「自轉車瓦版」 第19号
昭60年5月16日発行
☆自転車月間中央大会が5月6日、午前9時50分より、東京、上野恩賜公園において開催された。大会パレードでは、クラシック自転車や変わり種自転車などの行進が行なわれ、観客を喜ばせた。
☆フランス・アールヌーボー・デコの「グラフィック展」が中日新聞社主催で3月25日から5月7日まで、名古屋市内の松坂屋本店7F催事場で開催された。約100年前のボスター約150点が展示され、フランスのフェルナン・クレマン社の自転車ポスター(パル・ジャン・ド・パレオログ)をはじめ、シリウス自転車のポスターなども出品された。
シリウス自転車のポスター
☆高橋勇氏からのお便り、「機関誌自轉車」21号の最終11頁のダルマの登場の項で、ペニー・ファージング(1ペンスと1/4ペンス)とありますが、これは1ペニー貨と1/4ペニー貨でありまして、ペンスはこの下の補助貨幣で、ご参考までに小生が持っておりますペニー貨の写真をお送りいたします。実際は1ペニーが30.5mm(直径)1/4(ファージング)ペニーが20.3mmぐらいです。そしてこのペニー貨は1872年に発行され、当時ちょうどダルマ自転車全盛と併せ、この名前がつきました。ご参考まで。
註、ペニー・ファージング(英: penny-farthing)、日本ではダルマ自転車、アメリカではハイ・ホイール・バイク(米語: high wheel bike)、イギリスでは当時、オーディナリー(英: ordinary)とも呼ばれていた。
one pennyとfarthing硬貨
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