自転車関係資料 - 247
この資料は「東京花毛抜」 (第2号) 1879年(明治12年)
服部応賀 (著)
自転車として三輪車が描かれている。日本の自転車の歴史においては、幕末から明治20年頃までは自転車と云えばこのような三輪車が主流であった。
下段、「・・・・馬鹿な自転車」
などと書いてあるところをみると、当時の自転車に対する批判的な評価を垣間見ることが出来る。
東京花毛抜 (第2号) 3頁
1879年(明治12年)12月1日出版
国会図書館所蔵
「東京花毛抜」 (第2号) の表紙
「東京花毛抜」は、明治時代に発行された風刺小説である。著者は万亭応賀(服部応賀)、挿絵は惺々暁斎(河鍋暁斎)である。明治7年(1874年)から明治13年(1880年)にかけて、東京府の鶴屋喜右衛門や山崎屋清七などから刊行された。