サイクリング本
「Le cyclisme théorique et pratique」
L. BAUDRY DE SAUNIER
「サイクリング」理論と実践について
L. ボードリー・ド・ソーニエ 著 1893年 初版
日本自転車史研究会のブログ Copyright © Yukio Ootsu
サイクリング本
「Le cyclisme théorique et pratique」
L. BAUDRY DE SAUNIER
「サイクリング」理論と実践について
L. ボードリー・ド・ソーニエ 著 1893年 初版
自轉車瓦版 第89号
昭和60年11月19日発行
★自転車の元祖については、いろいろと説があるが、 最近では、ドライジーネを元祖とする説が有力である。しかし、人間が自らの力で駆動させる乗り物が自転車であると定義づけるならば、ドライジーネは該当しないかもしれない。むしろそれは二輪車ではなく、三輪車か四輪車に求められよう。
1418年、ブルネレスキ(Filippo Brunelleschi) が革新的な巻上げ機を発明。
1690年、ラ・ロッシェルの医師リチャードが、ペダルで動かす二人乗り四輪車を発明したと伝えられている。前方に乗った者は前輪を操舵し、後方へ乗った者は足踏みを上下して、ラチェットギャにより後輪を駆動する機構になっている。
トーマス・スティーブンス
下の図は、世界で初めて自転車で世界一周を成し遂げたトーマス・スティーブンス(Thomas Stevens)が、ペニー・ファージング(Penny-farthing)と呼ばれるダルマ自転車に乗っている様子。
彼は、1884年から1886年にかけて、このダルマ自転車で世界一周の快挙を達成した。
この図版は、1888年の「バイシクリング・ワールド(Bicycling World)」という刊行物。
自轉車瓦版 第88号
昭和60年11月13日発行
★アンティーク自転車の斡旋(外国製)。
地図、
自転車乗りによる描画
1879年9月11日~12日 2日間の走行記録
この記事の目的は、馬の現代のライバルである自転車を賞賛したり非難したりすることではなく、約40人ほどの二輪車の所有者が、アーティストの言葉を借りれば、どのように楽しんだかを明らかにし、2日間の走行の出来事のいくつかを記録することである。
自転車クラブのメンバーと、役員を持たず「無所属」のアマチュア数名が集まった。9月の朝、彼らは1人か2人ずつすれ違いながら会合場所へと向かった。そこは、現在はボストン市の一部となっている。かつてのロクスベリーにある。広く曲がりくねった大通りの入り口だった。ロクスベリーはこれまでにも多くの自転車を目にしてきたが、これほど多くの自転車を一度に目にしたことはない。服装の多様性、ナップザックやコンパクトな「マルチム・イン・パルボ」バッグといった装備には、何か目新しいものがあり、これからの旅を予感させていた。
ボストン自転車クラブとマサチューセッツ自転車クラブのユニフォームは馴染み深かったが、ウースター自転車クラブの上品なグレーの衣装、ハートフォード家の白いフランネルシャツと明るい色のストッキング、そして「E. Bi. C.」と記された青いポロキャップ、そしてニューヨーク、ワシントン、セーラムの男たちの奇妙な服装は、街へ向かう早朝のビジネスマンたちの目に留まった。・・・
自轉車瓦版 第87号
昭和60年11月9日発行
★社団法人 横浜市観光協会から出ている「横浜のたより」というタウン誌の11月号に、次のよう記事が載っていた。『石川孫右衛門は、横浜居留地のチリドル商会で、はじめて自転車に乗った外国人を見て「自転車は汽車につぐ速さで、どんな道でも練習すれば走ることができる機械」と説明され、乗り方を教えてもらいました。彼は、まだ貸自転車をやってるものは誰もいないから、この便利な自転車を時間貸しすればもうかる」と考え、翌日に16台の自転車を注文。元町に輪乗場を作り、指導員に外国人を雇って石川商会を開業したのは、明治10年(1877)でした。仕事に役立てる生糸商人やふるさとへの土産話に借りる奉公人が多く、一年でモト金をかせぐことかできたそうです。』
