2022年3月14日月曜日

バックナンバー 128

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ニュースレター(NEWSLETTER)NO.128

2008年03月22日作成 日本自転車史研究会

●デジタルアーカイブス『日本の経験』を伝える
 アジア経済研究所図書館では「デジタルアーカイブス『日本の経験』を伝える:技術の移転・変容・開発」を公開している。このアーカイブスは、同研究所が国際連合大学より受託した人間と社会の開発プログラム「技術の移転・変容・開発―日本の経験」プロジェクトの成果出版物を電子化し、インターネット上で公開しているものである。

 既に自転車の研究者なら所蔵していると思われるが、次の2点もダウン・ロードできる。

〇竹内 常善 Takeuchi, Tsuneyoshi  「形成期のわが国自転車産業」

〇上田 達三 Ueda, Tatsuzo  「自転車産業の発達」

●陸船車の研究資料
   3月22日、藤沢の齊藤俊彦氏から「資料館研究紀要 第4号」(埼玉県本庄市立歴史民俗資料館 平成20年3月3日発行)を入手。
 この研究紀要は、「陸船車」について書かれたもので、陸船車の系統的流れを詳説している。

 門弥式陸船車⇒竹田式陸船車⇒久平次式陸船車

 5、の「自転車の型式変遷と定義の問題」では、著者である増田一裕氏の作成した試案図も掲載されていて分かりやすい。

●「自転車の歴史探訪」連載中
 1月19日から当HPで「自転車の歴史探訪」を連載中。

目 次
はじめに
車輪について
自転車は木馬から考案された?
人騒がせな落書き
ドライジーネが自転車の元祖か?
地面から足が離れるのはいつ
最初の実用量産車
日本に伝来したのはいつ頃か?
自輪車は現物をみて描いたか?
田中久重のスケッチ
ラントンが自転車の火付け役
自転車の名前はどこからきたか?
ミショー型自転車の時代は希薄だ!
現存する国産ミショー型自転車
自転車取締規則
明治初期の自転車職人
自転車税と鑑札
美しいデザインのオーディナリー
明治15年前後の三輪車
オーディナリーによる世界一周旅行
初めて見たダルマ自転車
オーディナリーに乗った最後の将軍
自転車は明治20年から流行?
郵便局での採用
鉄砲鍛冶とダルマ自転車
現存する国産ダルマ型自転車
以下順次制作中