自転車関係資料-102
この資料はウエスタン・ホイール・ワークスのカタログ(1890年)。
美しい小型三輪車が目に留まったので掲載する。
車種は8種類、ホイールのサイズとタイヤがスチールとラバーに分かれている。
カタログの記事の一部に、
このマシンは、改良を加えた新しいタイプの三輪車である。それはギヤのシンプルさと軽量化にある。エレガントで快適なシートは、丸鋼で作られた新しいスタイルのスプリングで支えられており、レンチを使用せずに随時上下の調整が可能である。そのために、スクリューのハンドルが付いている。とある。
ウェスタン・ホイール・ワークスは、1866年にアドルフ・シェーニンガーによって創設されたシカゴの自転車会社である。当時はアメリカの大手の自転車メーカーの一つであった。日本にもセーフティ型自転車が輸入され、クレセント号(1903年・明治36年頃)の銘柄で人気があった。