2011年4月18日月曜日

屋内練習場

 この新聞広告は、明治30年12月26日付けの毎日新聞に載っていたものです。
 濱田自転車店については、既にこのブログでも紹介しています。志賀直哉の短編小説「自転車」に出てくるランブラー自転車を扱っていた店です。屋内の自転車練習場まで完備していたところをみますと、かなり大きな施設であったことが伺えます。神田橋には梶野の自転車練習場もありましたが、この時期まで営業していたかどうかは、分かりません。梶野はすでに明治26年から自転車練習場を開設していました。また仁藤商店も近くにありましたから、この界隈は自転車街を形成していたことになります。