自轉車瓦版 第98号
昭和60年12月24日発行
発行所 日本自転車史研究会
★大阪、高橋 勇氏からの情報、
先日、四国に木製の自転車があると、古物商より知らせがあった。目下写真を取付け中である。 大阪の古本市で自転車の絵がある引札を入手、程度は中級の下であったが、価格は20,000円であった。錦絵と同様引札もだんだん手の届かないものになってしまった。瓦版94号のダルマ自転車の件で、明治14~5年頃は良い見方と思う。フロントフォークが大分寝ているし、ホイールの仕上げも角張っているようだ。(コピーなので充分わからないが)このヘッド型は、文化センターで以前行われた明治自転車展に出品されたものと同型と思われる。
★昭和28年5月発行の『サイクル』(サイクル時報社)p.31~P.33に自転車の変遷として、ホビホース、ベロシファール、その他のさし絵と解説の記事がある。同7月号の『サイクル』のp.70~p.73に、日本自転車の生い立ち、中西捨三・記がある. P.74には「今日までに本邦自転車産業発展史として見るべきものは何等出来ていないのは残念である。歴史的記録や資料がないからといって歴史そのものがなかったわけではない。いくら世界に誇る日本の自転車界と声をからして叫んでみても、その履歴書がうやむやで判然としていないなどとは世界の人に聞かせてもお恥しい話である。(中略)自転車界が自分達の子孫に伝えるべき正史を作ることに費やしても無賊ではあるまいと思う」(S)
以上は東京・須賀繁雄氏からの情報による。

















