自轉車瓦版 第36号
昭60年6月21日発行
★前号からのつづき 『トライアンフ』
1886年にベットマンはブランド名を“トライアンフ”と改め、翌87年にはロンドンにトライアンフ・サイクル会社を設立した。自転車業界は時代の波に乗って大発展を遂げている時期であり、ベットマンはこのチャンスを逃がさず自転車メーカーとしての道を歩むことになったのである。1889年には技術者であるモーリス・ヨハン・シュルテを会社に迎え、いよいよ独自の自転車を生産することになった。この時期トライアンフ・サイクル会社には、 有力な出資者であるダンロップ社が現われ、 ともかくベットマンは好運なスタートを切ることかが出来た。 (”クラッシックMCファンダム”第30号、1982.2.1 日本二輪史研究会より)。 次回のメーカー事始シリーズでは“BSA”を予定。
モーターサイクル誌
1912年3月28日
トライアンフサイクル株式会社、コベントリー