自轉車瓦版 第83号
昭和60年10月16日発行
★前号からのつづき ○第2普及用(ロードレーサー・ロードスター)ロードレーサーと云うは普通用の軽きを云う位のものなれば、普通の部に入れて置く。第1をクリーブランド、デートン、コロンビアホワイトフライヤー、ウェストフィールドの5種なり。この種類は田舎レース位は出来るのみならず価格は130円より150~ 160円の安価にして普通乗用には大徳用の品である。第2はランブラー・クレセント・スパーディング、ピアス、オリーブ、イーグル・アイバンホー・ウォルフ、アイデ等である。価格は120円より120~180円の不同にして、軽きは弱く、堅牢なるは重く各々差異ありて、この種の車を用ゆる人は半年位にて上位の車と交換は免れ難い。第3はエルヂンキング・デモレース、モノーク、シシャ、ストーマー、オーバーランド、ウェーベル等にして、価格120円を上位として80円を最下とす。ゴム車両がよろしければ車体悪く、鎖ののび、ギヤの狂い等、長く用にたえ難し、第4はアイデヤ、ゼサイクル、キイチング、ノワード、アルビオン、アラスカ、インポルター、サ・キ、サホーク、イルカ、アザヤックス、ピラミットその他数10 種は、価格、40円より80円止まりにて、製造元において子供の運動用として造りたるものなれば余り実用的ではない。以上は今後いかなる優劣の勝敗あるかは知れねど、今日までのところで小生が公平ににらんだ適評と思うのである。先づこれをもって御年玉と到そうと思うのである。(M.38.1.1『自転車』№6より)
★競走用及普通用とも第1位のデートン、1903年のカタログより(真船氏提供)
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明治36年11月10日発行「輪友」
