2009年3月18日水曜日

自転車ビール

 サイクル・タバコ同様、このビールも自転車の流行にあやかって登場した商品です。ビールも自転車と同じように横浜が発祥の地のようですが、最近は東京の品川であるとか、大阪であるという異説もでてきているようです。定説では、1869年(明治2)に横浜の外国人居留地で醸造をはじめたジャパン・ヨコハマ・ブルワリーが最初であるといわれています。明治2年といえば、まさに自転車の登場と一致しています。チャールズ・ワーグマンが描いたジャパン・パンチの挿絵に「江戸の開市1869年1月1日」としてラントン三輪車が登場しています。
 このビールに貼られたラベルをよく見ますと、ダルマ自転車の絵が描かれています。明治21年と言えば、まだこの時期日本に安産型自転車は現れていません。このラベルの自転車からも当時の自転車がどのようなタイプのものが存在していたのかを示しています。
 ですからこのラベルも一の判断材料を提供していることになります。明治21年頃の自転車はダルマ型が主流だったのです。