私は以前、自転車の雑誌を数誌定期購読していました。既に今は廃刊した雑誌もありますが、サイクルスポーツ、ニューサイクリング、自転車競技マガジン、バイシクルクラブ、アメリカン・バイシクリスト&モーターサイクリスト(米)、サイクリング(英・週刊)、ミロワールドシクリズム(仏)、旅とサイクリストなどです。
現在は一誌もとっていません。理由は特にないのですが、あえて言えば経費と保管場所の問題です。読み終わった後は、資源ゴミとして出してしまえばよいのですが、私にはそれができません。どうしても捨てることができないのです。ですから今まで購入した雑誌は殆んど物置に死蔵しています。
この新聞広告は、明治33年8月5日付け毎日新聞に掲載されたものですが、日本最初の自転車月刊誌です。明治30年代になりますと、自転車が一部の富裕層のステイタスシンボルから徐々に庶民の足として普及していった時期です。自転車製造の国産化も始まりました。
この月刊「自転車」の発刊以降、「輪友」、「輪界」、「清輪」をはじめ、たくさんの雑誌が刊行されるようになります。