2011年11月10日木曜日

ミラーサイト

1ヶ月ほど前から制作していました日本自転車史研究会のミラーサイト(輪史会)が、ほぼ完了しましたので、お知らせします。

以下がそのサイトです。

https://sites.google.com/site/rinshikai/

自転車検索

2007.11.29付けのニュースレター(NEWSLETTER)NO.126で、
国会図書館近代デジタルライブラリーを使って自転車の検索をしたところ93件でした。本日、改めて検索したところ349件になっていました。

以下がその検索結果

1. JES日本機械規格. 自転車 第1集. - 再版,日本規格協会, 昭和23

2. 愛児と共に / 高田義一郎著,教育学習社, 昭和17

3. 愛知県銃後美談集. 第2輯 / 愛知県教育会編,川瀬書店, 昭和15

4. 青森県警察類典. 下巻,青森県警察部, 昭和6

5. 明石商工名鑑. 昭和9年版,明石商工会議所, 昭和9

6. 秋田沿革史大成 / 橋本宗彦著,橋本宗一, 明29,31

7. 明日の自転車店経営 / 日米商店総務部編,日米商店富士聯盟本部, 昭和9

8. 如何にして生活すべき乎 / 開拓社編,開拓社, 明33.4

9. 石川県の林業. 続 / 石川県内務部編,石川県内務部, 大正6

10. 一宮商工案内. 昭和12年版,一宮市, 〔昭和13〕

11. 岩手県商工人名録,盛岡商工会議所, 昭和4

12. 運動年鑑. 昭和16−18年 / 朝日新聞社体力部編,朝日新聞社, 昭和16−18

13. 英国自動自転車便覧. 1931年版,英国自転車及自動自転車製造販売業者協会, 昭和6

14. 英和応用会話指針 / 島田豊他,博文館, 明30.11

15. 英和日用会話 / 林弘之著,松雲堂, 明39.1

16. 欧洲之風俗 / 西滸答案他,大庭和助, 明20.7

17. 大阪外国貿易調. 明治26,31−43年,大阪府内務部, 明28−44

18. 〔大阪市〕産業部調査資料. 第19輯 / 大阪市産業部編,大阪市産業部, 昭和16

19. 大阪市蒐集海外競争品見本集. 第1−2輯,大阪市産業部貿易課, 昭和15

20. 大阪商工同業名鑑. 金属品之部 大正14年度 / 弘文館編,弘文館, 大正13

21. 大阪商工名録. 昭和12,15年版 / 大阪商工会議所編,大阪商工会議所, 昭11至15

22. 大阪商工名録 / 大阪商工会議所編. - 訂,大阪商工会議所, 昭和8

23. 大阪貿易彙纂. 昭和9,10年 / 大阪府立貿易館編,大阪府立貿易館, 昭10至11

24. 大阪貿易彙纂. 昭和11−13年 / 大阪府立貿易館編,大阪府立貿易館, 昭和12−15

25. 大阪貿易彙纂. 大正15・昭和元年 第1−5篇至昭和8年 / 大阪府立貿易館編,大阪府立貿易館, 昭和2至9

26. 大津商工人名録,大津商工会議所, 昭和10

27. 岡崎商工人名録. 昭和9年版,岡崎商工会議所, 昭和9

28. 岡崎商工人名録. 昭和10年版,岡崎商工会議所, 昭和10

29. 岡崎商工人名録. 昭和8年版,岡崎商工会議所, 昭和8

30. 小川温泉誌 / 伊藤祐賢編,伊藤祐賢, 明37.6

31. 尾道商工名録. 昭和9年版,尾道商工会議所, 昭和9

32. 帯広商工人名録. 昭和9年版 / 帯広商工会編,帯広商工会, 昭和9

33. 女哲学 / 笹の屋主人著,嵩山房, 明38.10

34. 改正新法規自動車必携 / 柳正堂編輯部編,柳正堂書店, 昭和9

35. 甲斐繁昌記 / 佐野通正編,甲斐繁昌記編纂所, 明36.6

36. 角礫 / 内田宗義著,大同書院, 昭和18

37. 鹿児島県警察統計書. 昭和4至6年 / 鹿児島県警察部〔編〕,鹿児島県警察部警務課, 昭和5−8

38. 柏崎商工人名録. 昭和17年版 / 柏崎商工会議所編,柏崎商工会議所, 昭和17

39. 家庭新話 / 樋口二葉(新六)著,読売新聞社, 明39.9

40. 家庭体操 / 永井道明著,文昌閣, 明44.5


41. 神奈川県工場便覧. 昭和12年版 / 横浜商工会議所編,横浜商工会議所, 昭12

42. 神奈川県工場名簿. 昭和16年度 / 横浜商工会議所編,横浜商工会議所, 昭和16

43. 神奈川県財務之栞. 〔大正2〕,神奈川県, 大正2

44. 神奈川県財務之栞. 〔大正7〕,神奈川県, 大正7

45. 金物便覧. 第1輯,工業日日新聞社, 昭和16

46. 金と女から見た米国及米国人 / 佐々木指月著. - 再版,日本評論社出版部, 大正10

47. 川口商工人名録. 昭和13年,川口商工会議所, 昭和13

48. 川崎市商工案内 / 川崎市商工協会編,川崎市商工協会, 昭和13

49. 簡易自転車修繕法 / 佐藤喜四郎著,快進社, 明35.5

50. 簡易自転車修繕法 / 佐藤喜四郎著,快進社, 明38.1

51. 漢口経済事情. 第1輯,漢口日本商工会議所, 昭11

52. 外国特許要覧. 精密機械 第6号至第19号 / 日本学術振興会編,日本学術振興会, 昭和11−13

53. 額幅自在. 上,下巻 / 林祖洞書,泰東書道院出版部, 昭15

54. 学校衛生概論 / 北豊吉著,右文館, 大正9

55. 企業整備令の解説 / 商工経営研究会編,大同書院, 昭和17

56. 教育ポンチ新案絵ばなし,加藤耕書堂, 明27.4

57. 兄弟いとこものがたり / 吉田甲子太郎著他,新潮社, 昭和23

58. 京都実業界 / 佐藤純吉他,博信社, 明45.5

59. 京都府税務提要 / 中西勝太郎編,中西勝太郎, 明44.10

60. 岐阜県警察法規類聚 / 岐阜県警察部編纂,啓文社, 昭和2

61. 岐阜県商工要覧,万朝報名古屋支局, 昭和14

62. 岐阜商工名鑑,岐阜商工会議所, 昭和14

63. 岐阜商工名鑑,岐阜商工会議所, 昭和10

64. 業種別全国工業組合一覧. 昭和15年4月1日現在 / 工業組合中央会他,工業組合中央会, 昭15

65. 釧路商工案内. 昭和11年版,釧路商工会議所, 昭和11

66. 釧路商工案内. 昭和13年版,釧路商工会議所, 昭和13

67. 熊本商工名録. 昭和13年 / 熊本商工会議所編,熊本商工会議所, 昭13

68. 組合雑貨の基礎知識 / 全国購買組合聯合会編,全国購買組合聯合会, 昭13

69. 倉敷商工人名録. 昭和13年12月1日現在,倉敷商工会議所, 昭和14

70. くらしの今と昔 / 古谷綱武著他,中央公論社, 昭和24. - (ともだち文庫 ; 38)

71. 呉商工人名録. 昭和16年版,呉商工会議所, 昭和16

72. 警官実務必携 / 攻法学会編,東京出版社, 大正1

73. 警察官執務必携 / 大阪府警察練習所編纂,大同書院, 昭和15

74. 警察研究資料. 第2輯 / 内務省警保局訳,内務省警保局, 大正15

75. 警察統計報告. 第12至16回 / 内務省警保局編,内務省警保局, 昭11至15

76. 警察要務. 明治32年5月 下巻,警視庁第一部, 明32.6

77. 警察要務目録. 明27年度,警視庁第二部, 明28.2

78. 経済統制法令質疑回答並判決例. 続輯 / 司法省刑事局第二課編,法曹会, 昭和17

79. 軽自動車年鑑. 第1輯,モ−タ−ファン社, 昭和17

80. 蹴鞠と自転車 / 三井末彦著,博文館, 明33.12. - (内外遊戯全書 ; 第15編)

