アーサー王子のヴェロシペード
これも「英国のメカニックそして科学と芸術のミラー」1869年6月25日号
「THE ENGLISH MECHANIC AND MIRROR OF SCIENCE AND ART」
June 25, 1869.
註、一見この側面図を見るとベルト・ドライブ方式の三輪車のように見える。
下の説明ではさっぱり分からない。訳も不自然。
チェーンでないことは分かるが、はたしてこのストラップは何なんか。革製或いは組紐なのか、それとも別なものか。いずれにしてもこの構造で後輪を回すのは難しい。
しかし、この時代に既にこのような駆動方式があったことは驚きである。
308頁
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側面図
平面図
抄訳、
アーサー王子のヴェロシペード
(THE PRINCE ARTHUR VELOCIPEDE)
このマシンは 9 インチの滑車 A で駆動され、3 インチの滑車 B にストラップがあり、歯車 C は滑車 B に固定されている。
それらは両方とも、車軸上で一緒に緩んで回転する。 C は歯車 E のドライバーで、歯車 G が取り付けられたシャフト F を回転させる。 G は、車軸に固定されたホイール E のドライバーである。
2つの車輪 I も車軸に固定されており、駆動滑車の 1 回に対して 2 回転する。
歯車は真ちゅう製または切断された錬鉄製である。
ロバート・ストーリー(ROBERT STOREY)