ところで、この記事については出典が書かれていないので、どの資料から引用したのか分らない。確か『横浜もののはじめ』という本にも同じような文章があったと記憶するが、内容がちょっと違っている。 それは、「輪乗場」とか「指導員に外国人を雇って石川商会を開業」など、どうもなかったような気がするからだ。もう一度『横浜もののはじめ』を探し出して読んでみることにしたい。しかし、『横浜もののはじめ』もかなり内容が根拠不明で出典のないものが多い。一時資料に当たっていないし、古老の話などを採用している可能性もある。
下記の絵は、同記事にあった插絵である。どういう訳か明治30年代の空気入りタイヤの安全型自転車である。 「明治10年と言えば、まだミショー型か三輪車の時代である。ミショー型にしても、根拠資料は希薄であり、錦絵の一部に描かれている程度にすぎない。
橋本商会 - 2
以下は明治40年ごろの橋本商会の正価表、
ハンバー會社の二重作用ハンドブレーキは今や非常の成效を以て各地に現はれ最とも完全せりとの賞賛を博せしが、殊に自由輪則ちフリホィルに用いて著しき其有效なるを證せり、此のハンドブレーキに於ける二要點は之を車に適用せし時絶へず後車の中央輪を握り亦取り外づす時通常の車体となるなり、バンドは鞍と脚に附せる飾釘内部螺狀彈力機に依て支持せられ、別に固着せし個所あるにあらずバンドの動作は同時に此の螺狀弾力機を緊壓せしめ足部の壓力は中央前よりバンドを離れしめて再び通常の位地に之を迎へず、バンド高く離れざるため且つ共底部を中央輪に觸れざらしめん爲め之を防ぐ制楔あり常に注意して革ハンドを滑らかならしむるは肝要なることなれども此場合には宜しく黒鉛を使用すべし共機械油を使用するには優れるはハンバー會社の多年試験せし慮なり・・・
4頁
自轉車瓦版 第86号
昭和60年10月31日発行
★大阪で久々にダルマ自転車が売られているという広告(60.10.16朝日・夕刊)が載ったので、早速行ったところ、以前紹介した北区のお初天神宮境内で売られていたダルマ自転車であった。次に京都で明治中期?(売手は初期と云っている)30cm角の。 ボロボロの木棉布1枚を入手した。その布地の図柄は4種類の車が描かれており、1つは御所車他は、ダルマ自転車と三輪車のようであった。黒地に白で抜いてあり、着物地か布団地かは分らないが、御所車と重なっているところから判断すると、 高価なものと思われる。それから先般、探求を依頼した“自転車の科学”はカッパブックスではなく、ゴマブックスである。〔大阪、高橋 勇氏)
★この度、西ドイツ・ボン大学の日本文化研究所助教授のE・パウアー氏からお便りがあり、鉄砲鍛治と自転車製造との関係をしめす資料はないか、という依頼があった。そこで当研究会の資料の中から宮田及び堺の部品メーカー等の文献コピー約10点を先日航空便で送った。E・パウァー氏は1986年国際社会経済史学会で「日本の伝統技術と産業革命の関係(在来技術の役割)」というテーマで講演を頼まれでいるそうで、その講演の中で自転車と鉄砲製作技術との関係も扱いたいとのことであった。(会員諸兄において、これらに関する資料がありましたら、事務局までご連絡下さい)
★雑誌「Bicycle Club」11月号でアレックス・モールトンを特集している。内容は、モールトン小史といったところで、分りやすく解説されている。
ローバーのリスト
ABRIDGED ILLUSTRATED LIST.1891.
