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ニュースレター(NEWSLETTER)NO.116
2001年8月27日作成 日本自転車史研究会
●自輪車の原画?自転車歴史関係の洋書を見ていると、江戸時代(慶応年間)の自輪車(じりんしゃ)に良く似た乗り物が時々出てくる。これらは、細部は異なるが構造的に近いものがある。特に、「キング・オブ・ザ・ロード」(King of the Road 1975 by Andrew Ritchie) の146ページに載っているイラストは、まさに自輪車そのものである。このイラストのキャプションには、次のように書いてある。
ピレンタム(パイレンタム)又は婦人用加速機:このアクセレータは貴婦人の大邸宅のグランドを周遊するにはよいけれども、彼女の上品な腕の力で、普通の道路を長距離走るのには向いていない。だが、このマシンは初期の時代かなりの期間利用されたマシンの一台である。
横浜開港見聞誌(横浜文庫、1865年)を著した、橋本玉蘭斉はこの原画をもとに描いたのであろうか?
●自転車用ギアチェンジ・システム
自転車部品メーカーのシマノが、コンピューターによって自動的に自転車のギアチェンジを行ない、サスペンションを調節するシステムを開発した。
横浜開港見聞誌(横浜文庫、1865年)を著した、橋本玉蘭斉はこの原画をもとに描いたのであろうか?
●自転車用ギアチェンジ・システム
自転車部品メーカーのシマノが、コンピューターによって自動的に自転車のギアチェンジを行ない、サスペンションを調節するシステムを開発した。
この『Di2』(Digital Integrated Intelligence)システムは、上り坂では低いギアに、下り坂では高いギアにと、自動的にギアを切り替える。また、前後のサスペンションの堅さも調節し、低いギアの場合はより堅くし、高いギアの場合はより柔軟にする。このシステムは、車輪に取り付けたセンサーで自転車の速度と勢いを感知して作動する。システムを制御するコンピューターは、ハンドルに取り付けられた『フライトデッキ』(操縦)コンソールに入っている。これが、自転車に乗る人が加速しようとしているか減速しようとしているかを感じ取り、16速ギアを切り替える。前輪と後輪には、コンピューター制御の変速機が付いている。 車の自動変速装置と同じように、Di2も走り方によって3種類のモードを選べる。ドライブモードは、ほとんどの走行条件に適している。ローモードにすると、上り坂向けにシステムを低いギアに保ってくれる。スポーツモードにすれば、高速走行向けにギアが素早く切り替わる。
これら3つの運転モードはどれも、自転車の『フライトデッキ』コンソールのボタンを押すだけで作動する。4つ目のボタンを押すとシステムが自動からマニュアルに切り替わる。
サスペンション・システムも、自転車のスピードとペダル回転数に応じて自動的に調節される。
ナルシス(NARCISSE,FRANCE)のレストアにあたりF.Derailleur が分かりません。当時のカタログ等ありましたら、お願いします。 (K.T氏)
ル・シクリスト、ルボア(Daniel Rebour)のイラスト№25を参照願います。Le Cyclist 1947 No.11。
他にナルシス関係の資料コピーを6点程送付します。(R.S氏)