ダルマ自転車の車輪浸漬式
このダルマ自転車の車輪を海水に漬けるというセレモニーは、いままで意識していなかった。
今回、エリック・ナイトさんとマーク・ケネディさんの長崎から横浜までのスティ-ブンスの137年前の再現サイクリングで初めて興味を持った。
その儀式の由来を探ると、如何やらトーマス・スティ-ブンスの北米大陸横断の時代(1884年)に遡るらしい。スティ-ブンスがカルフォルニアの太平洋からボストンの大西洋までをダルマ自転車でサイクリングした際に、この行為を行ったと伝えられている。
スタート地点のカリフォルニアの海岸でダルマ自転車の後輪を海面に漬け、そこから大陸横断の旅がはじまり、そして終着点であったボストンの海岸で前輪を海面に漬けたのである。この故事からダルマ自転車で旅をする時は、このような儀式をすることになったようである。
1991年にオハイオ州フィンドレーの世界自転車ラリーに行った際に、この日に合わせて北米大陸を横断したガブリック(Michaei Gabrick "Shadow")さんに会うことができた。彼の場合もまさにスティ-ブンスが行ったこの儀式を実行している。
終着点の横浜港で車輪を海水に浸す
~2023年10月25日
Country Roads Japan
儀式終了後
Country Roads Japan
出発の長崎港で後輪を海水に浸す
2023年9月24日~
Country Roads Japan
ナイト、ケネディ、大津
酒匂川左岸サイクリング場
Country Roads Japan
1991年4月23日~
P.34
The Wheelmen №39 Nov 1991
後輪を太平洋に浸し、サンフランシスコ市庁舎で記念写真を撮った後、ノーラン・ベイと私はダルマ自転車でベイブリッジを渡ってカリフォルニア州オークランドへ・・・・
~1991年5月30日
P.40
The Wheelmen №39 Nov 1991