2025年9月26日金曜日

自轉車瓦版 第34号

 自轉車瓦版 第34号

昭和60年6月20日発行

☆この瓦版も今年の3月20日に創刊し、既に3か月を経遇した。毎月少なくとも10回ぐらいは発行したいと考えていたが、どうにか皆様のおかげで当初の計画どおり10回ペースで来ることが出来た。いずれにしても会員諸氏からの情報によりこの瓦版は成り立っているので、今後もどうか自転車に関する情報等お寄せいただきたい。形式はぬきにしてメモで結構ですからハガキでお寄せ下されば幸いである。なお、バックNO. は常時用意しているので希望の方は気軽に申し出を。

☆この度、斉藤俊彦氏より、「交通史研究」NO.13の抜刷版を送っていただいた。これは同氏が学会に報告したレポートで、瓦版NO.24 で紹介したもの。論文名は、「日本における自転車の製造・販売の始め -(竹内)寅次郎の事績について-」(「交通史研究」第13号・昭和60年4月25日)、目次は次のとおり、一 序、二 明治維新のころの自転車状況、三 寅次郎(のち竹内姓)事績の史料及び彼の経歴、四 錦絵に見る「自転車」五 寅次郎事積の内容、六 まとめ。この論文の結論付けとして(1)寅次郎の考案、 製作にかかる一人乗り、二人乗りの三輪車「自転車は」国産自転車製造の始めである。(2)寅次郎が自転車という名称の命名者である。(3) 自転車取締規則は明治3年7月に日本で初めて制定された、など。 なお、この寅次郎の論文については、追って会報にて取り上げる予定である。


日本における自転車の製造・販売の始め
(竹内)寅次郎の事績ついて
齊藤俊彦著 1985年