2026年2月2日月曜日

自轉車瓦版 第77号

 自轉車瓦版 第77号

昭和60年9月24日発行

☆1983年、ツールの本、希望者は事務局までご連絡下さい。"Tour 83 The Stories of the 1983 Tour of Italy & Tour de France. USA 1983.¥2250-(送料別), "Tour 85"もあり。

☆東京赤坂の自転事文化センターでは“中野浩一・前人未到のV9展を9月22日~9月29日までの間、開催する。

★①同じ自転車文化センター情報室に、倉茂文庫が誕生した。この文庫はやくざ、とばく(競輪を含む)関係の書籍が主、閲覧希望者は受付に申し出れば見ることができる。②北海道写真史(幕末・明治),平凡社 58′11発行に三輪車に乗った外国人少年の写真がある。(P.119)以上は東京・須賀氏からの情報。

★ 外国製アンティーク自転車を斡旋します。詳しくは事務局までご連絡下さい。

①CCM Flyer-Track bike 1930s,$275. 

②Cleveland Model 39-Gent's safety. $450. 

⓷Double Rod Frame $215. 

④ Clipper Chainless $385.

⑤Lovell Diamond $775.

⑥ Columbia Compax $240.

⑦ Sterling Gent's safety $275.

⑧Ladies B-S-A $325.

⑨Raleigh 3-speed $350.

⑩ Boneshaker-31 " wheel $1050.

⑪English 50" Ordinary $1200.

⑫ Crescent No.10  $1250.

 ⑬League Racer-Briggs  $475.

⑭Whizzer Model H&Roadmaster $ 1050.

⑮Adler man's safety  $450. etc.

(PRICEは本体価格のみ、諸経費は別途)

☆ラーヂ自転車オートバイ目録(大正) ¥20.000-名古屋, 日光堂書店。(古書目録より)


CCM Flyer-Track bike 1930s
classiccycleus.comより

2026年1月31日土曜日

ヴェロシペード特許関連 - 7

 ヴェロシペード特許関連 - 7

アメリカ合衆国特許庁

コネチカット州メリデンのチャールズ・E・デイトン

1869年10月26日付け特許第96,208号

改良型ヴェロシペード

本特許証に記載され、本特許証の一部を構成する附則

関係者各位

コネチカット州ニューヘイブン郡メリデンのチャールズ・E・デイトンは、新しく改良されたヴェロシペードを発明した。そして、以下はその完全、明確、かつ正確な説明であり、添付図面を参照すれば、当該業者がこれを製造および使用することを可能にする。

図面は本明細書の一部を構成し、図1は改良型ヴェロシペードの側面図。

図2は、図1の線z-zの平面で切断した、図1の垂直横断面。

本発明は、乗員が座席にまたがるタイプの二輪ヴェロシペードを駆動するための新しい機構に関するものであり、その目的は、前輪への動力供給の必要性をなくし、駆動軸のクランクに直接足を動かす際に必要な不便な回転運動を回避することである。・・・


図

明細書

自轉車瓦版 第76号

 自轉車瓦版 第76号

昭和60年9月28日発行

★齊藤氏及び真船氏にお詫び

瓦版74号において、齊藤氏から"真船氏にお答えとお願い”という記事がありましたが、これについて編集者の手違いがありましたので、ご説明するとともに両氏に対し、この誌面を借りてお詫びしたいと思います。互版48号において、 真船氏からの投稿のかたちで「あるいは寅次郎がこの糸車の名称を借りて・・・・」と記されていますが、実はこの文について真船氏から電話があり「借りてと言う言葉は断定的すぎるので別な表現がよかった。私はたんに一つの参考にと思って言ったにすぎない。」という連絡が48号を入手されたすぐ後にありました。また、 瓦版60号で「糸車も含めて“自転車”という名称が一般的な使われ方であったようだ」 とありますが、これについても後に真船氏から電話があり「一般的であったと結論付けることは今の段階ではできない。今後これについては十分調べる必要がある。断定的な表現は誤解を受けるので注意してほしい。」という連絡 がありました。この時にすぐ訂正等の記事を瓦版に載せればよかったのですが、私の不手際から途過してしまいました。今後このようなことのないよう情報等の提供者とは十分調整し、その上で記事にしたいと思います。しかし、言訳ではありませんが、今回このことで大きな収穫がありました。それは、たんなるメモ書きのようなこの瓦版に対して、会員の皆様方が真剣な気持ちで読んで下さっているということが分かったからです。それと同時に編集者の責任感というものを強く感じた次第です。ありがとうございました。

☆以下はホイールマン誌より

「農場」はG・F・ブルクハート氏の所有となり、一部は彼によって「マーティン・ルーサー孤児院」の使用に供された。この施設は、現在のベイカー通りの建物と土地を使用している。小川は今もそこにあり、春になると水が溢れる牧草地と、そこから優美な木々が群生する丘がそびえている。しかし、近所の人にブルック農場はどこにあるか尋ねると、「どこ?この近くに3つあるよ」と答える。少し説明すれば、「ああ、社会主義者たちがいた場所のことか!」と笑顔で答えてくれるだろう。・・・


