ピレンタム-2
また、ピレンタムである。以下はロジャー・ストリートの本から、
「ペデストリアン ホビーホース サイクリングの夜明けに」ロジャー・ストリート著
(THE PEDESTRIAN HOBBY-HORSE AT THE DAWN OF CYCLING、BY
ROGER STREET、First edition 1998)
抄訳、
1819年には、女性用に特別に設計されたいくつかのマシンがあった。紳士用のバージョンが最初に知られるようになってから約3か月後、5月より前の日付でないようだ。これらのマシンはすべて三輪車であり、ジョンソンの特許を侵害していないと思われる。今日最もよく知られているのは、おそらくピレンタム(この名前はローマの女性によって使用され、アエネーイス(The Aeneid)と呼ばれる馬車の名前に由来している)であり、レディース・アクセラレーター(Lady's Accelerator)またはレディース・ホビー(Ladies Hobby)としても知られている。
「ペデストリアン・ホビーホース」116頁
レディース・ホビー、1819年(写真、フランス国立図書館)。 印刷物を信じるなら、そのようなマシンの半ダースが一度に見られる可能性があるが、筆者は、希望的観測であると考えている。
註、先のニック・クレイトン(THE BIRTH OF THE BICYCLE、Nick Clayton、2016.7.15発行)では説明がなかったが、こちらは上記のとおり記述している。
ただし、その構造駆動方式等については触れられていない。この画だけで判断することになるのか。どこかラントーンに近い構造と思われるのだが。