2025年11月16日日曜日

自轉車瓦版 第49号

 自轉車瓦版 第49号

昭和60年7月9日発行

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★メーカー事始シリーズ NO.3 "ラーヂ”ラッジのブランドは、戦前派のファンにとって、自転車とモーターサイクルの両方を想い浮かべるものである。もっとも戦前の日本においては、なぜかRUDGEをラーヂと発音・表記する場合が多く、ラッジよりもラーヂでなければオールドファンにはピンと来ないかもしれない。ラッジの創立者であるダン・ラッジが、自転車生産を手がけるようになったのは、1870年代のことであった。彼は優れた発明家であり、当時流行を見せていた自転車に関する発明を行なっていた。1873年にラッジは、自転車に関する特許を取得した。彼の発明は充分に商業価値を持つものであり、これが自転車メーカー『ラッジ』誕生への直接のきっかけとなったのである。1880年に入って、ラッジは、友人の法律家ジョージ・ウッドコックと手を結び、自転車メーカーを設立。新会社『D. RUDGE & CO』は早速本格的な自転車生産に移った。(次号につづく)


ラーヂの系図

1869 ダン・ラッジ
1880  D.ラッジ&カンパニーとコベントリー・トライシクル社
1885  D.ラッジ&カンパニー
1887  ラッジ・サイクル社
1894  ラッジ・ウィットワース社