81. 県税営業税雑種税所属営業並課税物件標準届願書式例,山梨県, 大正15

82. 県税制整理参考附録 / 富山県内務部編,富山県内務部, 大正14

83. 県民必須諸願届式大全 / 斎藤義利編,杉本平七, 明21.12

84. 現行大分県令規全集. 第1,2綴 / 帝国地方行政学会編. - 改,帝国地方行政学会, 昭和5

85. 現行巡査看守受験準備書 / 帝国警務講習会編,柏原政次郎, 大正4

86. 現行新潟県令規全集. 第1至3綴 / 帝国地方行政学会編. - 改,帝国地方行政学会, 昭和5

87. 現地講話必携 / 軍需商会編纂部著,軍需商会, 大正3

88. 工業組合判例集,工業組合中央会, 昭和12

89. 工業組合判例集. - 増補,工業組合中央会, 昭和14

90. 工業仕入案内. 昭和11年版,昭和13至昭和15年版 / 日刊工業新聞社編,日刊工業新聞社, 昭11至15

91. 工業仕入案内. 昭和12年度,日本工業新聞社, 昭和12

92. 工業取引案内. 昭和16−17年度 / 日本工業新聞社編,日本工業新聞社, 昭和16−17

93. 工業取引案内. 昭和13年度至14年度 / 日本工業新聞社編,日本工業新聞社, 昭13至14

94. 工業用瓦斯 / 日本瓦斯技術協会編,コロナ社, 昭和16

95. 交通改善案応募百題,交通協会, 昭和10

96. 交通関係法令集,群馬県自動車協会, 昭和13

97. 交通執行提要. - 訂補2版,薩陽堂, 明42.8

98. 交通統計要覧. 昭和13年度用 / 日本交通協会編,日本交通協会, 昭13

99. 高等科図画. 第1 女子用,第1 男子用 / 文部省編,文部省, 昭和19

100. 購買委員の栞. 昭和10年,全国購買組合聯合会, 昭和10

101. 神戸市工業人名録. 昭和2,神戸市商工課, 昭和2

102. 神戸市工業人名録. 大正14年3月,神戸市商工課, 1925

103. 神戸市商工要覧. 昭和元年刊行,神戸市商工課, 昭和2

104. 神戸市統計書. 大正元−4,6,7・8,9年 第1−7,9編,第16回 第1,3−9編 / 神戸市編,神戸市, 大正3−14

105. 神戸市統計書. 第17回 第1−9編,第18回 第1−4,7−9編,第19回 第1−5,7−9編,第20回 第1−3,6−9編,第21回 第1−7,9編,第22回 第1−2,4,8−9編 / 神戸市編,神戸市, 大正15−昭和10

106. 神戸市要鑑,神戸市要鑑編纂事務所, 明42.5

107. 神戸商工名録. 昭和12年 / 神戸商工会議所編,神戸商工会議所, 昭12

108. 公用文式 / 巻菱潭編・書,温故堂, 明8.2

109. 小型自動車大鑑. 昭和15年版,自動車教材出版社, 昭和15

110. 国産要覧. 昭和11年 / 日本商工会議所編,日本商工会議所, 昭和11

111. 国産要覧. 昭和9年 / 日本商工会議所編,日本商工会議所, 昭和9

112. 国民体位の向上 / 朝日新聞社編,東京朝日新聞発行所, 昭13

113. 国民必読法律の友 / 弘松操著他,榎本書店, 明42.1

114. 滑稽笑話 / 大笑子著,文陽堂, 明40.1

115. 濠洲聯邦の産業概要,台湾銀行調査部, 昭和17

116. 娯楽倶楽部,民友社, 明28.8. - (社会叢書 ; 第3巻)

117. 最新スポ−ツの知識,旺文社, 昭和21

118. 最新柳井町市街図 / 富士秀太郎編,富士秀太郎, 明44.4

119. 酒田商工案内,酒田商工会議所, 昭和5

120. 小波洋行土産 / 巌谷小波著,博文館, 明36.5

121. サマリヤの女 / 近藤栄一著,無我山房, 大正6

122. 滋賀県法規類纂 / 小松栄他,帝国地方行政学会, 明42.3

123. 志士の恋 / 中村兵衛著,大学館, 明41.2

124. 静岡県運動年鑑. 昭和17年 / 静岡県体育協会編,静岡県体育協会, 昭和17

125. 静岡県運動年鑑. 昭和16年 / 静岡県体育協会編,静岡県体育協会, 昭和16

126. 静岡県統計書. 昭和元,5至8年 / 静岡県編,静岡県, 昭和2−9

127. 静岡県の交通運輸状況 / 静岡県編,静岡県, 大正15

128. 市町村独立税設定之研究 / 地方事務研究会編,文精社, 昭和16

129. 支那事変下に於ける名古屋地方商取引事情の変遷,名古屋商工会議所, 昭和17. - (時局経済調査及研究 ; 第22輯)

130. 師範図画. 本科用 巻1 / 文部省編,文部省, 昭和18

131. 主要工場就業規則集 / 協調会編,協調会, 大正14

132. 春夏秋冬興味の旅行 / 谷口政徳著,盛林堂, 明治35

133. 傷痍軍人軍人遺族保護施設要覧 / 大日本傷痍軍人会青森県支部傷痍軍人相談所編纂,大日本傷痍軍人会青森県支部傷痍軍人相談所, 昭和14

134. 小学新作文 / 磯野秋渚著,生成舎, 明37.1

135. 商業作文資料 / 鎌内庄太郎著,教育書房, 明35.9

136. 商工彙報. 第5号 / 台湾総督府殖産局編,台湾総督府殖産局, 昭6

137. 商工人名録. 昭和10年版 / 岸和田市商工会編,岸和田市商工会, 昭和10

138. 商工名録. 昭和10年,小倉商工会議所, 昭和11

139. 商工名録. 1932,小倉商工会議所, 昭和7

140. 小資本成功法 / 東京実業研究会編,大成社, 大正4

141. 少女スケッチ / 沼田笠峰編,博文館, 明43.5

142. 少年会話 / 星野久成著,東華堂, 明43.1

143. 少年教育遊戯 / 嚶々亭主人著,求光閣, 明28.2

144. 少年部の常識と心得 / 大日本雄弁会講談社少年部編,大日本雄弁会講談社少年部, 昭和7

145. 商務彙纂. 第53号 / 農商務省商務局編,農商務省商務局, 大正8

146. 職業別商工調査録. 昭和5年3月,国際探偵社, 昭和5

147. 書式総覧 / 法律普及会編纂,法律普及会, 昭和13

148. 初心者の覚え易き英語 / 前田定之介著,岡村書店, 大正10

149. 職工ノ福利増進施設概要. 大正12年7月1日現在 / 東京府編,東京府, 大正13

150. 初等科六年生自習書 / 学修研究会編纂,明修社, 昭和21

151. 初等科工作. 第1,男子用 第2−4,女子用 第2−3 / 文部省編,文部省, 昭和17−18

152. 初等科工作. 教師用 第1−4 / 文部省編,文部省, 昭和17

153. 初等科理科. 第1,3 / 文部省編,文部省, 昭和17

154. 初等科理科. 教師用 第1−3 / 文部省編,文部省, 昭和17−18

155. 新案英和会話六十日間速成 / 林弘之著,松雲堂, 明32.9

156. 新看護婦 / 河越輝子著,大学館, 明41.12

157. 新公定価格便覧. 第5集,日本経済新聞社, 1947

158. 新式自転車独修 / 岩田可盛訳,叢書閣, 明33.3. - (遊戯叢書 ; 第1)

159. 新商品学 / 白崎享一著,富山房, 昭和14

160. 新事業発見法 / 岩崎徂堂著,大学館, 明36.6

161. 新撰商品学 / 星野太郎著,暸文堂, 昭和6

162. 新撰実用英語会話 / エッチ・エ−・コックス他,内外出版協会, 明38.11

163. 新題詠歌捷径 / 下田歌子著,三省堂, 明34.10

164. 新聞記者之十年間 / 平田久著,民友社, 明35.7

165. 時局と我が対支貿易の影響,大阪市産業部調査課, 昭和2

166. 実験化学製造事業講義,実験化学研究会, 大正14

167. 実用英語対話 / 斯波貞吉著,言文社, 明36.4

168. 実用静岡県財務全書 / 水野富三郎編,水野富三郎, 明36.10

169. 自転車お玉. 前,中編 / 伊原青々園(敏郎)著,金槙堂, 明34.1

170. 自転車訓練読本 / 大日本体育会編,旺文社, 昭和20

171. 自転車術 / 渡辺修二郎著,少年園, 明29.2

172. 自転車乗用速成術 / 村松武一郎著,内外商事週報社, 明32.4

173. 自転車全書 / 松居松葉(真玄)著,内外出版社, 明35.7

174. 自転車の科学 / 三石巌著,ジ−プ社, 昭和25. - (新科学読本)

