クラブ号
中山太陽堂(現・クラブコスメチックス)は化粧品メーカーだが、昭和30年代に「クラブ号」というブランドで自転車を製造・販売していた。家庭用・通勤・通学用、さらには運搬車など実用的なモデルも販売。
戦後の多角経営の一環として自転車事業にも参入した。 「クラブ号」自転車は、同社の化粧品ブランド「クラブ化粧品」と連動したネーミングで、企業イメージを広げるための戦略的な商品であった。
日本自転車史研究会のブログ Copyright © Yukio Ootsu
自轉車瓦版 第55号
昭和60年7月14日発行
☆(第50号からつづく) メーカー事始シリーズ、その3『ラーヂ』
1894年、ラッジサイクル社は、同業のホイットワース・サイクル社と合併することになった。ラッジはコベントリーにホイットワースはバーミンガムをそれぞれ本拠地としていたが、この合併によって両社は同一ブランドの元で自転車生産を行なうことになったのである。新い社名は『ラッジ・ホイットワースLTD』となり、 以後このブランドは世界各地に向けて大躍進を遂げることになる。19世紀末から20世紀初めにかけてのラッジ・ホイットワース社は、自転車生産において世界有数の規模を持つ企業へと発展し、トレードマークである右手のエンブレムは、文字通り世界を席巻したのであった。(クラシック MC ファンダム第25号より)
註、ラッジ・ホイットワース(Rudge-Whitworth Ltd)について
1894年に創業されたイギリスの老舗メーカーで、自転車・オートバイ・自動車用ワイヤーホイールの分野で革新をもたらした企業。第二次世界大戦後の1946年に事実上消滅したが、その技術とブランドは今もヴィンテージ愛好家に強い影響を残している。
コヴェントリーの *Rudge Cycle Co.* とバーミンガムの *Whitworth Cycle Co.* の合併によって誕生 した会社。
美しい英国:パースシャー州、カトリン湖(上の写真)
完璧な自転車とバランス
ラッジ・ウィットワースに乗る人だけが享受できる喜びである。
それは、科学的に正しい設計と、王国最大のラッジ・ウィットワース工場でのみで使用されている比類のない優れた素材と職人技によるものである。
68ページにわたる新しいアートカタログには、1910年モデルのラッジ・ウィットワース自転車の新しい特徴が詳細に説明されており、以下が含まれている。
オールスチール製フラッシュジョイントフレーム
コッターレスクランク
特許取得済みのディッシュ型後輪、ハンドルバー、クランク、ブレーキレバー、ハブの錆びないセルロイド仕上げ
固定式ハンドグリップ
10年間保証の封印された証明書
他にもたくさんの商品があり、どれも現代のサイクリストの快適さに欠かせない。
価格は現金3ポンド15シリングから14ポンド12シリング、または月額7シリングから。
カタログは送料無料
ラッジ・ウィットワース株式会社
リバプール、ボールドストリート101番地