団扇絵 - 9
下の団扇絵は大正期のものと思われる。
自動車と2台の自転車、季節は桜の満開時期。海岸線の道路をドライブとサイクリングで楽しむ。
色彩も鮮やかで、子供が自動車を運転しているのも楽しい。沖には帆掛け船、漁村の風景も美しい。
団扇絵
団扇絵(うちわえ)は、江戸期から大正期にかけて制作された日本の浮世絵版画の一種である。
団扇の形に切り抜いた四角い紙に版画を印刷したもので、これを竹の骨に貼って使用していた。実際に使用された団扇絵はほとんど残っていない。
図柄の見本帖として綴じられていたものが現存し、いまでも時々ヤフオクに出品されている。
団扇絵の絵柄は多岐にわたり、美人画、風景画、武者絵、花鳥画などがある。