175. 自転車の傷 / 浪廼家著,野村銀次郎〔ほか〕, 明28.12

176. 自転車の教室 / 三石巌著,ロ-ラン社, 昭和23

177. 自動車関係法規集,兵庫県交通安全協会, 昭和9

178. 自動車公定価格便覧. 昭和18年版 / モ−タ−ファン社編輯部編,モ−タ−ファン社, 昭和17

179. 事変下ニ於ケル物資非常管理法令集. 第16−18輯 / 商工経営研究会編,大同書院, 昭和16

180. 重要工業調査. 第1輯 / 東京市編,東京市, 昭和7

181. 重要商品別に見たる関税改正の基礎とその影響 / 内外産業資料調査会編,内外産業資料調査会, 昭和7

182. 重要物資集荷配給系統図,新潟県経済保安課, 昭和17

183. 重要輸出品検査年報. 昭和14年 / 貿易局編,貿易局, 昭和15

184. 重要輸出品検査年報. 昭和12至13年 / 貿易局編,貿易局, 昭13至14

185. 重要輸入品要覧,農商務省商務局, 明42

186. 吹風琴独習 / 津田峰子編,修学堂, 明42.5. - (音楽独習全書)

187. 吹風琴独習 / 津田峰子編,久保田書店〔ほか〕, 明44.5. - (音楽独習全書)

188. 西班牙語独修 / 岡崎屋書店編,岡崎屋, 明40.8

189. スポ−ツ生活六十年 / 平沼亮三著,慶応出版社, 昭和18

190. スポ−ツマンの心臓 / 福島東作著,文化生活研究会, 大正14

191. 生活必需品配給機構圖,大阪市産業部庶務課, 1942

192. 生活必需品配給機構図 / 大阪市産業部庶務課編,大阪市産業部庶務課, 昭和16. - (産業部調査資料 ; 第19輯)

193. 生活物資綜合需給計画集 / 経済安定本部生活物資局編,聯合出版社, 1948

194. 精神的に甦生せる岡崎久次郎氏 / 日統社編,日統社, 昭和7

195. 西洋一笑一話 / 和田卍子編,文会堂, 明43.12

196. 西洋風俗記 / 西滸著他,駸々堂, 明20.5

197. 西洋風俗記 / 西滸著他,駸々堂, 明20.5

198. 世界交通文化発達史,東京日日新聞社, 昭和15

199. 世界発明譚 / 文盛堂編輯所編,榊原文盛堂〔ほか〕, 大正3

200. 世界百珍. 人間の巻 上巻 / 有文館出版部編,高田有文館, 明45.6

201. 千九百五年改正独逸歩兵射撃教範草案,兵事雑誌社, 明39.12

202. 選挙戦における労働農民党の初陣 / 労働農民党京都府聯合会編,南宋書院, 昭和2

203. 釧根勝北合財袋,釧根勝北合財袋発行所, 大正3

204. 仙台開設三百年記念祭誌 / 友部伸吉他,仙台開設三百年記念祭事務所, 明32.12

205. 仙台市案内 / 大内励三著,大内励三, 明44.10

206. 線路作業員傷害防止読本 / 鉄道省大阪鉄道局工務部編纂,鉄道技術社, 昭和17

207. 線路作業員傷害防止読本 / 上野保線事務所編纂,鉄道技術社, 昭和16

208. 税制改革案の解説 / 商工経営研究会編,大同書院, 昭15

209. 全解商品統制の知識. 続 / 中外商業新報社経済部編,千倉書房, 昭15

210. 全国自転車業組合聯合会員名簿,全国自転車業組合聯合会本部, 昭和4

211. 全国自動車業者自動自転車業者名鑑. 1928,極東モ−タ−社, 昭和3

212. 全国自動車所有者名鑑,東京輪界新聞社, 大正5

213. 全国に於ける産業組合の特殊事業 / 千葉県販購聯調査部編,帝国地方行政学会, 昭和9

214. 漱石全集. 第10巻 / 夏目漱石著,漱石全集刊行会, 大正7

215. 蘇軍兵器写真要覧,陸軍技術本部, 昭和7

216. 蘇軍兵器要覧. 第2巻,陸軍技術本部, 昭和11

217. 体育運動衛生 / 吉田章信著,右文館, 大正11

218. 体育運動概論 / 北豊吉著,右文館, 大正11

219. 大正営業便覧. 上,下巻 / 東京書院編,東京書院, 大正3

220. 高岡商工案内. 昭和13年,高岡商工会議所, 昭和14

221. 高岡商工案内. 昭和11年,高岡商工会議所, 昭和11

222. 高崎商工人名録,高崎商工会議所, 昭和12. - (商工資料 ; 第2輯)

