ブリヂストンのカタログ
このカタログはブリヂストンが海外向けに発行したもの。
1992年版である。
表紙の写真は釣り人がブリヂストンの実用車に乗って湖畔を訪れたところのようである。
自転車の前には水鳥が4羽見える。
なぜ表紙に最新のスポーツタイプではなく実用車を選んだのか少し疑問だが、日本車をイメージするにはこの車種がよかったのかも知れない。
カタログの表紙
ブリヂストンのスタッガード型実用車
参考写真
ブリヂストンサイクルの沿革(同社のHPより)
昭和24年(1949) ブリヂストンタイヤ株式会社より分離独立、「ブリヂストン自転車株式会社」を創設。
昭和26年(1951) ダイカスト法による自転車車体製造に関し、日、英、仏、蘭、伊5ヶ国の特許認可。
昭和28年(1953) ブリヂストン工機株式会社の前身、「大谷機械工業株式会社」が設立。
昭和35年(1960) 埼玉県上尾市に上尾工場を新設。
プリンス自動車工業株式会社(ブリヂストン姉妹会社) より小型エンジン部門を移し、原動機付二輪車「ブリヂストンチャンピオン」及び自転車の製造を開始。
社名を「ブリヂストンサイクル工業株式会社」と改称
昭和41年(1966) 軽快車「ス−パ−ライト」(展示品)並びに子供用三輪車「ジェット・バンビ-」が業界初 のグッド・デザイン賞を受賞。
昭和43年(1968) 「ダイカスト法による自転車フレ-ム製造法」が経費節減と生産性向上の優れた研究業績であると認められ、業界初の大河内記念生産賞を受賞。
昭和44年(1969) ベルギ-のべカルトエンジニアリング社と、タイヤ用スチ-ルコ-ド製造機械 の技術援助契約を締結。
昭和45年(1970) 工機部門を新設し、タイヤ用スチ-ルコ-ド製造機械の生産を開始。
昭和46年(1971) 埼玉県北埼玉郡騎西町に騎西工場を開設し操業を開始。
昭和51年(1976) 社名を「ブリヂストンサイクル株式会社」と改称。
佐賀県三養基郡北茂安町に佐賀工場を開設し操業を開始。
昭和53年(1978) 「大谷機械工業株式会社」が社名を「ブリヂストン工機株式会社」に改称。
昭和57年(1982) ベルトドライブシステムを開発。
昭和59年(1984) ギヤ式無段変速機を開発。
昭和60年(1985) 構造接着工法の開発により、アルミ・カ-ボン等新素材を自転車フレ-ム量産に活用。
昭和61年(1986) フロント内装4段変速機を開発。
昭和62年(1987) ベルトドライブ機構(フロ-ティングギヤ方式)により全国発明表彰特別賞を受賞。
昭和63年(1988) 「FFS(ファミコン・フィットネス・システム)」を開発。
オ-ダ-システム「テ-ラ-メイド」の生産開始。
平成元年(1989) 株式会社ブリヂストンと「ダイナリッジタイヤ」を共同開発。
新型3輪自転車(前2輪・後1輪)「ミンナ」を開発。
平成2年(1990) 新発電システム「点灯虫」を開発。
平成3年(1991) 最適形状理論による「ネオコットフレ-ム」を開発。
ブリヂストン工機株式会社が東松山に移転、操業を開始。
平成5年(1993) 埼玉県北埼玉郡川里村に東日本物流センターを開設し操業を開始。
平成6年(1994) 中国に「常州金獅普利司通自行車有限公司(合弁会社)」を設立。
「ネオコット・カーボンモノコックフレーム」を開発。
平成7年(1995) 「ワンピボットサス付軽快車」を開発。
平成9年(1997) 「ブリヂストン工機株式会社」と合併。
平成10年(1998) 片持ち式シャフトドライブ自転車「トランジット」(展示品)がGデザイン賞グランプリを受賞。 「電子制御式自動変速機付き自転車」を開発
「キーレスキー」を開発
「最高級スポーツ車アンカー」を開発
平成11年(1999) カーバイシクル 「トランジットシリーズ」を開発
