レディース専用のヴェロシペード
これも「英国のメカニックと科学のミラー」誌の合本版 1869年5月28日号
「THE ENGLISH MECHANIC AND MIRROR OF SCIENCE」
May 28, 1869.
レディース専用のヴェロシペード(一部を抄訳)
THE LADIES' OWN VELOCIPEDE.
私が設計した独特のマシンの図と説明を掲載していただきたい。
いくつかの異なる構造を試したが、後輪ではなく前輪に作用するように足踏みを配置するのが最善であることがわかった。
前者の場合、足は (歩行中のように) 自然な位置にあり、ペダルに直接的かつ容易に作用する。
筋肉はランニングのように作用し、より迅速な動きが可能だが、推進力の作用は、通常の動きで後輪を動かすときよりもはるかに手間がかからない。これはほとんど同じ筋肉を使うことがわかった。
後ろ向きに走ろうとすると、ドライバーはすぐに疲れてしまう。
クランクの代わりに滑車で駆動する新しいヴェロシペードは、1867 年の初めに製作者によって発明および設計され、ほとんどが鋼と木材で構成されている。
前輪、直径44インチ、後輪、38インチ。 それらの距離は9インチ。マシンの全長、7 フィート 7 インチ。 幅、3フィート。 ヒッコリーホイール、フレームと足踏みは栗の木を使用。
A (図 1) はステアリング用のガイド ロッドのハンドルで、後輪にレバーで取り付けられている。後輪は、フレーム F の端を通るスイベルで動く。H H は、シートが取り付けられているスチール スプリングである。 Dは手を乗せる鉄製のダッシュフレーム、Bは直線道路を走行中にガイドロッドを固定するスプリングフック。 S S は 2本の細いスチール ロッドまたはスプリングで、これによってペダルがフレームに取り付けられ、ある程度の遊びが可能になる。
TT は踏み板、EE は足用のペダルまたはスリッパである。
私のマシンの主な特徴または特殊性は、2つの独立したプーリー P P (図 2 ではそのうちの 1 つが車軸に取り付けられているのが示されている) による推進手段である。
これらはラチェットによって前車軸に取り付けられた頑丈なカットグットが通り過ぎて周囲に固定されることによって足踏みに接続される。
この推進計画には、多くの利点がある。