2021年12月22日水曜日

自転車関係資料-74

 自転車関係資料-74

下の資料は年賀はがき、宛名の消印を見ると、明治36年1月1日とある。

当時の舶来自転車の銘柄が並ぶ、

クリーブランド、ピアス、イーグル、コロンビア、ランブラー、アイバンホー、クレセント、デートン、アイデアル、ウエストフィールド

新潟県代理店 芳屋自転車部

輪用雑貨美術品商 新潟市古町通四番町 芳屋徳右衛門

宛名の五十嵐甚蔵に注目、新潟県笹岡村の大地主で代々甚蔵を襲名、二代目は自転車好きだったようである。(他に自転車店からの葉書もあり)

二代目の略歴
五十嵐甚蔵 いがらし-じんぞう
1873-1935 大正-昭和時代前期の実業家。
明治6年4月27日生まれ。家は新潟県笹岡村(笹神村)の地主。新発田(しばた)銀行頭取であった大正10年,第四銀行と合併し頭取となる。新発田倉庫,新潟新聞の監査役,新潟県地主協会会長をつとめた。14年貴族院議員。昭和10年6月28日死去。63歳。慶応義塾卒。初名は直彦。
「デジタル版 日本人名大辞典+Plus」より

恭賀新年 明治36年元旦

宛名 新潟県北蒲原郡笹岡村
五十嵐甚蔵 様