223. 高山商工会記念会員名簿,高山市商工会, 昭和19

224. 単一為替レ−ト設定とその影響 / 経済同友会編,〔経済同友会〕, 1948

225. 第十二回オリンピック東京大会一般規則及びプログラム,第十二回オリンピック東京大会組織委員会, 〔昭和15〕

226. 大日本帝国商工信用録. 昭和12年度版 大阪・兵庫府県版並ニ和歌山・奈良県ノ一部,帝国商工社, 昭和13

227. 大連商工案内. 昭和17年版 / 大連商工会議所編,大連商工会議所, 昭和17

228. 大連商工案内. 昭和11,13−15年版 / 大連商工会議所編,大連商工会議所, 昭11至15

229. 大連商工名録. 昭和5年版,大連商工会議所, 昭和5

230. 大連商工名録. 昭和4年版,大連商工会議所, 昭和4

231. 大連商工名録. 昭和6年版,大連商工会議所, 昭和6

232. 大連商工名録. 昭和2,7年版 / 大連商工会議所編,大連商工会議所, 昭和2−7

233. 千葉県税関係例規集,千葉県, 昭和6

234. 地方財政改善ニ関スル内閣審議会中間報告 / 内閣調査局編,内閣印刷局, 昭11

235. 中外興信録. 樺太之部 / 中外興信所編,中外興信所, 昭和13

236. 中小企業整備要綱輯録. 第5,東京商工会議所, 昭和18

237. 通俗教育講演資料 / 通俗教育研究会編,明誠館, 明44.8

238. 帝国商工信用録. 昭和12年度版 〔福岡県,佐賀県,長崎県,熊本県,大分県,宮崎県,鹿児島県,沖縄県〕 / 帝国商工会編纂,帝国商工会, 昭和12

239. 手品種あかし / 奇術倶楽部編,盛陽堂, 大正5

240. 鉄鋼機器製品総覧. 昭和18年度,日本鉄鋼新聞社, 昭和18

241. 鉄道貨物運輸要鑑 / 小野泰司編,鉄道貨物運輸要鑑発行所, 明37.9

242. 電気試験所調査報告. 104−110号 / 電気試験所編,工業調査協会, 昭和11−13

243. 東京一覧 / 井上道甫編,須原屋茂兵衛, 明8.2

244. 東京市商工名鑑. 第7−8回 / 東京市編,東京市, 昭和14−16

245. 東京市商工名鑑. 第5−6回 / 東京市編,ジャパン・マガジ−ン社, 昭8−10

246. 東京市児童標準文集. 尋常 3年用 / 東京市国語教育研究会編,教文社, 昭和12

247. 東京市児童標準文集 / 東京市国語教育研究会編,教文社(発売), 1937.6

248. 東京市統計図表 / 東京市編,東京市, 大正3

249. 東京市都市交通統計資料. 昭和10至11年度 / 東京市電気局編,東京市電気局, 昭11至12

250. 東京商業会議所統計年報. 大正13,14年 / 東京商業会議所編,東京商業会議所, 昭和2

251. 〔東京商工会議所〕商工調査. 第80号 / 東京商工会議所編,東京商工会議所, 昭和16

252. 東京商工会議所統計年報. 昭和11至14年 / 東京商工会議所編,東京商工会議所, 昭11−14

253. 東京都市計画叢書. 第1−2号 / 都市計画東京地方委員会編,都市計画東京地方委員会, 昭和9

254. 東京府市税例規総覧,東京市税務協議会, 昭和16

255. 東京府政革新論 / 鈴木堅次郎著,日本印刷, 昭和3

256. 特殊鋼の解説 / 青山特殊鋼株式会社編,青山政一, 昭和22

257. 富山県財政沿革誌. 租税編 / 富山県内務部編,富山県内務部庶務課, 昭和4

258. 独逸会話教科書 / 辻高衡他,独逸語学雑誌社, 明32.8

259. 独逸会話教科書 / 辻高衡他. - 5版,独逸語学雑誌社, 明43.12

260. 独逸野外要務令 / 参謀本部訳,偕行社, 1908.10

261. 独逸野外要務令訳解 / 東条英教訳,兵事雑誌社, 明41−42

262. 道楽百種 / 凌翠漫士著,黎光堂, 明36.9

263. 動力の利用 / 東京博物館編,科学博物館事業後援会, 大正12

264. 内燃機関 / 実業教育振興中央会〔著〕,実業教科書, 昭和17

265. 内燃機 / 国民工業学院編,国民工業学院, 昭和9

266. 中村春吉自転車世界無銭旅行 / 押川春浪編,博文館, 明42.8

267. 長崎商工名録. 大正9・10,13年度,長崎商業会議所, 大正9−13

268. 長野県布達月報. 明治8年4月,明治16年5月−17年8月 / 城殿賢編,西沢喜太郎, 明16−17

269. 名古屋工場総覧. 昭和14年度版,万朝報社名古屋支局, 昭和14

270. 名古屋工場要覧. 昭和16年版,名古屋万朝社, 昭和16

271. 名古屋工場要覧. 昭和17年度版,名古屋万朝社, 昭和17

272. 名古屋工場要覧. 昭和16年度版,名古屋万朝社, 昭和15

273. 名古屋工場要覧. 昭和15年度版,万朝報社名古屋支局, 昭和15

274. 名古屋工場要覧. 昭和18年度版,名古屋万朝報社, 昭和18

275. 名古屋市に於ける小売業整備の実状 / 愛知県商業報国会名古屋支部編,名古屋商工会議所, 昭和17

276. 名古屋市に於ける小売業整備の実状,名古屋商工会議所, 昭和17. - (時局経済調査及研究 ; 第24輯)

277. 名古屋物産案内 / 名古屋商業会議所編,名古屋商業会議所, 大正12

278. 名古屋便覧 / 長江〓太郎編,柳城社, 明42.8

279. 奈良県警察類典 / 奈良県編,帝国地方行政学会, 昭和8

280. 饒津神社三百年祭典記録 / 林保登(静処)編,饒津神社社務所, 明43.11

281. 二十世紀新落語 / 雷笑子著,松陽堂〔ほか〕, 明38.3

282. 日清英語学教科書 / 川田鉄弥著,川田鉄弥, 明40.9

283. 日文教程 / 成城学校編,成城学校, 明36.2

284. 日米危機とその見透し / 末次信正他,新経済情報社, 昭和16. - (政経懇話会叢書 ; 第1輯)

285. ニツケル合金鋼の最新用途 / 日本ニツケル情報局著,日本ニツケル情報局, 昭和9. - (ニツケルの用途 ; A−2)

286. 日清開戦おどけ文庫 / 痩々亭骨皮道人著,扶桑堂, 明27.9

287. 日本経済年報. 第43−56輯(昭和15年第4−昭和19年第1) / 東洋経済新報社編,東洋経済新報社, 昭和15−19

288. 〔日本護謨製品輸出組合〕調査研究. 第1,3−24 / 日本護謨製品輸出組合編,日本護謨製品輸出組合, 昭11至15

289. 日本商工興信要録. 〔昭和15年 朝鮮版〕 / 日本商工興信所編纂,日本商工興信所, 昭和15

290. 日本商工興信要録. 〔昭和12年 朝鮮版〕 / 日本商工興信所編纂,日本商工興信所, 昭和12

291. 日本商工興信要録. 〔昭和16年 朝鮮版〕 / 日本商工興信所編纂,日本商工興信所, 昭和16

292. 日本職業大系. 第4至7 / 職業紹介事業協会編,職業紹介事業協会, 昭11至13

293. 日本職業大系. 第1,2 / 職業紹介事業協会編,職業紹介事業協会, 昭和9

294. 日本の産業的発展の社会的形相 / フェルナン・モ−レット著他,国際労働局東京支局, 昭和10

295. 〔日本ポルトランドセメント同業会〕パンフレット. 第1,18−24,31号,日本ポルトランドセメント同業会, 昭10至14

296. 日本輸出商工名鑑. 1936,日本貿易新聞社, 昭和12

297. 農村のコンクリ−ト,日本ポルトランドセメント同業会, 昭和11. - (コンクリ−ト パンフレツト ; 第19号)

298. 八多村誌 / 八多村編,八多村, 昭和8

299. 発明発見物語 / 畠山久重著,昌平社, 昭和23. - (少年名著文庫 ; 10)

300. ハモニカ独習 / 野田山人著,立川文明堂, 明43.6. - (音曲全書 ; 第2編)

301. 非常時漫談 / 下村海南著,四条書房, 昭和8

302. 兵庫県下ニ於ケル企業整備統合状況概要,神戸商工会議所, 1943

303. 福井商工人名録 / 斎藤真一郎編,福井商業会議所, 明44.7

304. 福井商工人名録. 昭和12年版 / 福井商工会議所編,福井商工会議所, 昭和13

305. 福井商工人名録. 昭和9年度 / 福井商工会議所編,福井商工会議所, 昭和10

306. 複式英語会話 / A・W・メドレ−他,博文館, 明45.2

307. 福島商工人名録. 昭和9年版,福島商工会議所, 昭和10

308. 福島商工人名録. 昭和11年版 / 福島商工会議所編,福島商工会議所, 昭和12

309. 福島商工人名録. 昭和13年度版,福島商工会議所, 昭和14

310. 仏領印度支那及泰国視察報告書,日本輸出自転車販売, 昭和16

311. 不老長生之秘訣 / 平田久著,平田久, 明45.1

312. 物価関係法規類集 / 物価局編,物価局総務課, 昭和16

313. 文章道と漱石先生 / 森田草平著,春陽堂, 大正8

314. 米国の家庭及社会 / 森次太郎著,金港堂, 明41.1

315. 法規顧問 / 警察講法会編,警察講法会, 明43.8

316. 保護政策調査資料. 第1,2集,東京商業会議所, 明37序

317. 保線従事員運転事故防止読本 / 運輸省鉄道総局施設局保線課編纂,交通協力会, 昭和21

318. 北海道・樺太輪界興信銘鑑. 昭和10年度版,北海輪界タイムス社, 昭和10

319. 保導パンフレツト. 第5輯,東京府中等学校保導協会, 昭和16

320. 貿易製産品共進会事務報告,貿易製産品共進会, 明治44

321. 貿易通信員報告集. 支那ノ部 第1輯 / 商工省商務局貿易課編,商工省商務局貿易課, 大正15. - (貿 ; 大正15年 第12号)

322. ポケツト交通法令集. - 昭和増訂版,市原誠交堂書店, 昭和4

323. 前橋商工人名録. 昭和14年,前橋商工会議所, 昭和14

324. 松本現勢. 其2,松本商業会議所, 大正2

325. 松本商工人名録. 昭和8年版,松本商工会議所, 昭和8

326. みしん裁縫ひとりまなび / 秦利舞子著,シンガ−ミシン裁縫女学院実業部, 明42.7

327. 水戸商工案内,水戸商業会議所, 大正11

328. 室蘭商工名録. 昭和9年版,室蘭商工会議所, 昭和9

329. 名士の嗜好 / 中央新聞社編,文武堂, 明33.3

330. 名士の片影 / 毛内牛空著,文成社, 明45.5

331. 明治事物起原 / 石井研堂著,橋南堂, 明41.1

332. 明治聖徳録 / 帝国弘道館編,帝国弘道館, 明45−大1

333. 名文鑑賞読本. 大正時代 / 高須芳次郎編著,厚生閣, 昭和12

334. 模範的将校斥候 / 軍事講究会編,金勝堂, 大正4

335. 模範優良品案内,大阪優良品協会編輯部, 昭和12

336. 盛岡商工人名録. 大正15年10月,盛岡商業会議所, 大正15

337. 躍進石巻市 / 仙台日日新聞石巻支局編,仙台日々新聞社, 昭和14

338. 山形市商工人名録. 昭和12年版,山形商工会議所, 昭和12

339. 山口県財務提要,山口県庶務課, 昭和8

340. 幽冥界研究資料. 第1,2巻 / 友清歓真編,天行居, 大正12−15

341. 輸入防遏ニ関スル調査 / 東京市商工調査会編,東京市商工調査会, 大正4

342. 横浜市工業者名鑑. 大正14年12月末日現在 / 横浜市商工課編,横浜市商工課, 昭和2

343. 横浜商工名鑑. 昭和5年版 / 横浜商工会議所編,横浜商工会議所, 昭和5

344. 四日市商工人名録,四日市商工会議所, 昭和8

345. 落語大全 / 山谷鶯鳴編,博多成象堂, 明44.12

346. 吏員服務心得 / 麻布郵便局編,松永商店, 大正5

347. 理研コンツエルン株式年鑑. 昭和13年4月,14年4月 / 野村証券株式会社調査部編,野村証券調査部, 昭13至14

348. 労働争議調停年報. 昭和3年,〔内務省〕社会局労働部, 1929.3

349. 和歌山県令規類纂 / 啓文社編輯部編. - 改訂,啓文社, 昭14

以上です。

2011年10月3日月曜日

貞奴と自転車-3

 先日、茅ヶ崎へ「貞奴とその時代の自転車展」を見に行ってきました。
 会場は、茅ヶ崎館の直ぐ隣にある別棟で行われていました。
 当日(9月30日)の見学者は、私を含め4人でした。他にスタッフの方が2人いました。
 会場の広さは10帖ぐらいの面積だったと思います。ダルマ自転車などの実車とポスター、写真パネル及びその他資料が展示されていました。
 私が一番注目したのは、当時、巡査であった石上憲定の日記(原本)でした。明治29年12月26日 晴 前十時国府津発自転車競走アルニ付、東海道取締ノ為メ九時発シ中島ニ到リ」と書かれているものです。


