ステファン・ファーフラー
ステファン・ファーフラー(Stefan Farffler) については何度かこのブログで紹介している。
彼は、1633 年 11 月 12 日~16891 年 10 月 24 日、ドイツの時計職人で、1655 年に手動式の乗り物を発明したことで知られている。そして、この乗り物は最古の自走式車椅子とも云われている。
ところで、この自走式車椅子の図の殆どは右側面から描かれているものがほとんどで、反対側からの側面図はいままで見かけなかった。
最近、やっと左側からの側面図を見つける。それが下の図である。
この図をよく見ると左側も同様にペダルクランク方式と思っていたが、異なっている。
左右でその役割が違っていたのである。右がペダルクランク式の駆動装置で、左側は操舵装置である。この操舵の仕組みは車体の中央部が左右に折れ曲がる構造になっていて、前部の箱と前輪が同時に動く仕掛けになっている。一般的であれば前の車輪だけが左右に動く方式であるが、この車は独特なステアリング構造になっているのである。
左側の図
右側からの図