昭和20年代の自転車
下の写真の自転車は昭和56年頃に浜松の小栗自転車店で組んでもらったもの。
小栗自転車店については、このブログでも度々紹介している。
最近、写真を整理していたらこの1枚が出てきた。
以前のブログで「スチール製十字号」について次のように述べた。
・・・これがきっかけで小栗さんと親しくなり、中古車だが2台この店で購入した。1台は昭和22年のジュラルミン製岡本ノーリツ号で、これは天井から下がっていたフレームに適当な部品を組み合わせ作っていただいた。もう1台はこれも昭和20年代のフレームで、形状は十字号のような形であった。
と書いたがここで訂正したい。この写真の自転車を含め全部で3台の中古車を購入していた。
この自転車の特徴としてはトップチューブの前下がりである。ことによるとこのフレームは昭和20年代ではなく戦前の可能性も否定できない。残念ながらフレームにはマークもメーカー名も何もない。前下がりのフレームが流行った時代を今後調べてみたい。あるいはトラック・レーサーのフレームの可能性もある。(実用車風に組んでもらったが)
なおこの写真をよく見ると後ろ左後方にはラレー・ロードスターと更に奥には自転車オートバイ(富士精密工業BSモーター41型、1956年)も見える。
前下がりのフレーム自転車