茅ヶ崎館の入り口

入り口にあった案内板

会場の内部

日米商店のダルマ自転車

福澤桃介と自転車
 長野県南木曽の別荘(現在の福澤桃介記念館) 明治37年

石上憲定の日記

2011年9月11日日曜日

貞奴と自転車-2

 先にお知らせしました「貞奴とその時代の自転車展」が、9月23日から茅ヶ崎館で開催されます。
 本日、このイベントを協賛します自転車文化センターから左のチラシが届きました。


 なお、実車の展示では、ラッジ・レーサー、ベルギー製女性用車、宮田製ギヤM号、和製オーディナリーなどが予定されています。

2011年8月20日土曜日

初期の自転車レース

 明治29年12月26日に行われた国府津~横浜間の自転車レースの出場選手はすべて外国人でした。そして、たった4名の選手で争われました。自転車レースは、この時期まだ、日本人にはなじみの薄いものでした。

以下は、12月30日付けの万朝報の記事です。

自転車競走 去る二十六日国府津より横浜迄凡そ十里間の懸賞自転車競争会あり此競争には内外人の別なく総ての自転車使用者は加はるを得る筈にて賞金は一等五十弗二等二十五弗の定めなりし当日の競争者は僅かに横浜在留の外人スコット、エートン、モールス及びマクゴワンの四人にて午前十時半一斉に国府津を出発したるにスコットとマクゴワンの両人早くも抜きんでて戸塚迄は負けず劣らず走りしが此処にてマクゴワンの自転車は鎖切れたればやむを得ず中止しスコット容易く先着を占めて第一等賞を得たるが其時間は二時七分にして第二着はエートン是を占め二時十一分十五秒を費やしたり
 
 なお、この日に沿道の警備にあたった警察官の記録も残っています。
  12月26日 晴 前10時国府津発自転車競走アルニ付、東海道取締ノ為メ9時発シ中島ニ到リ、八百仙ニ依リ一吹ス、歳暮トシテ床由ヨリ鱒一尾貰ヒタリ(石上憲定「自渉録」より) 
 
資料提供:松島靖幸氏

2011年7月24日日曜日

貞奴と自転車

 9月23日~10月2日まで「貞奴とその時代の自転車展」が開催されます。
 今年は川上音二郎没後100年、貞奴生誕140年にあたります。
 二人の別荘がありました茅ヶ崎では、各所で記念事業が予定されています。その一つがこの「貞奴とその時代の自転車展」です。
 開催場所は、茅ヶ崎館(〒253-0055 神奈川県茅ヶ崎市中海岸3-8-5)の特設会場です。

2011年7月7日木曜日

絵入東海


 これは絵入東海新聞(明治20年4月21日付け)に掲載された連載小説です。
「才士佳人 政海之奇観」の第13回です。作者は、書いてありませんが恐らく東海散士(1853-1922)だと思います。本名は柴 四郎です。主な著作に小説「佳人之奇遇」などがあります。
 挿絵は二代目歌川芳宗(1863-1941)です。芳宗は、当時の新聞や雑誌などに多くの挿絵を描いています。代表的な作品に「江戸栗毛 東海堂大河 作 鈍亭魯文校訂 一松斎芳宗 画」などがあります。
 ところで、何故自転車の挿絵に三輪車を描いたのでしょうか。明治20年ごろは、例のトーマス・スティーブンスの影響で、ダルマ自転車が流行し始める時期です。本来ならばダルマ自転車が描かれるところではないでしょうか。それとも、この小説と画が作られた時期が前年のスティーブンスの来日前なのでしょうか。そうであれば三輪車でもうなずけます。三輪車は、明治14年ごろに横浜のブラッド商会が輸入しています。恐らくこの三輪車は形状からして、イギリスのスターレー&サットン社製のメテオではないかと思います。

資料提供:松島靖幸氏
絵入東海新聞(創刊:1887) 復刻版 静岡県明治新聞刊行会  1972
明14.10.1「東海暁鐘新報」→ 明20.4.4「絵入東海新聞」→ 明21.3.31終刊?

2011年6月11日土曜日

モゼール


 少し古い写真を整理していましたら、この写真が出てきました。何処で撮影した写真なのか記憶にありませんが、恐らく東京赤坂の自転車文化センターではないかと思います。撮影年月日は1985年8月31日とあります。この自転車は、フランチェスコ・モゼール(Francesco Moser )が、1984年1月19日にメキシコにおいてアワーレコードに挑戦した時の自転車と思われます。1972年のメルクスが記録した49.431Kmのアワーレコードを上回る50.808Kmを記録しました。そして更にその4日後の1月23日には51.151Kmという驚異的な記録をたたき出しました。しかし、この記録は、そこ後の審査等で、ファニーバイクを利用しての記録と言うことになり、アワーレコードの正式記録には認められませんでした。

2011年6月1日水曜日

30周年

 日本自転車史研究会は、本日で創立30周年をむかえることができました。これもひとえに皆様方のご支援の賜です。今後とも、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

2011年5月23日月曜日

万清(マンセイ)

 このブログで、すでに万清のことは書きましたが、一つ書きもらしていました。それは、「一外交官の見た明治維新」の下巻の方にも、万清の文字があったからです。
 次のようにあります。

私の食事は純日本式で、万清(マンセイ)という有名な料理屋から運ばせていた。もっとも、イギリスのビールだけは別だったが。
( アーネスト・サトウ著 『一外交官の見た明治維新』下巻 坂田精一訳 80頁)

 万清は、サトウの馴染みの料理店であったようです。
 2011年4月30日土曜日の当ブログ記事を参照してください。

2011年5月5日木曜日

ワーグマン

 神奈川県立博物館では、6月11日(土)~7月31日(日)での間、チャールズ・ワーグマン来日150周年記念として「ワーグマンが見た海 -洋の東西を結んだ画家-」を開催します。
 チャールズ・ワーグマンCharles Wirgman(1832-91)が来日してちょうど150年目にあたる今年、ワーグマンが見た幕末や明治などを、関連する作品や資料などをもとに紹介します。

2011年5月1日日曜日

ミショー型自転車

 これは石黒コレクションのミショー型自転車です。
 言い伝えによりますと、千葉県下の金持ちが、明治5~6年ごろに使っていたものとありますが、何処か疑問が残ります。
 はたして明治5年ごろにミショー型自転車が日本に渡来していたのでしょうか。いまのところそれを裏付ける具体的な客観性のある資料が、発見されていません。
 フランス製の自転車とも書いてありますが、一度細部を見たいものです。泥除けの位置が逆になっています。ハンドルの握り部分やサドルなどは損傷しているようです。はたしてフランス製なのかも疑問が残ります。ヘッド部分のデザインや前輪の上部にフットレストもありません。洗練されたミショーのイメージと比べると違和感があります。或いは、国産車かも知れません。その方が、価値がありそうです。

参考資料:図説 日本の歴史⑭ 「近代国家の展開」 昭和51年4月25日発行

2011年4月30日土曜日

万清

 最近、岩波文庫の「一外交官の見た明治維新」(上)アーネスト・サトウを読んでいましたら、次の記事が目にとまりました。

ここでは、数ヶ月の間全然日本食で過ごしたのだが、食事は、われわれの友人である薩摩の人々が繁く通っている、万清という料理屋から三度ずつ運ばせていた。(249頁)

