム・ドライジーネ

下の画は、1819年にイギリスの画家チャールズ・ウィリアムズ(Charles Williams)によって描かれた風刺画「A LAND CRUISE on one of the Patent Hobby Horses(特許ホビーホースの陸上航海)」。

当時のヨーロッパで大流行していた「自転車の原形」を巡る社会現象や流行、階級社会をユーモラスに描いている。

1817年にドイツのカール・フォン・ドライス男爵によって発明され、ペダルはなく「足で地面を蹴って進む」乗り物。イギリスに導入されると、上流階級やおしゃれな若者たちの間でブームとなったが、「奇妙な乗り物」として多くの風刺画の対象となる。

中央でホビーホースを漕いでいる2人は水兵(セーラー)で、前方の水兵が「風もないのに素晴らしい航海(セーリング)だぜ!」と喜んでいる。操縦が荒っぽいため、左側にいる「ダンディ(気取り屋のいなせな紳士)」に激突している。ぶつけられた紳士はハンドルを離し、帽子を飛ばしてひっくり返りそうになっている。

水兵たちが乗っているホビーホースは、実物にはない「2人乗りのサドル」と「後部座席」が取り付けられた架空の大型モデルである。後ろの座席には着飾った女性たちが乗ってお酒を楽しんでおり、「乗り合い馬車(Dilly)より快適ね!」とはしゃいでいる。

右奥には、馬車がひっくり返り、人々が地面に投げ出されている凄惨かつコミカルな様子が描かれている。

セリフには当時の俗語(スラング)が含まれている。水兵たちが「ダンディ(Dandy)を轢いちまうぞ!」「ダンディをひっくり返してやった!」と言っているが、これは「おしゃれな紳士(ダンディ)」という意味と、当時ホビーホースが「ダンディ・ホース」とも呼ばれていたことから、「乗り物」と「気取った男」の両方を引っ掛けたダブル・ミーニングになっている。

ドライジーネの風刺画