先日、雨が降っているときに、前方から傘をハンドルに付けた自転車がやってきました。すれ違いの瞬間に見ましたらハンドルにホルダーのようなものがついていて、それに透明のビニール傘が取り付けられていました。昨年の道交法改正により、傘をさしての片手運転ができなくなったので、このようなホルダーが売られるようになったのです。グーグルでこのホルダーについて調べましたら、自転車用傘立て「かさたてくん」であることが分かりました。販売価格は1,980円でした。国家公安委員会告示「交通の方法に関する教則」の解説書などを見ますと「雨の日に自転車を利用するときは、レインウェアを着用しましょう」と書いてあります。2009年2月6日付け読売新聞には「自転車の傘差し運転防止につなげようと、南署は6日、オリジナルのカッパを作製し、管内の防犯推進委員ら3団体に40着を貸し出し
。・・・・」という記事がありました。これらを見ますと、傘立ではなく、雨の日はカッパの着用を奨励しているようです。雨の日に傘を持って片手運転をした経験からいいますと、スピードと風の変化によって微妙に傘の傾きを調整しながら、バランスよく乗ることにあります。ところで、片手運転の禁止は昨年の道交法改正以前にもありました。
上の絵は明治38年12月20日付けの横浜貿易新聞に掲載されました広告です。先人達もいろいろなものを考案しました。