2021年12月7日火曜日

バックナンバー 106

 バックナンバー 106

ニュースレター(NEWSLETTER)NO.106

2000年11月15日作成 日本自転車史研究会

●長谷川・スピーデンWeb開設
日本で唯一オーディナリーの製作販売を行っている。長谷川&スピーデン・クラッシック自転車商店は、このほど念願のサイトをオープンした。タスマニアのダルマ自転車レース等を紹介したページの写真集は興味深い。
http://www.inet-shibata.or.jp/~HSbicycles/
(現在は、Not Found The requested URL was not found on this server.)

●ヤフーの自転車オークション
自転車関連のオークションは下記のサイト。クラシック自転車はあまりない。どう言う訳か折畳み自転車が多い。
https://auctions.yahoo.co.jp/

●ブルックスのオークション
ロンドンのオリンピアにあるナショナル・ホールで、12月4日(月)ブルックスのオークションが開催される。前回7月のオークションでは、1870年製のメイヤー・ボーンシェーカーが32,000ポンドで競り落とされ、話題となった。今回のオークションでは、どのような歴史的価値ある自転車が登場するか楽しみだ。

●モールトン博士来日
第7回アレックス・モールトン・オーナーズ・ミーティングについては前回のニュースレターでご案内したが、最近の情報によると、英国からモールトン博士が来日し、同イベントに参加予定とのこと。また、先般発売されたブリジストン/モールトンの試乗会も実施される。

●大日本自転車㈱
大日本自転車株式会社の簡単な年史を知りたい。(M氏からの質問Eメール)

略年史は、下記のとおり。
大日本自転車株式会社の略年史は、下記のとおり。
1899年(明治32)11月 岡崎久次郎、日米商店を創業。
1901年(明治34)10月 米国製レロイ自転車を販売。
1906年(明治39)1月 店主渡英、ラーヂ自転車の直輸入契約を締結。
1916年(大正5)12月 大日本自転車株式会社創立。国産ラーヂ自転車の生産が目的。
1917年(大正6)2月  業平工場、試運転開始。
1917年(大正6)7月 工場・事務所を全焼。8月末同復旧。
1917年(大正6)11月 チェーンの製作開始。
1919年(大正8)5月  DNB製ケント号発売。
1919年(大正8)8月  リムを生産。日米リム発売。
1919年(大正8)12月  東洋護謨㈱を買収。鬼タイヤなどを生産。
1931年(昭和6)6月  低価格実用車「鬼号」を発売。
1937年(昭和12)9月  大日本機械工業株式会社に改称。
1938年(昭和13)12月  業平工場、軍需工場に指定。
1945年(昭和20)8月  終戦により関係会社運営停止。
1946年(昭和21)7月  商号を旧商号「株式会社日米商店」に変更。
1952年(昭和27)4月、ナショナル自転車工業(株)設立。
1961年(昭和36)11月、大日本機械工業(株)と松下電器産業(株)により光自転車(株)を共同設立。
1971年(昭和46)ナショナル自転車が旧光自転車(株)製造部門を継承。
1972年(昭和47)4月、富士自動車と大日本機械工業(株)合併。昭和48年1月ゼノア→昭和54年10月小松ゼノアと改称。 

●地球温暖化防止会議と自転車
11月13日からオランダのハーグで地球温暖化防止会議が開催されている。自転車先進国のオランダでの開催とあって、会議の中では、大都市での自転車利用の促進等も論議されよう。自転車をバスや路面電車と並ぶ新しい都市の公共交通と位置付けその普及を計る。既にアムステルダムには45箇所の無人の貸し自転車置場も設置され、気軽に市民がこれを利用している。