THE ROVER
要約イラスト付きリスト 1891年 ローバー
ヨークからロンドンまで14時間33分
1890年10月27日、ホイーリングは言う
「ロンドンからヨークの記録を2時間19分も破った。ローバーは今もなお先頭を走っている。」
ディック・ターピンのヨークへの小旅行ほど注目を集めたサイクリングは他にないだろう。それは、今後何世代にもわたって、私たちの乳母がイングランドの子供たちに語る古き良き物語を残すだろう。リトル・ヴィレッジとヨークの間の道ほどジャーナリストの注目を集めた道はない。これほど頻繁に描写された道はない。かわいそうなディック・ターピン、かわいそうなブラック・ベス!あの偉大な老牝馬ブラック・ベスの素晴らしいパフォーマンスを、現在の高速ロードライダーの一人が走った時に、その影に隠れてしまった。ディック・ターピンの走りは決して忘れられないかもしれないが、現代がそうであったように、将来の高速サイクリストによって何度も凌駕されることは間違いないだろう。最近のディック・ターピンは、ホイーリング出身でブリティッシュ・スポーツ誌の編集者であるT・A・エッジだ。彼は、最初に作られた後部運転席の安全装置の先駆けである有名なローバー・セーフティ・バイシクルに乗り、現代的でファッショナブルな当社の自転車は、木曜日の午前6時43分にヨークを出発し、14時間33分でロンドンに到着した。これは、以前の記録を約1時間上回った。
J.K.スターリー株式会社
自轉車瓦版 第85号
昭和60年10月28日発行
★第216回全国自治宝くじ(10月4日抽せん)のポスターを第一勧業銀行横浜支店で先日入した。このポスターの図柄は、ハーパーの一輪車で"夢に向かって、止まれない"という標語が書いてある。駅のホームの掲示板や電車の車内に貼られていたので見た方もあると思う。なかなかよいデザインである。
★自転車の科学: メカから乗りごこちまで (ブルーバックス 503) 服部 四士主 (著)を会員諸兄の中でお持ちの方はご連絡下さい。当方紛失しましたので、ダブり分をお持ちでしたらお譲りください。連絡先:〒542 大阪市南区上本町西一丁目1-10 高橋 勇まで。
★『自転車冒険大百科』四六利,240頁、予価1,000 円という本が11月末、大和書房から出版される。
★『自転車の科学』野添 域著昭和18年発行、元宇館刊を4500円(送料含)でお譲りします。希望者は事務局までご車格下さい。
★会報“自轉車 NO.24.昭和60.11.15発行のミスプリントについて、①P.10左12行目「使っ居ります」→「使って居ります」 ②『裏表紙、表紙の説明の部分で「作者は、国政、国点・」→「作者は、国政、国貞、」に訂正。
★この瓦版は既にお知らせしたとおり、1ヵ月に1回以上定期的に情報等を寄せて下さる会員との連絡用(メモ)に発行しているものです。したがいまして全会員には発送されませんのでご了承下さい。なお、バックナンバーを希望の方はご依頼下さい。1部20円(送料込)でお送り致します。(従来通り情報等の提供者には無料配布しております。)
イーグル・バイシクル
自轉車瓦版 第84号
昭和60年10月22日発行
★80日間世界一周が19日から松竹セントラル他で上映されている。あの従者パスパルトゥーがオーディナリーを乗り回す姿をまた見ることが出来る。
外国カタログ・コピーサービス、
①The Liberty: America's Representative Bicycle (1896 Product Catalog) p24 1896- ¥500-
②Harry S. Roberts, cycle Works. Bicycles and Tricycles. p18 1888-¥400-
⓷Catalogue of American Wheels. spring.1891. P. 48 ¥2,000-
④Humber Cycles. ENGLAND 1901 P.48 ¥1000-、Humber, Limited established 1968.
⑤William Read & Sons Baston.一部欠損あり・1892- P.38 ¥800-
⑥Western Wheel Works CHICAGO 1890. P.16 ¥400-
⑦South-Western Cycle Co. Bicycles and Tricycles. 1889- P.4 ¥100-
⑧West London Cycle Stores price list 1888- P20 ¥500-
以上8点、送料は実費。
