自転車関係資料-90
この資料も前回に続き月刊雑誌「サイクル」1955年4月号からである。
「昔の自転車」としてヘンリーフォード博物館の所蔵自転車が紹介されている。
②と③のキャプションには、
②は1880年から85年にかけて、英国シンガー社で作ったオーディナリー、ピーター・クーパー・ヒュイットという人が乗ったもの。
註、米国の電気技師、Peter Cooper Hewitt (1861 –1921) であろうか?(水銀灯などを発明)それとも別人か?
③は、マサチュセッッのウォルサム会社で1896年に作られた「オリトン」と称せられた、10人乘タンデム。現在はフォード博物館にある。世界でこの種の最大のものとなっている。スピードは1マイルを80秒で走る(時速約70㎞) 事が出来、重量は305ポ ンド、積載は2500ポンドとなっている。乘っている人の名も全部判明している。
①頁全体
②シンガー・オーディナリー
③10人乗りオリテン
Henry Ford Museum
The Orient "Oriten" Ten-Person Bicycle with Cyclists on a Street, Detroit, Michigan, circa 1899.