2011年4月16日土曜日

有害無益



 自転車の効用を述べる人もいれば、反面、その有害無益を論ずる人もいました。これはその代表的な意見です。
 論者は、野口勝一で、大衆誌「風俗画報」第168号、明治31年7月10日発行に載りました。
 野口勝一(1848-1905)は、嘉永元年10月の生まれで、自由民権運動家として政界に入り、茨城県会議員を経て、明治25年に衆議院議員(当選3回、自由党)になっています。地方紙である茨城日日新聞の社長でもありました。作詞家の野口雨情は甥にあたります。