★自転車は古代の発明? 自転車は最近の発明にかかるものと一般に思考すれども、エジプトの人頭の獅子中に二輪車に跨りて居る者あるを見れば、古代の発明にかかるものなりと中央新聞は記載せり(明治34.4.1「自轉車」雑誌№9)この記事に関してなにか資料等をお持ち方はご連絡下さい。どこかで見たような気がするのですが、はっきりしません。
自転車メモ帳
1974年9月14日 土曜日 曇り
〇川崎のオオノ商会へ。
店にあるルジュンの¥230,000-確認。ハブ・チェーンホイール・ペタル・ピラー・ディレーラーはカンパニョロ。ブレーキはマファックレーサー、リムはスーパーチャンピオン、タイヤは ウォルバーでなく、たぶんクレメンか。バムルタンのフレームもあった。チェーンホイールは、ストローグライト。それに、レニアーノのミニサイクル、これは珍しい。
〇茅ヶ崎駅よりラレー・ロードスターで、家に帰る途中、突然ソービッツのランプが外れスポークを折り曲げてしまった。 スポークは5~6本だめになるし、フォークには たくさんのキズがつく。ソービッツをささえている金具も曲がってしまう。原因は、ソービッツをささえている金具がゆるんだことである。フォークにキズをつけないために巻いていた布が振動で下がったためである。
〇そろえたい自転車工具など、
①リム振取台、②15~16mm バブ調整スパナ、⓷カンパ・ハンガーワン・スパナ、④カンパかVARのリムセンターゲージ、⑤タイヤレバー、⑥LEJEUNE・ レーサーキャップ、⑦カンパ・グリス、⑧ VAR左ワン及びフリーふた外し、⑨ VAR ブレーキはさみ、⑩VAR スプロケット外し、⑪カンパ・シートピラー調整スパナ、⑫シクロ・フリー抜き、⑬REG ミニベル 18g、⑭フレンチバルブ用足踏ポンプ、⑮ボトル、⑯ケーブルキャップ、⑰カンパ・ピラー 26.2mm、⑱フリー・レジナ5段 3/32、14~21フリー抜き、⑲ カンパ・チェーンホイールと工具。
1974年9月15日 日曜日 晴れ 老人の日。
〇今日は、一日中白転車を乗り回す。
家~矢畑~トピー工業~電源開発~北茅ヶ崎駅~八王子神社~浜竹~辻堂駅~藤沢エルナ~SONY~ヤクルト~日本精工~藤沢警察署~湘南道路~パシピックホテル~フィシュセンター~浜見平団地~宮田工業本社~鶴嶺八幡神社~萩園~番場~西久保~家。
午後からコース、家~番場~田端~寒川神社~宮山~倉見~社家~富士ゼロックス社宅~海老名~座間~厚木駅~246号相模川大橋~ 本原木駅~厚木駅~社家~寒川神社~田端~番場~家。
☆第7回アジア競技大会イランのテヘランで開催、自転車個人ロードレース 180㎞、優勝はハッサン・アルヤンファル(イラン) 5時間16分12秒。
海抜250mから最高地点が2600m。9月と云えまだ30℃を超す暑さである。
スタート地点は、カスピ海沿岸の保養地チャールースに近い山・・・。
1974年9月16日 月曜日 雨
一日中家に居る。ラレー・ロードスターの修理。
曲がっているスポークをペンチで直す。新しいものと交換する予定であったが、なんとかもちそうなのでこれをそのまま使うことにする。だが前よりは2-3mm伸びてしまった。このため、ヤスリで出っぱりを削らなければならなくなった。あとは、リムの縦ぶれと横ぶれの調整である。これが一番時間を費やす。工具があれば、もっと楽にできただろうが。
今後、購入したい自転車専用工具、
・VAR ニップル回し¥900、VARペダルレンチ¥3000、JOTO振取台 ¥19800、リムセンターゲージ ¥4850、 CAMPAGNOLO リムセンターゲージ ¥9800、英タイヤレバー3本SET ¥360、VAR リムセーター調整工具 ¥9500、VAR 左ワン及びフリーふた外し調整ネジ付き ¥4300、VAR スプロケット外し ¥ 2200、VAR ブレーキはさみ¥2500、 C-330振取台 ¥14,800、VAR振取台 ¥45000。
自轉車瓦版 第83号
昭和60年10月16日発行
★前号からのつづき ○第2普及用(ロードレーサー・ロードスター)ロードレーサーと云うは普通用の軽きを云う位のものなれば、普通の部に入れて置く。第1をクリーブランド、デートン、コロンビアホワイトフライヤー、ウェストフィールドの5種なり。この種類は田舎レース位は出来るのみならず価格は130円より150~ 160円の安価にして普通乗用には大徳用の品である。第2はランブラー・クレセント・スパーディング、ピアス、オリーブ、イーグル・アイバンホー・ウォルフ、アイデ等である。価格は120円より120~180円の不同にして、軽きは弱く、堅牢なるは重く各々差異ありて、この種の車を用ゆる人は半年位にて上位の車と交換は免れ難い。