自転車関係資料-72
下の資料は「東京勧業博覧会審査報告 巻4」の自転車重量表 明治41年12月26日発行 東京府庁より
註、東京勧業博覧会は、1907年03月20日(明治40年)~1907年07月31日(明治40年)に開催された。
会場:上野公園・不忍池畔
東京勧業博覧会審査報告、巻4 明治41年12月26日
自転車重量表
府県 出品人名 種類 総重量 適用
東京 松下幸作 アライアンス号 3,850匁(14.4kg) 金製リム付車輪
東洋号三号 3,470匁(13.0kg) 金製リム付車輪
東洋特許式 4,090匁(15.3kg) 金製リム付車輪
東洋号四号 2,860匁(10.7kg) 競走用木製リム付車輪
アライアンス号メ式 4,280匁(16.0kg) 金製リム付車輪
ヒーロー号 3,340匁(12.5kg) 木製リム付車輪
東京 宮田栄助 パーソン号 3,440匁(12.9kg) 木製リム付車輪
凱旋号 3,850匁(14.4kg) 木製リム付車輪
旭号三号 3,620匁(13.5kg) 木製リム付車輪
扶桑号 3,780匁(14.1kg) 木製リム付車輪
旭号曲乗用 3,750匁(14.0kg) 木製リム付車輪
特別旭号 3,970匁(14.8kg) 金製リム付車輪
旭号競走用 2,730匁(10.2kg) 木製リム付車輪
ホイラー号 3,470匁(13.0kg) 金製リム付車輪
大阪 角商会 ブラザー号 3,350匁(12.5kg) 木製リム付車輪
ラチオネ号 3,510匁(13.1kg) 金製リム付車輪
山梨 原商会 防震用富士号 3,870匁(14.5kg) 木製リム付車輪
註、現在の自転車とあまり変わらない重量である。当時の工作技術の高さを垣間見ることが出来る。松下幸作(東洋商会)、宮田栄助(宮田製作所)