10頁
「ザ・ホイールマン」誌
 1883年発行

2026年1月30日金曜日

ケンタウルカー

 ケンタウルカー

以下の記事と写真は、ケンタウルカー

ケンタウルサイクル社によって最近発売されたこの車は、ベンツと同様に、ベルトとチェーンで駆動する車で、水平方向の水冷式電気点火エンジンによって推進し、毎分700回転で4.5馬力。ベンツと同様に、モーターはフレームの後部に配置されているが、より横に配置されている。エンジンは、機構のすべての部品に簡単にアクセスできることを考慮して特別に設計されており、これらのシンプルさと数の少なさが主な特徴である。


図8. ケンタウル
モーターとフレームの図
『オートカー』誌 1901年1月26日発行

2026年1月29日木曜日

自轉車瓦版 第75号

 自轉車瓦版 第75号

昭和60年9月13日発行

★先日、友人から電話があり次のように話してくれた、「この前ブラリと赤坂の自転車文化センターに行った。2階に陳列されているアンティーク自転車をながめていたら、その中に十字号あった。確か瓦版の63号では文化センターにあるのはⅡ型のものだけと記されていたようだが、Ⅰ型とⅡ型の2台が並んで陳列されていた。「Ⅰ型も文化センターにある・・・」私が数年前見に行った時には、確かⅡ型のものしか置いてなかった。その後入手したのであろう。さすが自転車文化センターだ。

★日本で発行された自転車の歴史関係の図書は、極めてわずかだが、本場のヨーロッパやアメリカでは多数出版されている、現在入手可能ではないかと思われる書籍(英語版のもの)に次のようなものがある。

①Bicycle People、② Early Bicycles、⓷King of The Road、④Sturmey's Indispensable Hand book to the Safety Bicycle 、⑤The Moulton Bicycle 、⑥The Story of the Bicycle 、⑦The Victorian High Wheelers、⑧Staley & Sutton 1884、⑨ Bicycles of the Year (Old Ed. reprint 1877、⑩ Reprint Old Linley & Biggs. Practical Hints on Cycling、⑪ Eddy willy Cartoons、⑫ Strange But True、⑬ Simpson Bicycles 1896、⑭ Rover Cycles 1896 、⑮The Bicycle and the Bush. etc 以上の図書は確実に入手できるかどうかかりませんが、問い合わせ等を知りたい方は、事務局までご連絡下さい。(また、他に外国の本で入手可能なものをご存じでしたらご連絡下さい。)

Sturmey's Indispensable Handbook
 to the Safety Bicycle

King of The Road

2026年1月28日水曜日

ヴェロシペード特許関連 - 6

 ヴェロシペード特許関連 - 6

アメリカ合衆国特許庁

ウェストバージニア州ホイーリング在住のデビッド・J・ファーマー

特許第92,808号、1869年7月20日

改良型ヴェロシペード

本特許証に記載され、本特許証の一部を構成する附則

オハイオ州ホイーリング在住のデビッド・J・ファーマーは、新しく改良されたヴェロシペードを発明した。以下は、本特許証の一部を構成する添付図面を参照し、その構造と操作の完全かつ明確で正確な説明である。

図1は、図2の線z-zに沿った縦断面図である。

図2は上面図である

本発明の目的は、通常は陸上で使用するために設計されているが、水上でも同様に走行可能なヴェロシペードを一般向けに提供することであり、これにより、乗り手は湖、川、またはその他の水域に到着したときに、降りたり停止したりして乗り物を変更することなく、直接水域に乗り、水域を横切ることができる。・・・


図

明細書

2026年1月27日火曜日

自轉車瓦版 第74号

 自轉車瓦版 第74号

昭和60年9月7日発行

★書籍案内、①「これが BMX & MTBだ!」 平木康三著、小学館発行 ¥530-。

②「ぼくらのサイクリングコース」サイクルスポーツ臨時増刊 八重洲出版社発行  ¥700-。

★真船氏にお答えとお願い 

①「瓦版」第48号に糸車に「自転車」という名称のものがあり寅次郎がそれを借用したことも考えられる旨、記述されていますが、これは氏の感違いだと思います。乗物の「自転車」 の製作・販売の許可は明治3年5月。「自転車」どう名称の糸車の考案は明治4年です。糸車が1年遅いのです。この件については、明治48年「長野県政史」発行後まもなく私の職場に寄贈された時に読んで、参考カードを作成、また昭和58年8月9日~ 12日の4日間、長野県立図書館に資料調査( 個人的に)で訪問した時にも一応調べております。 (考案者の館三郎ご子孫の探索を中心として)。

今回の小論では「自転車」という名称の起源については明治3年までのものまで取り上げました。明治4年以降のものは関係がなく記述しておりません(紙数の制限もあり)。

 ②瓦版60号に『「寅次郎がこの車の名称を借りて・・・」 と書いたが、むしろ当時人力によって回転する車輪状のものが付いでる機械は糸車を含めて「自転車」という名称が一般的な使われ方であったようだ。』と書いておられますが、その事実を述べた資料・文献を是非ご教示いただけますようお願いいたします。私も相当調べたつもりでしたが、そのような文献は未見です。やはり調査範 囲が狭かったようです。(藤沢市、齊藤俊彦氏)

下のイラストは「ザ・ホイールマン」誌より

9頁
「ザ・ホイールマン」誌
 1883年発行

同上