2026年1月5日月曜日

ヴェロシペード特許関連 - 3

 ヴェロシペード特許関連 - 3

アメリカ合衆国特許庁

ペンシルベニア州フィラデルフィアのジョン・H・アーウィン

1869年5月4日、特許第89,584号

単線路におけるヴェロシペードの誘導方法の改良

本特許証に記載され、本特許証の一部を構成する附則

ペンシルベニア州フィラデルフィア郡フィラデルフィア在住のジョン・H・アーウィンは、単線路上の車両を制御するための新しく有用な方法を発明した。そして、添付図面を参照して、以下が完全、明確、かつ正確な説明であることを宣言する。

添付図面において、図1は私の発明を示す装置の側面図である。

図2は、その平面図である

図3は、同じものの正面図である。

図4は、調整可能なものの1つの立面図である。

図5は、貨物または乗客の輸送用に構築され、同じ手段によって制御される台車を示している。

本明細書では、「自転車」および「ヴェロシペード」という用語を、従来の意味で、便宜上に使用しており、これらの用語は、2つ以上の車輪が単一平面に配置され、一方の車輪がもう一方の車輪の軌跡に沿って進み、機械式または動物使用式の利用可能なあらゆる動力によって推進される。あらゆる乗り物または台車を指すものと理解されるものとする。

本発明は、単一のレールで構成された軌道上を走行するように適合された自転車・ヴェロシペードに関するもの。

本発明は、進行方向を変えることができない状態でも、乗り手がバランスを保つことができるように設けられる機械的手段からなる。

これまで、自転車(ヴェロシペード)のライダーは、必要に応じて、体を左右に動かすか、進行方向を左右に変えることによってのみ、体の平衡を保つことができた。つまり、ライダーの体が片側に傾き、重心が地面に対する支持線の片側に移動すると、ハンドルの方向を変えることで、支持線は再び重心の真下になるようにシフトする。

このバランス調整の動作はよく理解されているが、単一のレールや線路上を走行する場合のように、車両が単一の進行線に限定されている場合は明らかに不可能である。そこで、ライダーが座席を動かさずに平衡を保つことができる機械的な補助装置を適用する。・・・



明細書 1頁

2頁

2026年1月4日日曜日

自轉車 第13号 - 2

 自轉車 第13号 - 2

雑誌「自轉車」 第13号 快進社 明治34年8月5日発行

以下は拾い読み、

梅津大尉自轉車談(其六)

半山生

自轉車と雨、是れ研究すべき問題の一つであろうと思ふ。善く素人より聞く事だが、自轉車は實に近來の利器であるが、雨には一歩も進めねであらうと云ふのである。成る程雨天の時は實際閉口すれど、道路泥濘ならざる限りは、濡れる覺悟を以てするときは、決して雨は恐るるに足らないものである。況して雨具の完全なるものを備えるに於ては、晴天の時と比べて、只少しく其労を増すのみであって、覆盆的大雨の中も、猶且つ進行するを得るの實力は、確かに具備して居ると余は確信するものである。夫れ然り、余は此確信を有するを以て、常に雨の爲めに行進を止めたる事もなく、過般研究的遠乗を試みたる時なども、折柄天候不順の時であつた爲め、多くは雨中の乘行を遂けてあった。聞く先頃来大旅行を試みてある那珂文學博士も、晴雨に拘はらず乘行を続け、豫定の日割を優に運びつつありて云ひ、又彼の先般来朝した、自轉車にて世界一周の獨逸人マックス、シューフラー氏の如きも、同じく常に雨中乘行を続けたと云ふ事である。故を以て余は世の張子黨連中に、今一と息の奮發を望まざるを得ないのであるが、玆に一つの大注意を要する事は、雨中乘用後の掃除方である。若し此掃除を怠るか、又は誤まる事あらんが、遂に車の保存期限を短縮するの恐れあるを以て、此事は能々注意せねばならぬ。即ち其掃除方は、乗行を終へたるときは直ちに泥土を拂い去り、水を滌きて之を洗い、然る後油布にて拭き、殊にタイヤは必らず取りはづしてリム共に掃除し、而して後ち之れを陰干しにするのである。萬一之れを日向干しにするか、又はタイヤを取り外ずさずに、あたりの泥を拂拭せし位に止むる事あらんか、遂にリムに狂いを来したり、リムとタイヤ間に侵入した水気の爲めに腐蝕を来たす事が、往々にしてある。現に先日相州久里浜に遠乗して、雨中を進行して掃除を怠った為に、右の損傷を見たものがあるので、・・・