第3はエルヂンキング・デモレース、モノーク、シシャ、ストーマー、オーバーランド、ウェーベル等にして、価格120円を上位として80円を最下とす。ゴム車両がよろしければ車体悪く、鎖ののび、ギヤの狂い等、長く用にたえ難し、第4はアイデヤ、ゼサイクル、キイチング、ノワード、アルビオン、アラスカ、インポルター、サ・キ、サホーク、イルカ、アザヤックス、ピラミットその他数10 種は、価格、40円より80円止まりにて、製造元において子供の運動用として造りたるものなれば余り実用的ではない。以上は今後いかなる優劣の勝敗あるかは知れねど、今日までのところで小生が公平ににらんだ適評と思うのである。先づこれをもって御年玉と到そうと思うのである。(M.38.1.1『自転車』№6より)
★競走用及普通用とも第1位のデートン、1903年のカタログより(真船氏提供)
フランス・ヴェロシペード社
フランス・ヴェロシペード社(COMPAGNIE IMPERIALE DE VELOCIPEDES)、A. DAVIS、代理店兼製造業者、ストランド14番地。
フランス・ヴェロシペード社は、この美しいマシンの利用を促進するため、地方や都市の様々な地域、そして様々な体形のライダーに適したヴェロシペードを、大規模かつ短期間で供給する。また、アマチュアや発明家、クラブ、学校、連隊、体育館などに情報を提供し、必要な台数や条件等に付いて交渉する用意もある。ヴェロシペードの価格は品質に応じて異なり、最高級品は、鍛造された鉄と鋼で、潤滑装置と、同社独自の特許取得済みの砲金ローラー、減摩ベアリングを備えている。民間企業が手にするよりも低価格で販売することを提案しており、購入者はヴェロシペードをよく確認することをお勧めする。パターンは、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、スイスのモデルに基づいて製作されている。子供用のヴェロシペードは特に安全性を重視して作られている。3輪ベロシペードは2輪に変換可能である。女性向けには、軽くて使いやすい豪華なソファが付いている。夜間の使用にはランタンを取り付けることができ、旅行には旅行鞄、特別なプロテクター、移動距離と速度を計算するための計器、傘サポーターなどがある。芸術家、写真家、商用旅行者、そして荷物を運ぶ必要があるすべてのライダーのために、特別なヴェロシペードも製造されている。
自轉車瓦版 第82号
昭和60年10月12日発行
★第一、競走用はデートン、クリーブランド、バアンスホワイトフライヤー、イーグルの4種のうちで、このデートンを1等とする。これは乗り具合よろしきと、比較的堅牢にして車体に申分なき出来を以て一等とする。2等はクリーブランドである。この事は軽走のことはデートンよりよけれど、軽さを専一にしたれば堅牢の点は、デートンに及ばない。併しながら多少の欠点は何れも免れないもので、デートンは車の心棒にある玉押のかたヤキなるゆえ、かけ易く、クリーブランドは足掛の取附もとネジに直ぐにユルミを来たす欠点あり。其他何種の車にも欠点なきものはないものである。3等はバアンスホワイトフライヤー、4等はイーグルの順位である。ホワイトフライヤーには特別製ありてデートンに適る車なれども乗り具合に少しの相違を以てデートンを凌ぐことは出来ない。イーグルは近頃の輸入なれども先以て3~4位の間に置くべき車である。ホワイトフライヤーは例の競走の名人鶴田氏、メーソン氏等数回の競争に乗用して1等の勝を占めた。イーグルは去年横浜の内外人競走会に1等の賞を得た。このほかにコロンビヤ、ピアス等の競走車あれども、とにかく5等の部門に入れて置こう。 遊輪生(M34.1.1発行 『自轉車』雑誌より) 次号につづく。
★岡山の河原氏からの情報によると、外国製ボーンシェーカーが70万円ぐらいで、最近売られていたとのこと。 ある人から聞いた話しなので、場所等については不明である、ボーンシェーカーの価格の相場はよく分らないが、アメリカあたりでは1200~1500ドル(程度にもよるが)ぐらいなので、50万円以上は高いのではないだろうか。
自轉車瓦版 第81号
昭和60年10月9日発行
★最近入手した資料は次のとおり
①明治前期産業発達史資料、明治文献資料刊行会 昭和51年、P.1854~P.1858, P.1885~P.1888自転車記事あり。
②自転車の一世紀、日本自転車産業史 昭48初版本。
③少国民文化教本 自転車、昭和17年。
④カタログ、宮沢商報NO.112号 自転車及附属品卸商宮沢商会(東京)P.94 大正 4年。
⑤正しい自転車の乗り方(チラシ)、警視庁警ら交通部編,昭28年。
