二輪ヴェロシペード
これも「英国のメカニックと科学のミラー」誌の合本版 1866年5月25日号
「THE ENGLISH MECHANIC AND MIRROR OF SCIENCE」
May 25, 1866.
二輪ヴェロシペード
TWO-WHEEL VELOCIPEDE.
二輪のヴェロシペードの写真を送る。
ライダーは乗馬のようにサドルに座り、スケートと同じように足で地面を蹴る。 実際、それは陸上でのスケートである。
平坦な道では 20フィートから 30フィートの長さのストライドが可能であり、丘を下るときは、フォークの下端にレストがあり、かかとを乗せて走る。
バランスはステアリング ハンドルによって保たれ、どちらの方向に少しでも動かしただけで、もう一方のハンドルに重量がかかる。
もちろん、練習は必要だが、確かにスケート以上のものではない。
ズボンがレストに引っかかるのを防ぐためのガードと、かかとをレストに置いたときに前輪のスポークから足を守るためのガードが固定されている。 これらがなければ、事故を起こす可能性がある。
サドルは蝶番で固定され、後部はスプリングで支えられているため、速歩馬のような揺れはない。
下り坂を除いて、高速での移動には適していない。 しかし、平坦な道路では、4歩で時速6~ 7マイルで走る。向きを変えるには、クランク付きのヴェロシペードよりもはるかにシンプルで便利である。
これは、村の鍛冶屋に手伝ってもらい製作した。
ホイールは注目に値する。ハブを除いて、それらはすべて錬鉄で作られている。
どのように作られているのか、またどのように作業をするようになったのかを説明するために、1つの写真を送る。
私はハブを良質で堅いブナから切り出し、支柱とビットを使ってスポーク用の穴をあるべき方向にできるだけ開け、適切な処理をした。
次に、ハブの中心から 1インチのところにスポークを交互にしっかりとねじ込み、ゲージで正確に合わせた。
次に、穴を開けた鉄のリムを等間隔にし、スポークを入れた。
ハブがちょうど真ん中になったら、リムの外側に各スポークに印を付け、そこで切り落とし、端を細くした。
次に、スポークが入る方向にそれぞれを傾けるように注意しながら、リムの穴を同じテーパーに縁取りした。
スポークがリムに挿入された。
最後の2つを除いて、少し説得力がある。
ハブにねじ込まれ、外側にリベットで留められると、リムの厚さがどちらの方向にも動かないようにしっかりと保持される。 車輪も簡単に作れ、木製車輪の半分の労力で作れる。 鉄板をネジ止めすることで固定される。
プレートには、中央に溶接された鋼の塊があり、ハブに約0.5インチ突き出ており、ドリルで穴が開けられている。
車輪が回転するスピンドルは、スチールで覆われた鉄製である。
リムは1/4インチのストラップアイアンである。
スポークは 5~16インチのバーで、クモの巣のように見えるが、ホイールは両方向にディッシュがあるため非常に強力である。
この手紙は少し長いと思われるかもしれないが、購読者の中には興味深いかもしれない。
そのうち、とても携帯しやすい写真を送る。
S.マディソン(S. MADDISON)