 この万清(マンセイ)という料理屋は、チャールズ・ワーグマンのジャパン・パンチ(オープニング・オブ江戸 1869年)という画にある料理屋です。
 サトウは、このころイギリス公使館が横浜から高輪泉岳寺前に移転しますと、近くの門良院に二等書記官のアルジャーノン・ミットフォードと同居していました。
 サトウは、当時、ワーグマンとも親交がありました。

2011年4月29日金曜日

水上自転車-2

 元の絵は、どうやらこれのようです。
「RIDING HIGH」the story of the bicycle 1956年発行の133ページに載っていました。

水上自転車

 これも水陸両用自転車のようです。(此自転車が陸行に用ゆべきは勿論なり)と書いてありますが、陸上での走行はどうみても非効率です。水上専用車と言ってよいでしょう。
 明治16年(1883)に特許を得たともあります。

2011年4月28日木曜日

水陸両用自転車-2

 これが、「小国民」の元ネタでしょうか。
 1892年(明治25)10月8日発行の「サイエンティフック・アメリカン」誌にありました。
 ソア・J・オルセンが考案した水陸両用自転車です。

水陸両用自転車

 これは、明治27年4月18日発行の「小国民」 第6年8号に載っていた挿絵です。
 水陸両用自転車です。実用のほどは疑わしいですが、その発想は夢があり、楽しいと思います。

2011年4月27日水曜日

周延3枚目の挿絵


 これも周延の挿絵です。
 改進新聞の連載小説「新粧之佳人」の3枚目の挿絵です。この度、松島靖幸氏が見つけてくれました。
 後ろ向きの自転車が描かれていますが、この自転車が安全型なのかダルマ型なのか判然としません。松島氏によりますと、橋本(揚州)周延は実物の自転車を見ていないので、このような簡略化されたものになったのではないかと述べています。私もそのように思料します。
 この挿絵は、明治19年11月23日付けの改進新聞に載っています。

2011年4月26日火曜日

遊輪倶楽部-2

これも遊輪倶楽部の広告です。
たびたび雑誌「運動界」に載せています。明治32年1月5日発行
資料提供:野田克弘氏

2011年4月24日日曜日

遊輪倶楽部



 これも自転車練習所の広告です。
 大日本双輪倶楽部が開設した練習場のようです。場所は、神田駿河台御茶ノ水橋西紅梅町とあります。
 幹事が大日本双輪倶楽部員の篠 佐吉と書いてありますから、遊輪倶楽部の母体は大日本双輪倶楽部ということになります。
 大日本双輪倶楽部は、ニ六新報社長の秋山定輔が中心になり発足した倶楽部で、明治28年に12、13人の有志が集まり組織されました。上野・不忍池で開催された自転車競走会はこの倶楽部が主催しました。明治30年頃には50~60人の会員数を擁する大きな組織になっています。主なメンバーをあげますと、秋山定輔、那珂道世、鶴田勝三、小林作太郎、岩谷松平、小柳津要太、室町公大伯爵、奥平昌恭伯爵などがいました。

この広告は、明治31年12月6日発行の「運動界」に載っていました。

スティーブンスの記事

 これは、雑誌「運動界」明治31年2月5日発行に掲載された、トーマス・スティーブンスの記事です。自転車の利便性や将来性などを論じています。この中で自転車の練習方法も述べていますが、自身のことも次のように書いています。

 「蓋し余は、自転車に乗り始めてより、二時間の後には最早これに馴れ、其後二三月を経て、終に世界一周を企つるに至れり」

資料提供:野田克弘氏

2011年4月23日土曜日

アニーとスターリング

 これはスターリング自転車のポスターです。
 アニー・オークレイ(1860-1926)が、自転車に乗って銃をかまえています。
 アニーロンドンデリー(1870–1947) もスターリングに乗っていましたので、二人のアニーが乗っていたことになります。アニー・オークレイは、年配の方なら一度は映画やテレビドラマで「アニーよ銃をとれ」を見たのではないでしょうか。私も子供の頃、テレビで見た記憶があります。

ビクターのオーディナリー

 これもオーバーマンホイール会社製のビクターです。
 1888年製ですから、先のスプリング・フォーク(ロッキングビーム)の安全型と同じ年に製作されたものです。ハンドルもよく見ると鐙形握りがついています。
 洗練された後期のオーディナリー型自転車です。

2011年4月20日水曜日

1888年製ビクター




 上は、1888年のカタログです。福沢桃介のビクターと同じモデルです。下の写真はコペークオークションに出品されたビクターです。まさに同じモデルです。

福沢のビクター


 これは、福沢桃介とビクターの写真です。「22歳頃ノ桃介」と写真に書入れがあります。背景は写真館の絵で右側に富士山も写っています。ビクターと共に自転車用ファッションで身をかためた得意げな様子が伝わって来ます。このビクターは1888年製のモデルで、サドルの取り付け位置がトップチューブの三分の二ほど後方についています。ハンドルのグリップ(stirrup grip 鐙形握り)にも特徴があります。このタイプのグリップはオーディナリー型でも使われていました。

和田のビクター

 この自転車は明治21年に米国に留学していた和田義睦が持ち帰ったと伝えられるビクター号です。
 安全型のビクター号は、1887年(明治20年)にオバーマン・ホイール株式会社(1885-1900、マサチューセッツ州チコピーフォールス)が製造した自転車で、英国のローバーをベースに独特なスプリング・フォーク(ロッキングビーム)を取り付けた自転車でした。このビクターはおそらく1888年モデルではないかと思います。そうなると明治21年に持ち帰ったという話には信憑性があります。持ち帰るまでもなく、この年代のモデルに相違ないということです。
 福沢桃介も明治22年にビクター号を持ち帰っていますが、これも1888年製のモデルのようです。ただし、和田よりも少し新しいモデルと思います。和田との違いはサドルの取り付け位置やハンドルの形状、タイヤの種類などです。タイヤは和田の方がハードタイヤ(ソリッド)で福沢はクッションタイヤに見えます。これらのタイヤは、それぞれ空気入りタイヤが出回る以前のものです。空気入りタイヤが主流になると、ビクターの特徴であったスプリング・フォークの必要性もそれほど重要ではなくなりました。
 ビクターは当初、オーディナリー型自転車を製造していましたが、1887年にスプリング・フォークの安全型のモデルを開発しました。この時のフレーム構造は十字型(クロスフレーム)でした。

2011年4月18日月曜日

屋内練習場

 この新聞広告は、明治30年12月26日付けの毎日新聞に載っていたものです。
 濱田自転車店については、既にこのブログでも紹介しています。志賀直哉の短編小説「自転車」に出てくるランブラー自転車を扱っていた店です。屋内の自転車練習場まで完備していたところをみますと、かなり大きな施設であったことが伺えます。神田橋には梶野の自転車練習場もありましたが、この時期まで営業していたかどうかは、分かりません。梶野はすでに明治26年から自転車練習場を開設していました。また仁藤商店も近くにありましたから、この界隈は自転車街を形成していたことになります。

一名馬鹿車


 これは明治18年4月23日付けの「日出新聞」の記事です。
 大津市街で流行した貸し自転車ははたしてどのようなタイプであったのでしょうか。
 明治9年頃の貸し自転車は木製のラントン型であると推定しましたが、この年代でのタイプも難しい問題です。ダルマ型はトーマス・スティーブンス来日以降に流行しましたので、ここで一番可能性のあるタイプはミショー型です。ミショー型が日本に入ったのが何時頃なのかはっきりしませんが、恐らく明治10年頃ではないかと思っています。現存するミショー型からもそれは推定できます。具体的な根拠資料はいまのところありませんが、そうのように感じています。
 この新聞では単に自転車(一名馬鹿車)と書いてありますので、三輪車ではないはずです。一名馬鹿車とは、非常に差別的な呼称ですが、それほど乗り手を熱狂させたのでしょう。
 「日出新聞」は明治18年4月に浜岡光哲(1853-1936)により京都で創刊された新聞です。明治30(1897)年7月に「京都日出新聞」と改題されています。

2011年4月16日土曜日

有害無益



 自転車の効用を述べる人もいれば、反面、その有害無益を論ずる人もいました。これはその代表的な意見です。
 論者は、野口勝一で、大衆誌「風俗画報」第168号、明治31年7月10日発行に載りました。
 野口勝一(1848-1905)は、嘉永元年10月の生まれで、自由民権運動家として政界に入り、茨城県会議員を経て、明治25年に衆議院議員(当選3回、自由党)になっています。地方紙である茨城日日新聞の社長でもありました。作詞家の野口雨情は甥にあたります。