⑥チラシ 米国特許ライフル号自転車及附属品、大正期。
⑦ガリ版刷り会報,技事珍報号外、明治31年頃。
⑧仮下請書 1枚-自転車一台価格30円、 大正5年。
以上の資料のうち①~③はお譲りしますのでご希望の方はご連絡下さい、価格(送料含む)は下記のとおり。
①3.200円、②4.000円、⓷5.000円(汚れあり)
なお、コピーが必要な方はご依頼下さい。 実費にてお送り致します。
★岡山の河原氏からのお便り 、
前略、私の店は、30年来のBSの特約店である。ボーンシェーカー1台、アンティックバイク10台、セーフティーサイクル5 台を所有している。以前テレビにも10回程出演。自転車の古いカタログ類も収集している。貴研究会のことを知りたいので案内書等あれば送って欲しい。早々
(60.10.5受信)。
★ホーロー製の看板はいかが? 「丸石の自転車代理店」全長90cm×幅18cm・丸石のマークかー赤色で、全体はブルーで美しい。部屋のアクセサーにどうぞ。5000円(送料込) 希望者は、事務局まで。
オオノ商会
下記は、50年ほど前によく利用した自転車店。親切な対応が印象に残っている。
1974年5月18日(土)晴れ
横浜は光化学スモッグ。
●川崎のオオノ商会へ。
ユッチンソンのチューブラータイヤ、ニップルレンチ、チューブラー・パンク修理セット、ニューサイクリング誌の最新号を購入。
ちょっと気になるメルシェの自転車があった。価格は67000円、その他、チネリ、ラレー・ヨーロッパ等が陳列されていた。ビアンキもレニアーノも見ると欲しくなる。
デローザは高値の華、チェーンホイール(カンパ)、サドル(ユニカ)、リム(ニジー)、ブレーキ(カンパ)、バーとステム(チネリ)、タイヤ(クレメン)、フレーム(コロンバス)など。
ゴルナゴは、カンパのフルセット、ステム(チネリ)、サドル(ユニカ)、チェーン(レジナ)など。これも高値の華、ただ眺めるだけ。
●「自転車実用便覧」自転車産業振興協会、2500円をベロ出版に注文する。
●リムの振れ取をするが、思うように調整できない。10年の年季が必要と某氏に言われた。
1974年7月20日 土曜日 雨
地下鉄日比谷線で上野へ、銀座線に乗り換え、稲荷町駅下車。また横尾双輪館にむかう。クレメンのチューブラータイヤを買うつもりであったが店に在庫がなかった。
店に陳列されていたゴルナゴ、レニアーノ、チネリの完成車にはクレメンストラーダ66がついていた。なにも買わずに横尾双輪館を後にする。
途中、川崎駅で下車し、オオノ商会へ。ここでミルレモのチューブラータイヤ、3,000円を購入。タイヤのトレッドも直線のみでなかなか良い。これだったらすんなりとリムにはまりそうである。前に買ったユッチンソンのスーパー・スプリントは硬くて、なかなかリムに収まらなかった。国産のソーヨー(SOYO)もしかり。
自轉車瓦版 第80号
昭和60年10月6日発行
★日刊工業新聞(60.8.13付)に来春開館予定の堺市”サイクル科学館”の記事が次のように出ている。「この堺市で来年春、世界最大の自転車専門博物館”サイクル科学館”が誕生する。 自転車部品のトップメーカー、島野工業が自社のコレクションにオランダのバタブス博物館の所有していたものを買い取り、クラシック車だけでも約 150台に達する。このほか歴代の国産車や最新式の世界の各種自転車も集められ、自転車に関する歴史や技術水準などがすべて分るような様成になるという。この会館はわが国最大の古墳である大仙古墳の公園内に堺市の協力で建設されることになっている。」 (最近、大阪の高橋 勇氏からこの新聞記事のコピーを送っていただいた。)
★名古屋の八神商会より Cycles HERGÉの力タログを入手。このカタログは1958年に発行されたもので、当時の部品をはじめミショーの記事なども出ていて楽しい。(コピーを希望の方はご連絡下さい。)
★60.10.5発行の『通販生活』(No.23ヘルス株式会社)に佐野裕二氏が自転車小史“人間を運び、荷物を運ぶ、暮らしのなかの自転車"を書いている。 Petile Reine (かわいい女王)とフランスでは呼ばれる自転車だが、日本では粗末に扱われていないか・・・
トーマス・スティーブンスの本
以下は最近、フェイスブックに投稿されたもの、
トーマス・スティーブンス著「自転車世界一周」2冊分を販売、
程度は良好、欠損等なし。
375ドル(米国内のみ)
eBayなどで販売されている2冊のセットより保存状態は良好で低価格。
For Sale: Thomas Stevens "Around the World on a Bicycle"