自転車預かり所
1973年頃、茅ヶ崎駅北口に自転車預かり所があった。
当時、数年前からこの店を利用していた。
確か店の名は「福岡」といって、土地は、他人のものと聞いていた。(借地である)
当時、数年前からこの店を利用していた。
確か店の名は「福岡」といって、土地は、他人のものと聞いていた。(借地である)
だいぶ古めかしい建物であった。一見、暗い倉庫のような感じであった。当初から自転車置き場のような建物で、床は土間だ。広さは自転車が100台ぐらい置ける面積。ここの店主はどこかに勤めているようで、もっぱら店番はおしゃべりなおばさんである。
預け賃は、1日40円で預けると木札を受け取る。木札には番号が書いてあり、仕事などから帰ると、その木札を店番のおばさんに渡すのである。すると奥から入口の方へ自転車を運び出してくれる。
その他、茅ヶ崎駅の北口には、もう一ヶ所自転車預かり所があった。それは、駅の構内のような場所にあり、 国鉄とどういう関係にあるか分からないが、 国鉄のOBのようなおじさんが店番をしていた。確か3人が交代で番をしていたと思う。 こちらの方にも何度か置いたが、仕事が事務的であった。自転車もキズだらけにされてしまう。当然、自転車の新車は敬遠される。私の自転車は中古の実用車であった。
その点、福岡は、ちょっと駅から離れていたせいか(それでも徒歩で1分ぐらいと近い)、置き場所に余裕があり、キズをつけられるようなことは余りなかった。
最初のうちは、 毎回利用ごとに預け賃を支払っていたが、そのうち 定期にした。たしか1ヶ月 1200円ぐらいだったと思う。
その後、この預かり所は無くなり、現在、この付近はモダンな駐輪場になっている。
註、茅ヶ崎駅南口の方には5か所ほど自転車預かり所があったと記憶している。
「福岡」があった辺り
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当時の面影が残る路地裏
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