6頁

7頁

8頁

2026年1月3日土曜日

ラッジ関連 - 7

 ラッジ関連 - 7

 1889年発行のラッジ・サイクル・カンパニー社の自転車と三輪車のイラスト入り価格表

発行年: 1889年

会社名: Rudge Cycle Company, Limited

18頁
ラッジ・ユース三輪車 No.1
仕様:32インチと26インチのホイール。4つの車軸ベアリング、特許取得のバランスギア付き。スタンレー製ヘッド。ペダルを除き、すべてボールベアリング。車軸ブリッジに2段ステップ。
メッキパーツ - ブレーキスプーン
価格 11.11ポンド


19頁
ラッジ・ユース・タンデム三輪車 No.1
以下の仕様は今シーズンの大きな改良点を示しており、これがユース向けの最高のタンデム三輪車であることに疑問の余地はない。簡単にコンバーチブルにできるように設計されており、必要に応じて若い女性2人が乗れるようにすることもできる。
仕様:駆動輪32インチ、ステアリングホイール26インチ(タイヤ3/4インチ)。特許取得済みバランスギア。ボールベアリング。4ベアリング車軸。スタンレーヘッド。前面にパテントレザーのドレスガード。調整可能なシートピラーとハンドルバー。
仕上げ:エナメル仕上げ。メッキパーツ。
価格 15.15ポンド
付属品:後部ドレスガード 7/6インチ、ランプ 12/6インチから、コルネット 10インチ


20頁
ラッジ・ユース三輪車 No.2
仕様:30インチと26インチのホイール。車軸ベアリング3個。スタンレー製ヘッド。ペダルを除き、全体にボールベアリング。車軸ブリッジに2段ステップ。
仕上げ:エナメル仕上げ。メッキ部品。
価格:10ポンド

2026年1月2日金曜日

自轉車瓦版  第68号

 自轉車瓦版  第68号

昭和60年8月13日発行

★大正8年発行の五代商会のカタログに、 次のような名前を付けた自転車が載っているがこれらは岡本ノーリツの自転車ではないか?

どなたか、当時のノーリツの商標車一覧表のよなものをお持ちであればご一報願いたい。 

岡本製作所特別製品 キングA号、170円、B号75円、オージ号(OG)、エトナA号、ル一ラー号、ライン号等々。

私の父親が、昭和に入ってから岡本松造氏と懇意になりノーリツの大阪営業所を当店の隣り(それまでは西区新町)に引つぱって来た。当時の所長は土岡氏と言って実力者でもあった。当店も岡本ノーリツの自転車を主に扱っていたが、これらの自転車は総て戦災で焼失してしまった。

(連絡先)〒542 大阪市南区上本町西一丁目1-10、サイクルセンター・タカハシまで。

☆自轉車4号の25頁下段に嗜輪仙と云う輪界不暁の者記して曰く(自転車世界を奪ひたる小田哲は如何ぞ東京に於ける輪友を傍観すべき、主筆石川由郎の出征してあらずなりし機を覘ひ遂に輪友をも吞噬して輪友銃猟写真雑誌と改題し云々)とさも真実らしく且つ何事も熟知し居るが効く書き立て居るが弊社にては事実の誤謬を伝へられるは甚だ迷惑千万なり、輪友銃猟写真雑誌と改称するなどとは跡方もなき虚事にして現に「輪友」として発刊し居のみならず神聖なる「輪友」を小田垣銃輪君に蹂躙されんとすなどと余計な御心配もあったものさ、夫より御自身この鼻を開かされぬように心懸けて貰ひたい(記者の一人)

「輪友」№32  M.37.7.30行より

昭和10年発行「全国製造卸商名鑑」の広告
国会図書館所蔵資料

2026年1月1日木曜日

謹賀新年

 謹賀新年

古い年賀はがき

賀正 千葉県柏 中村自転車時計店 時計用品雑貨

ムツラ號自轉車代理店

エバレスト號自韓車

昭和14年元旦

2025年12月31日水曜日

自轉車瓦版  第67号

 自轉車瓦版  第67号

昭和60年8月10日発行

☆ガタクリ市、「ニューサイクリング」誌の1年分

1975.1~12月号 ¥4200、1977.1~12号 ¥4630、1978.1~12月号 ¥4580、1979.1~12号 ¥4830、1980.1~12月号 ¥5150、1982.1~12号 ¥5400、1983.1~12月号 ¥6030、1984・1~12号 ¥5760、各2~3部のみ、荷造・・・送料2000円、 申込み先、(ただし、申込みは会員のみ) 〒542大阪市南区上本町西1-1-10 サイクルセンタ ―・タカハシまで。

