2024年10月18日金曜日

金物商雑誌

 金物商雑誌

以下の資料は金物商の雑誌より、

「金物商」1869 年 7 月 31 日発行

THE IRONMONGER. JULY 31, 1869.

JAMES CARRUTHERS and CO., 14, ΚΕΝΤΟN STREET, BRUNSWICK SQUARE,

ロンドン、W.C.、

自転車および三輪車の製造業者および輸入業者

このリストを業界に提出するにあたり、品質と価格の両面で当社のヴェロシペードが市場のどのヴェロシペードよりも優れていると確信している。当社はこの国に自転車を導入した最初の企業の 1つであり、可能な限り低コストで最高の製品を提供する努力を惜しまない。さらに、最高のフランス製および米国製のマシンをメーカー価格で供給できることも付け加える。

以下の自転車と三輪車(番号 1から7)は、当社で製造した最も需要の高い自転車と三輪車である。


551頁
THE IRONMONGER
JULY 31, 1869

2024年10月17日木曜日

列車振動記錄計

列車振動記錄計

 「特殊研究物品」 第4號 鐵道省經理局購買第三課 1924年発行

型體 No. 17 Cycle Velocipede

單價 金参百五拾八圓

納入濟

試用箇所 仙鐵經理課

226、列車振動記錄計(Railway Oscillation Recoder)

列車振動記錄計は列車に設備し列車の上下動水平動速度を計る可搬式の計器で有ります

製作者 英國 Crockers 氏

單價金四百参拾圓

納期 納入濟

試用箇所 官房研究所大井試驗室、門、札

96頁
国会図書館所蔵資料


参考
鉄道自転車
C. N. TEETOR. RAILWAY VELOCIPEDE.
No. 569,683.
Patented Oct. 20, 1896.

2024年10月16日水曜日

世界イラスト百科

世界イラスト百科

 「世界イラスト百科」 ウイリアム・サナーズ 編 グラフィック社 1979年6月25日発行

これらの図を眺めるているだけでも楽しい。

註、607頁の左下、図はダンディーホースとなっているが、どう見てもヴェロシペードである。


594、595頁
国会図書館所蔵資料
以下同じ

606、607頁

2024年10月15日火曜日

ヴェロシペード関連

 ヴェロシペード関連

「ダイヤモンドリーダーズ」  教授用参考書 №2 岡田明達 著 金港堂 大正12年発行

-velocipede 最初 1818年頃の velocipede は兩足にて地面を交互に蹴りて進ませたり。其後1869 年頃に至り足にて車を回転せしめたり。"bone-shaker”佛人 Pierre Lallementが1865年佛國にて特許権を得たるものにして velocipede に改良を加へたるもの。挿絵參照。—“push-bike” 足にて進ます自轉車(motor- bicycle に対し) (bike bicycle), thrown into the shade = eclipsed; overshadowed.

註、ピエール・ラルマンは、1866年に米国で特許を取得。


18頁
国会図書館所蔵資料
以下は

19頁

ピエール・ラルマンの特許状

2024年10月14日月曜日

ヴェロシペード関連

 ヴェロシペード関連

下記の資料にヴェロシペードの図が掲載されていた。

ドライジーネやミショー型とも相違した曖昧な図である。明治22年頃はまだ国産のダルマ自転車も希薄な時代であった。

「絵合当物智恵すすめ」 下 寝坊散人 著 明治22年発行

ヴェロシペード
自轉車
国会図書館所蔵資料

2024年10月13日日曜日

幼年玉手函

 幼年玉手函

「幼年玉手函」 第九編 大橋新太郎編 博文館 明治27年9月1日発行

註、この資料から三輪車から二輪車への移行期の状況を垣間見ることが出来る。

明治20年頃までは三輪車が主流の時代であった。そして二輪車と云っても、まだこの時期は国産のダルマ自転車であり、初心者は直ぐに乗ることができなかった。


表紙
国会図書館所蔵資料

94、95頁

・・・その自転車屋の門口に辿り着く。
「叔母さん自転車を一つ貸しておくれな。」
と申込むと、四十五六の色の黒い内儀が頓狂な声で、
「おや、いらっしゃい!」
と立出でながら、
「自転車はどれにしますね?」
問はれて丁稚はと息詰り、 
「そうさ・・・・。」
と眼を白黒して、壁際にいくつとなく立掛けてあった、二輪車の一番低そうなのを指して、
「叔母さん、これは何程だえ?」
「これかい。これは半時間二銭の、一時間三錢。」
と答へながら、流石は商賣柄の事とて、丁稚の逡巡するのを早くも見て取って、
「小僧さん、お前さんは此迄に何慮か外で乗った事があるのかえ?」
問われて、こればかりはまさか嘘も吐けない、乗れば直に露顕に及ぶからと小僧は力無く無く、
「今日が始めてよ。」
と何気なく切抜けやうとすると、内儀は忽ち大口を聞いて、
「始めて? 始めてで何して二輸車に乗れるもんかね。誰でも皆な三輪車から始めるのさ。これが可い、これにおし。」
と独りで定めながら、土間の奥の方に一つ離して置いてあった三輪車を引出し、・・・


96、97頁

奥付

2024年10月12日土曜日

梶野関連

 梶野関連

以下は梶野関連の資料、

「窯業発明総覧」 名古屋商工会議所 昭和8年発行

梶野式電線取付用ノブ

横浜市高島町510番地

梶野仁之助

註、ノブとは、ねじを締めつけたり、ゆるめたりするための機械部品。

具体的にどのようなノブか不明。


88頁
国会図書館所蔵資料