2011年4月15日金曜日

絵入東海新聞

 これは「絵入東海新聞」に掲載された挿絵ですが、正確な年月日は未調査です。
 「絵入東海新聞」の創刊は、明治20年4月4日で、明治21年11月1日に「東海日報」と改題されています。いずれにしても明治20年頃の挿絵であることは間違いありません。
 左下に絵師のサインもありますが、不鮮明でよく分かりません。清のような文字にも見え、小林清親とも思われますが、下の字が親には見えません。一体誰でしょうか。
 この三輪車はスターレー&サットン社製のロイヤル・メテオに似ています。恐らく絵師は雑誌か本を見て、この画を描いたのでしょう。
 「 絵入東海新聞」 全2巻(明治20年4月4日~明治21年3月31日・復刻版)は、静岡県明治新聞刊行会により既に出版されています。
 今後確認したいと思います。

別タイプのラキン

 これも2008年のコペークオークションのカタログに載っていたものですが、新聞の広告なのか雑誌の広告なのか、解説がないので分かりません。それに年代も特定できません。それでもラキンの走行計から判断して1887年から数年経った広告ではないかと思われます。前のラキンス走行計はオーディナリーの前輪ハブに取り付けるタイプでしたが、これはサドルに近い場所に取り付けるようです。この図からはどの位置に取り付けるものなのか判然としません。計測する車輪との関係もよく分かりません。今後、この辺の調査をしたいと思っています。

2011年4月14日木曜日

ヴィーダー・サイクロメーター

 これはヴィーダーのサイクロメーターのポスターです。
 1895年、アメリカのカーティス・ハッセー・ヴィーダーは、新しい走行計を考案しました。この走行計はシンプルな構造で、車輪の回転数をケーブルでアナログ走行計に送り、それをマイル数に変換するという方式でした。
 ラキンスの走行計よりも小型で軽量化を図ることができました。

2011年4月13日水曜日

周延の挿絵

 これは、改進新聞の連載小説「新粧之佳人」の挿絵で、明治19年11月21日に掲載されたものです。前日の挿絵は安全型自転車でしたが、この日は、少し違うようです。一見、ミショー型にも見えますが、よく見るとダルマ型のようです。サドルなどが略されていますが、明治19年ということを考えますとダルマ型であると思います。絵師は、左下のサインにもあるとおり橋本(揚州)周延 (はしもと ちかのぶ  1838~1912)です。(資料提供:松島靖幸氏)

ラキンス標準走行計

 これは以前にもこのブログで紹介したラキンスの走行計(1887年)です。2008年のコペークオークションに出品されたものです。
 オーディナリー自転車専用の走行計で前輪のハブに取り付けるタイプです。前輪のサイズによって計測が異なりますので、そのサイズに適合したものをオーダーする必要があります。50インチなら50インチ適用のものです。この写真の走行計は54インチ用です。走行距離は、2,500マイルまで計測が可能です。
 落札相場は、3,000ドル~4,000ドルとありますから、極めてレアなものであることが分かります。(写真は同オークションサイト提供)

貸し自転車-4

 この画は、明治3年頃から明治10年頃までに描かれた各種錦絵に登場する自転車を掲載したものです。二輪車を見ますと、構造的に走行するには実に不自然な形態をしています。手前の二輪車は一見するとミショー型にも見えますが、構造的に無理があります。絵師は何を見て描いたのでしょうか。本当に不可解な構造をしています。三輪車の方は、二人乗りと一人乗りですが、明らかにイギリスのラントン車の影響を感じます。構造的にも走行は可能でしょうが、如何にもその動きは鈍重に思えます。恐らく明治9年の貸し自転車は、このような一人乗りのラントン型三輪車であったと思われます。この程度のものであれば当時の日本の技術でも製作は可能であったはずです。

 「明治奇聞」は、宮武外骨により当時の新聞雑誌などから珍奇な記事を蒐集し、出版されたものです。

2011年4月11日月曜日

貸し自転車-3

 この新聞記事のことは、たびたび述べていますが、少し整理したいと思います。
 記事の内容は次のとおりです。

1876年(明治9) 3月5日 花の都女新聞
下谷広小路の山本と云える水茶屋にて三輪の自転車を貸しますが広小路を一辺乗廻す賃は一銭五厘だと申します

 下谷広小路は、現在の台東区上野3丁目で、いまは上野広小路と呼ばれています。松坂屋から上野公園入口あたりです。このあたりは江戸時代から寛永寺と不忍池を中心に栄えた場所で、料理茶屋、水茶屋、出会茶屋、芝居茶屋などの歓楽街を形成していました。水茶屋はいまでいう喫茶店のようなものです。貸し自転車業までやるほどですから、山本という水茶屋は大きな店を構えていたと思われます。
 なぜ三輪車の自転車なのでしょうか。そして三輪車はどのような形なのでしょうか。この頃は、自転車とは一般的に三輪車のことでした。なぜなら明治10年以前にミショー型自転車は、日本に存在しなかったか、あったとしても横浜居留地に住む外国人が持ち込んでいた程度で、その数は数台だったと思います。しかし、今のところミショー型自転車が横浜に存在したという具体的資料はありません。水茶屋の貸し自転車は三輪車なのです。
 それでは、この三輪車の形はどうなのでしょうか。当時の錦絵に描かれた三輪車を見ますとどれもラントン型です。現在見るような子供用の三輪車のタイプはありませんでした。このような三輪車が現れるのは、明治20年代に入ってからです。ですからここで言う三輪車は国産のラントン型の可能性があります。挿絵がないのが残念です。
 賃料の一銭五厘が、現在の貨幣価値からしてどのくらいなのか分かりませんが、一般庶民大衆を相手の商売ですから、500円以下ではないでしょうか。米の値段から換算しますと、米1表(60キロ)が明治9年ごろですと1円18銭ですから10キロ20銭になります。現在のお米の値段が10キロ4,000円ぐらいですから1銭は200円になります。そうすると300円ぐらいでしょうか。

貸し自転車-2

      ジョルジュ・フェルディナン・ビゴー(1860-1927)の風刺画

 これは皆さんも一度は何処かで見たイラストではないでしょうか。貸し自転車に興じる若者を描いたものです。先の貸し自転車の絵と何となく似たような感じを受けます。これも三輪車やダルマ型自転車に丁稚風の若者が乗っています。明治26年なのに安全型自転車は一台も描かれていません。既にこの時期、高価な安全型自転車は梶野、大倉組などが輸入販売していました。ですが、一般庶民はこのような粗製の国産自転車で遊んでいたのです。この時期、安全型自転車は、一部の富裕層のもので、まだ巷ではほとんど見かけませんでした。
 「小国民」(明治27年5月15日発行)での賃料は、”損金1時間2銭5厘~3銭なり”とありましたが、ここでは1時間2銭となっています。

研究報告書第3号

 このほど財団法人日本自転車普及協会 自転車文化センター(東京都千代田区北の丸公園2-1 科学技術館内)では、自転車文化センター研究報告書第3号を発刊しました。

内容は、
〇シティサイクルの誕生発展と社会文化との関わりの歴史・・・谷田貝一男
女性の利用状況を主眼に置きながら、それに伴う自転車の形態、生産、販売の変化を基に解説。
下記で関連の動画も見ることができます。
http://www.bpaj.or.jp/douga/douga10.htm

〇自転車で安全に楽しく走るために・・・村山五郎
自転車を利用するにあたり、安全かつ快適に走るための心がけなど。

これまでに発行された報告書は、
第1号 (平成17年3月)
「日本で製作・販売された自転車のブランド名に関する調査研究報告」 黎明期から昭和30年代まで ・・・谷田貝一男

第2号 (平成21年3月)
「昭和30年代における女性の自転車乗車率の上昇原因」 ・・・谷田貝一男
「ドライジーネとミショー型小史」 1817年(文化14年)~1870年(明治3年)・・・小林恵三

2011年4月9日土曜日

貸し自転車

 これは雑誌「小国民」明治27年5月15日発行第6年10号にある挿絵です。
 解説文には次のように書いてあります。

 自転車 
 都下の自転車流行熱は、日一日より甚し。大通りより小路小路に至るまで自転車貸を業とするもの多く、生徒も丁稚もおとなも、膝頭あらわにガラガラ然たり。夜間は、小提灯を腰又は背に挟み、更に一層の繁昌を見る。損金1時間2銭5厘~3銭なり。