☆今、私が仕事に行っている天栄村(福島県須賀川市)で、添田文太郎(明治40年生まれ) という老人から自転車についての話を聞いた。 「明治末か大正元年頃 、大木軍次という人が、英国のトライアンフに乗っていた」、「添田源七という人は、自転車を買ってもなかなかうまく乗れなかったので、棒を片手に持って、それで乗った」、「最初にこの村で自転車を買った人は大平忠吉さんであった」。大平氏が自転車を買った年代は文太郎さんが高齢の為詳しいことはわからないが明治35年頃ではないかと思う。大木氏のトライアンフはその後、文太郎さんが譲り受けた。トライアンフの塗装は当時の他車と比較して、丁寧で艶があったという。(真船氏) 

☆周防愛輪月報の発刊、山口県防長愛輪同志会の機関誌として「愛輪月報」と云う輪界の伴侶雑誌を発行せられたると、吾人と提携して輪界の開拓につくさるべき、主筆村上増太郎氏の健全と同誌の盛大を望むや切なり。(M.37.7.20発行の輪友より)

☆明治期に発行された雑誌調査、
雑誌名 発行所 発行年
①自転車 日本輪友会 明治27年2月~5号まで発行
②自転車 快進社 明治35年8月~大正?
③輪友 輪友社 明治34年10月~大正?
④輪界 輪界雑誌社 明治41年9月~明治45年?
⑤猟輪雑誌 大阪、猟輪倶楽部 明治35年9月~明治35年12月
➅三友雑誌 自転車銃猟写真の友 明治36年1月~明治40年?
⑦関西自転車 大阪 創刊年月日など不明
⑧自転車世界 大阪、自転車世界社 明治35年10月~明治35年12月
⑨名古屋愛輪時報 名古屋 明治42年3月~?
⑩清輪 清輪時報社 明治38年~?
⑪信越輪界 信越輪界 明治43年?
⑫周防愛輪月報 防長愛輪同志会 明治37年6月~?
⑬愛輪 金沢愛輪クラブ 明治36年10月~?
⑭周防愛輪月報 周防愛輪同志会 明治37年6月~?
⑮日米タイムス 日米商店 明治42年6月~?

名古屋愛輪時報
明治42年3月創刊
愛知県統計書 明治41年
国会図書館所蔵

2025年12月30日火曜日

ラッジ関連 - 6

 ラッジ関連 - 6

 1889年発行のラッジ・サイクル・カンパニー社の自転車と三輪車のイラスト入り価格表

発行年: 1889年

会社名: Rudge Cycle Company, Limited


15頁
コベントリー・ロータリー三輪車
これらの機械(セントラルギアとサイドギアの両方)の在庫が少量だが、在庫一掃のため、名目価格でご提供する。20ポンド。
付属品:ボールペダル、20シリング、中空リム、2ポンド。
1888年11月の英国医学雑誌に掲載されたこの機械に関する記述。E・M・C・フッカー博士(ノッティンガムシャー州レットフォード)は次のように書いている。
私は過去12、13年間、診療で自転車と三輪車を使ってきましたが、私の知る限り、それによって職業的地位も社会的地位も失ったことはありません。自転車に乗るようになる前は、3頭の馬を飼っていました。それに伴う心配事は、読者の多くが十分に理解しているでしょう。プロとアマチュアの馬商人の策略や、膝の骨折など、馬の肉体に影響を与える数々の病気について、ここで詳しく説明する必要もありません。私の経験から言うと、「鉄の馬」の利点は、1. 購入コストが低いこと、2. 維持費がかからないこと、3. 昼夜を問わず使用できること、4. 必要な修理は、熟練した鍛冶屋によって迅速かつ実質的に行うことができること、5. サイクリングによる運動と、医師の日々の仕事に伴う無数の心配事の深刻さを確かに和らげることによって、全般的な健康状態が改善されることです。「ラッジ」コベントリーロータリーは非常に耐久性のある機械だと言えるでしょう。

また、写真家、芸術家、スポーツマン、釣り人、測量士にとって唯一の機械でもる。長い側面のチューブは、写真機材、イーゼル、銃、釣り竿、三脚の持ち運びに便利である。
幅が狭いため、ほとんどすべての出入り口から入ることができる。
また、同様に低価格の「ロータリー」タンデムとコンバーチブルもいくつか取り揃えており、申し込みいただければ入手可能である。


16頁
ラッジの荷物運搬用三輪車
商人のための、徹底的に堅牢な機械。このクラスの市場をリードする機械である。
仕様:34インチの駆動輪。18インチのステアリングホイール。頑丈なスポーク。ラッジの比類なきボールベアリングを全体に使用(ペダルを除く)。調節可能なシートとハンドル。強力なブレーキ。チルトホイール。あらゆるサイズや形のバスケットが取り付けられる。
仕上げ:エナメル仕上げ。メッキ部品。
価格:24ポンド
箱付きの場合は、30シリング追加


17頁
ラッジ障害者用三輪車
この機械の需要は年々増加している。
ハンドレバーで駆動し、手で操縦する。
仕上げ:エナメル加工。メッキ部品。
価格:22ポンド