2024年1月21日日曜日

鍛冶屋と自転車

 鍛冶屋と自転車

下の写真は箱崎自転車店(いわき市)の神棚と天井。

どう見ても鍛冶屋さんの天井を思わせる。農機具などの製作や修理をしていたのである。

神棚の上には鎌や剣そして曲尺のような金物の守り神が額に収まっている。

だいぶ前の話になるが、神奈川県の厚木にあった老舗の加藤自転車店(加藤浅次郎)を思い出す。創業は古く、創業は明治40年頃と聞いている。前の職業は鍛冶屋で鍬と鎌などの製作と修理を生業としていた。

箱崎自転車店も加藤自転車店も現在は廃業している。

箱崎自転車店の神棚と天井
写真提供:河原 正氏 1994年


天井にあるラインシャフト(Line shaft)は、昔使われていた動力伝達用の回転軸装置である。
水車などの動力源から作業場に動力を分配するためにこのようなラインシャフトが使用された。その動力は、シャフトから、ベルト、プーリー、ギアなどを介して工作機械に分配される。