2020年7月27日月曜日

ゼブラ自転車略年史

ゼブラ自転車製作所の略年史

1892年(明治25)、高橋長吉が浅草聖天町で人力車製造を開始したのがはじまり。
1895年(明治28)、浅草聖天町で達磨自転車を製作。貸自転車も営業。
1897年(明治30)、このころから自転車用修理部品の生産を始める。
1902年(明治35)、イギリスのセンター号を見本に自社ブランドのゼブラ号を発売。
1906年(明治39)、ギヤクランクの製造をはじめる。
1909年(明治42)、ニッケル荷掛(ルーカス型)を発売、その他、ニッケルワッシャ、ペダル、ハンドル、ポストの製作もはじめる。
1913年(大正2)、自転車名をゼブラと銘名し発売、附属品はすべて外国製品を使用。
1916年(大正5)、プライム号を発売、レースにも出場し、ゼブラの知名度を上げる。
1917年(大正6)5月、南千住に工場を移転。このころからペダル、ハブも製作。
1921年(大正10)、ホクセン号を発売。
1922年(大正11)、工場が類焼による火災で焼失。三河島に移転。会社組織を合名会社とし、高橋長吉、鳥海角太郎、鳥海勝太郎、北川角蔵の共同出資とする。
1923年(大正12)、関東大震災の被害は幸いにも殆どなかった。 
1925年(大正14)、チェーン、フリー、サドルは外国製を使用し、完成車で価格は125円で販売。
1931年(昭和6)、一般普及車としてヒボン号を発売。3月、販売部を独立させ下谷区入谷町に店舗を新設、社長に北川角蔵が就任。
1933年(昭和8)4月29日、組織を株式会社とし、8月に販売部を統合。
1942年(昭和17)、戦時中は軍需関連工場になる。
1954年(昭和29)、三河島工場でゼブラ号、ネロア号、プライム号、ホクセン号、ヒボン号を販売。
1969年(昭和44)、光風自転車と合併しゼブラケンコー自転車株式会社に商号を変更。
1976年(昭和51)、岡本理研ゴム(株)がゼブラケンコー自転車(株)を吸収合併。
1985年(昭和60)、オカモト株式会社に商号を変更。(この年以前に自転車生産から撤退か?)

歴代のゼブラ自転車の銘柄
ニューゼブラ号、ネロア号、NRA号、スペシャルゼブラ号、ゼブラエース号、ゼブラ号、ゼブラハイカー号、ゼブラライト号、ヒボン号、プライム号、ホクセン号、ローヤルゼブラ号、金富号、銀富号、ケーエム号、高級光富号、ニューエフエス号、ニューローマン号、ネロアプライム号、セミライト号など。

セミライト号 1959年
写真提供:428さん