 この時期、自家用の自転車を所有しているのは一部の富裕層に過ぎませんでした。殆どの一般庶民は、このような貸し自転車を利用して遊びました。三輪車に乗る者は初心者で、慣れてくると二輪車に挑戦しました。この絵の二輪車は一見しますと、ミショー型に見えますが、区分としてはダルマ型になります。前輪のサイズが日本人向けに小さく作られています。もちろん国産車でした。

メテオ三輪車

 この東京横浜毎日新聞に掲載された広告は、横浜のブラット商会のものですが、よく見ますと上のマークが逆さまになっています。当時このようなミスはたびたびあったようです。写真の裏焼きもその一例です。
 このスターレー&サットン社製のメテオ(Meteor)三輪車は、いったい日本で何台売れたのでしょうか、相当高額であったはずです。1884年のメテオが載っているスターレー・サットンのカタログを見ますと17~18ポンドとあります。日本円に換算するとどのくらいになるか分かりませんが、現在のスーパーカー以上の値段であったはずです。一般庶民にはまったく無縁な乗り物でした。

2011年4月8日金曜日

仁藤商店

 この新聞広告は、なかなかよいデザインだと思います。
 仁藤商店(東京市神田区錦町)は、仁藤安二郎が起業した店で、明治28年頃の創業です。自転車業界としては老舗の一つです。初期の頃は、アメリカ製のクリーブランドやウエストフィールドなどの自転車を輸入販売していましたが、この広告を出す頃にはイギリスのハンバーを中心に販売するようになりました。右上のトレードマークはハンバーのものです。
 仁藤商店は、その後の大震災や戦争などの浮き沈みの多い時代を経験しましたが、昭和20年頃までその暖簾を降ろすことはありませんでした。

ミショー自転車150年展

              写真提供:自転車文化センター

 東京の自転車文化センターでは、平成23年4月2日(土)~平成23年7月10日(日)までの間、 ”世界で最初にペダルが付いた「ミショー自転車」誕生150年展 ”を開催しています。

 ちょうどいまから150年前の1861年にフランス人のピエール・ミショーが世界で最初にペダルの付いた自転車を考案しました。この自転車は、たちまち欧米を中心に広がっていきました。この形は、後にスタンダードとなり、彼の名にちなみ「ミショー型自転車」と一般的に呼称されるようになりました。

森田の販売戦略

 この新聞広告は、明治29年11月26日付けの都新聞に掲載されたものです。
森田の社員を現地に派遣して販売強化を計りました。第1回目として、澤田重次郎と山田眞江の2人を関西方面へ向かわせています。ユニークな販売方法と言えます。また、当時としては長距離サイクリングの一つの記録的な事例でもあります。それから自社製自転車の耐久性を試験する目的もあったかと思われます。

資料提供:松島靖幸氏

2011年4月7日木曜日

森田自転車製造所

 森田自転車製造所は、明治20年代の早い時期から自転車製造をはじめた会社です。正確な創業の年月日はいまのところ不明ですが、この新聞広告が最初のものです。他にも新聞広告はあると思いますが、いまのところ未見です。
 その他の資料としては、「自転車術」の巻末にある広告と、明治29年11月26日の都新聞の広告及び明治30年7月24日の時事新報の記事です。この時事新報の記事には、国産自転車、清国へ初輸出として、 森田自転車製造所の名前が出てきます。国産自転車の初輸出は梶野ですが、ここでは森田になっています。梶野は、明治24年に中国へ、明治29年には、ロシア、シンガポールなどへ輸出しています。

2011年4月6日水曜日

上野水茶屋

 この写真は既にこのブログでも紹介済み(2009年4月15日)ですが、あらためてじっくりと見たいと思います。
 撮影場所は、上野の水茶屋で明治25年頃と思われます。撮影者は横浜の弁天通一丁目にあつた玉村写真館の玉村康三郎です。
  このダルマ自転車をよく見ますと、エナメルメッキされたアメリカ製のオーディナリーのようです。おそらくコロンビアのエキスパートモデルではないでしょうか。ハンドルはカウホーン型に見えます。洋装をしている男性は日本人で富裕層に属する人でしょう。左側に座っている女性と比較しますと、わりと小柄な男性であることが分かります。自転車のサイズも42インチから46インチといったところでしょうか。
 撮影年月を明治25年頃としましたが、コロンビア製ということになりますと、もうすこし時代をさかのぼり明治22年頃の可能性も否定できません。トーマス・スティーブンスの影響をまだ色濃く残している年代だと思います。

赤いダルマ自転車

    東京郵便電信局の服務心得の図 逓信総合博物館蔵

 現在でも郵便局で配達に使用する自転車は赤く塗装されています。これはいつ頃から赤色になったのでしょうか。日本で初めて郵便局で自転車が採用されたのは明治25年からです。明治25(1892)年5月に提出された東京郵便電信局の伺案「被服新調費増額之義ニ付稟中」に、「電報配達上自転車試用之件」という記述があります。
 上の図は、東京郵便電信局の服務心得にある図です。この画を見ますとダルマ自転車が赤く塗られています。自転車が郵便局で採用されるようになった明治25年から間もなくして車体を赤く塗装するようになったものと思われます。
 法令で正式に赤色が定められたのは、明治39年9月からです。
「電報配達用自転車設備規程」第6条に、
 一、二等局ニ設備スル自転車ハ構造堅牢ニシテ能ク実用ニ耐ユルモノヲ採択スヘシ
 前項自転車ハ赤色塗トシ別ニ定ムル位置並ニ様式ニ依リ徽章及番号ヲ附スヘシ
とあります。

2011年4月4日月曜日

自転車の効用

 この資料は。明治26年6月発行の「猟の友」猟友社 第2巻21号の記事です。「自転車の効用」と題し、一ノ井顔花(猟夫)という人が書いています。恐らく名前はペンネームでしょう。十文字信介(1852-1908)が、この雑誌にたびたび寄稿していたことは分かっていますが、この記事を誰が書いたかいまのところ不明です。
 内容は、
(自転車の隆盛)
欧米自転車製造所にして千人以上の職工を有するもの数百ある
(通勤と健康)
朝に之に乗して出勤し夕べに之に駕して帰宅の間には身体に日々運動を与えたる
(軍用自転車など)
米国の如きは兵卒用の自転車あり(図を看られよ)消火用自転車あり
(会社等の利用)
其他郵便電信等の如き速達を要する者は皆之を利用せざるはなきに至る我が日本にても電信局、銀行、会社、大商店の如きは近日之を利用するに至るも決して偶然に非るべし
(タイヤの種類)
今や流行安全車輪製に3種の差あり、薄ゴム輪(ソリットタイヤー)、厚ゴム輪(クッションタイヤー)、空気入ゴム輪(ニューマチックタイヤー)にして第一は其ゴム薄きの故を以て其回転中ごつごつするの工合あり其速力随て遅し第二厚ゴム輪の方は回転するに際し円滑なれば其速力自ら早し第三空気入輪なれば砂上も水上も走り得べく是を最上等とすると雖ども途中物に触れ其輪を害損ぜば直に空気洩脱するの恐れあり且つ其修復の如きも未だ本邦に於て出来難しと云へば厚ゴム輪を選ぶ事可とす、ここに英人某横浜ガゼットに投寄せし自転車の記を読むに空気入と厚ゴム輪と京浜間を走試するに後車僅2分時間後るるのみと
(乗車方法)
前輪の踏金(後輪の車軸にあり)左足を掛け両手に梶棒を握り右足以て進行すれば・・・
(自転車稽古場)
本邦東京には錦町に梶野自転車稽古所あり一時間に拾銭を出せば乗法を習ぶ

(括弧の項目は便宜的に私が入れたものです)

 明治26年代の自転車情報としては、かなり早い時期にあたります。これは日本に安全型自転車が輸入されて間もない記事ということになります。

 「猟の友」猟友社発行は、明治24年の創刊です。その後、4年ほどで廃刊になった月刊雑誌です。
編集は、飯島魁(1861-1921)が担当し、十文字信介らが寄稿していました。明治24年に発行された「銃猟新書」は、十文字信介が書いています。

2011年4月2日土曜日

人力飛行

 鳥人間コンテストに出てきそうな人力飛行機です。人類はあらゆる道具を利用して、大空に飛び立つことを考えていました。その一つが自転車の利用でした。
 明治24年4月29日、日本人の二宮忠八は、玉虫型飛行器を発明し、香川県の丸亀練兵場で10メートルの飛行を成功させました。その12年後の明治36年(1903)12月17日に自転車店を営んでいたライト兄弟がライトフライヤー号を完成させ、ノースカロライナ州キティホークで世界初の有人動力飛行を成功させました。ライトフライヤー号には自転車のパーツが多数組み込まれていました。