2023年7月28日金曜日

東野の自転車旅行 - 5

 東野の自転車旅行 - 5

雑誌「今世少年」第1巻第7号 春陽堂 1900年(明治33年)9月5日発行

日本全国 自転車旅行(五)東野学士

自転車旅行(五)の行程、

筑紫潟~不知火。

不知火とは、八代海や有明海で旧暦8月1日前後に現れる蜃気楼の一種である。
風の弱い新月の夜などに、海の上に赤い火がゆらゆら揺れているように見えるのが特徴。
不知火の正体は、まだ解明されていない。地元の人々は、不知火は海底の龍が吐き出す火だとか、亡くなった人の霊が現れたものだなど、様々な伝説がある。

註、この東野の自転車旅行はこの不知火で突然終わっている。九州だけの自転車旅行のようで何となく物足りない。


38、39頁
「今世少年」第1巻第7号
国会図書館所蔵資料
以下同じ

40、41頁