2009年3月16日月曜日

ハンバー

 この写真は1989年(平成元)頃に埼玉県深谷市のサイクルショップコンドー店主である近藤 元二さんから送っていただいたものです。いままで国内に現存する明治期の輸入自転車をいろいろと見てきましたが、この英国製ハンバーは、特に古いものと思っています。そらく明治26年頃に銀座にあった大倉組銃砲店か日本橋の丸善あたりが輸入したものではないかと思われます。
 英国のコベントリーにあったハンバーは歴史が古く1868年の創業です。
 1902年(明治35)の日英同盟以降、日本に多くの英国車が輸入されるようになりました。
 当時、ハンバーを取扱っていた販売店に、坂田自転車店(東京南伝馬町)、仁藤商店(東京神田)、橋本商会(神戸三宮)などがありました。