2025年5月4日日曜日

老舗さんぽ-57

 老舗さんぽ-57

サイクルセンターシマダ

註、シマダの元の商売はガラス屋のような感じであった。島田大助商店と云って、最初に訪問した時に店の中で目についたのは大きな板ガラスであった。

最盛期には「そごう横浜店」にも出店していたが、現在は廃業。 

当時のメモから

197439日(土)午後から雨

横浜駅西口の島田商店へ。プジョーを買うためである。

ヤマハが輸入した安物のプジョーである。ちょうどショールームにその自転車は展示されていた。即決これを買うことにした。これからこのプジョーに乗り、茅ケ崎まで帰る予定であったが、雨が降ってきたことと、ライトがないので、明日、取にくることにした。

一応、代金の85.000円は前払いした。


プジョーのカタログより

領収書 

1974310日(日)雨、午後から晴れ
1150分に家を出る。横浜のシマダまで自転車を取りに行く。
横浜駅のジョイナスで腹ごしらいして、島田自転車店に向かう。
昨日、購入したプジョーPR10を受け取る。
帰路のコースは、国道1号線で保土ヶ谷~戸塚~藤沢まで順調にきたが、ここで交通事故に遭遇。
場所は大鋸付近、前方にバンの軽自動車が走っていて、急に左折、その横腹にあたり転倒、プジョーは折れ曲がり、自分の体は、顔面打撲と腕や足に擦過傷を負う。丁度、近くでも交通事故があったらしく、実況見分中の警察官がいて「また反対側でも事故だ」とばかり、すぐにこちらに飛んでくる。何とか起き上がったが、彼方此方が痛い。警察官はすぐに救急車を要請、間もなく救急車が到着して、それに乗込む。藤沢市内の病院で診てもらい。どうやら打撲と擦過傷だけで、骨には異常がないとのこと。その後、藤沢の警察署に行き、事情を聴取された。そして今後の示談の話などをする。家に帰ったのは夕方になってしまった。顔が腫れているので、家族はびっくり、「もう自転車には乗るな。これで懲りたはず」と云った。
プジョーは1時間半乗っただけでオシャカになってしまった。
手痛い買い物であった。
1ヶ月を過ぎたあたりから、また自転車が欲しくなる。まだ懲りていない)
 
1995626
自転車文化センターの帰り、渋谷氏と横浜のシマダへ。
非公開のシマダ・コレクションを見てきた。これは、凄い。まさに地下の秘宝館であった。特にフランスのクラシック・パーツ類が充実していた。