常州金獅自行車との合弁を解消し、「常州金獅普利司通自行車有限公司」を「常州普利司通自行車有限公司」と改編
平成12年(2000) 株式会社ブリヂストンと「タフロードタイヤ」を共同開発
英国モールトン社と「ブリヂストン/モールトン」を共同開発
平成13年(2001) アルミフレームとベルトドライブ機構をドッキングした「アルベルト」がヒット商品になる世界初の適性空気圧を目視できる空気圧チェッカー「空気ミハル君」を開発
平成14年(2002) 手元レバーでサドルが上下できるラク乗りシート装着の「ラクラク」を開発
ハイパーサスペンション装着の「アルサス」を開発
平成15年(2003) 後輪錠をロックすると同時にハンドルもロックする「一発二錠」、白色LED灯使用で玉切れがなく明るい「ホワイトフラッシュ点灯虫」を開発。
団塊の世代向けのニューコンセプトバイク”大人の自転車”「アビオス」を開発。
平成16年(2004) 車輪が回転すると、自動的に空気がタイヤのチューブに送り込まれ、常に快適走行ができる「エアハブ」、踏み出しが軽く、踏み出し時のフラツキを防止する「楽スタート」を共同開発
平成17年(2005) お子様の安全を科学的に分析した「スーパーエンジェルシート」や手を離さずにハンドルがロックできる「テモトデロック」を装着した子供乗せ付自転車「アンジェリーノ」を開発。
“愛地球博”(愛知万博)の会場内を、電動アシスト機能をベースとした3人乗り「自転車タクシー」が走行。
平成18年(2006) ゆったり乗れる街乗り自転車をrelaxybikeとして「ベルトロ」「ベガス」の2機種開発。スポーツ車需要の拡大を目的とした「オルビー」や子供乗せ付自転車で後部シートを装着した「アンジェリーノR」の開発。
平成19年(2007) 4月1日に工機事業本部を分離。
平成20年(2008) サイクリングSNSに繋がるサイクルメーター「emeters」の開発
平成21年(2009) 創立60周年記念式典
3人乗り(幼児2人同乗)の厳しい安全基準を満たした自転車「アンジェリーノ」・「ボーテ」発売
ショールーム兼オフィス「バイクフォーラム青山」オープン
平成22年(2010) おしゃれで実用的な女性の為の自転車JOSIS-WGN(ジョシスワゴン)発売
平成23年(2011) VERY(ヴェリィ) コラボ おしゃれな子供乗せ電動アシストモデル“HYDEE.B(ハイディビー)”発売
平成24年(2012) 「アンジェリーノプティット」がグッドデザイン・ベスト100受賞
親子でコーディネートを楽しめるペア・バイシクル「bikke(ビッケ)」発売
平成25年(2013) スポーツバイク領域に対応したベルトドライブ「カーボン・ソリッド・ドライブ」の開発
平成26年(2014) シニアでも乗りやすい、かんたん電動アシスト自転車「アシスタユニプレミア」発売
アソビゴコロ目覚めるジュニア用プレイバイク「BWX」発売
平成27年(2015) フロントモータードライブ(前輪)と、ベルトドライブ(後輪)を組み合わせた、両輪駆動の電動アシストシステム「デュアルドライブ」を独自開発
「自転車と」あらゆるライフスタイルをつなぐコンセプトショップ「RATIO &C(レシオ・アンドシー)」をオープン
平成29年(2017) 「エアフリーコンセプト」を用いた新しいデザインの自転車用次世代タイヤを開発
平成30年(2018) ブリヂストンサイクル東日本販売株式会社およびブリヂストンサイクル西日本販売株式会社を吸収合併
シニア向け電動アシスト自転車「フロンティアラクットシリーズ」発売
令和元年(2019) ブリヂストンのトラック用自転車が自転車競技トラック日本代表に正式採用
令和2年(2020) 走りながら自動充電を搭載した電動クロスバイク「TB1e」発売