雑誌名は、「GUNマガジン」1965年12月号である。
未発表グラフでタイトルは、「旧日本軍自転車部隊の兵器」とある。
戦時中の画報などの写真は何点か見ているが、そのほとんどはマレー作戦や仏印南部に進駐する自転車部隊の写真であり、その詳細はよく分からない。
この「GUNマガジン」の記事から、どのような装備であったかを垣間見ることができる。
内容の一部、
マレー半島の進撃では、自転車に96式軽機関銃と弾薬が括り付けられていた。ビルマ戦線では99式小銃。自転車側車式運搬車やリヤカーには92式重機関銃。後輪式には自動砲。自転車部隊にも重機分隊も編成された、など。
自転車部隊関連の本としては、
『自転車指針』陸軍歩兵大尉 梅津 元晴著、明治35年11月1日発行、厚生堂。
『自転車隊の四季』(北支派遣第五九師団自転車隊)高橋 長敏著、平成元年4月5日発行、㈱栄光出版。
などがある。
軍と自転車との関係は日本でも古く、明治25年まで遡る。
海外の書籍としては次のようなものがある。
①『The bicycle that curious invention.Sybil and Stephen Leek.1973.P.105 → The bicycle in time of war.
②『Bicycling a history 』Frederick Alderson.1972.P.127 → On civil and military occasions.
③『The bicycle in life war and literature』Seamus Mcgonagle.1968.P.86 → Give me your answer,do'
④『Bicycles in war』Martin Caidin and Jay Barbree.1974.
⑤『A social history of the bicycle』Robert A Smith.1972.P.227 → The military role of the bicycle.
➅『The world on wheels』Ruth Calif.1983.P.162 → War wheels.
⑦『Riding high the story of the bicycle』Arthur Judson Palmer.1956.P.146
⑧『Bikes and riders』James Wagenvoord.1972.P.93 → The military-industrial bike rider complex.
など。
その他にも多数あるはずである。