古い絵葉書-19
この絵葉書は鹿野山白鳥神社である。
白鳥神社は君津市にある神社で日本武尊と弟橘媛の祭神を祀る。
鳥居の右側にある東屋で三人の人物と自転車が2台置かれている。自転車はやや不鮮明だが大正初期の面影を残している。自転車には荷台も両立スタンドも付いていない。奥の自転車のハンドルを見ると当時流行りのアップハンドルにしている。おそらくこの3人のうち二人の自転車であろう。カンカン帽と杖を持っている人物ではないかと思っている。ただ真ん中の男性は和服姿で自転車には乗りにくい。それとも乗る時は着物の裾を端折って跨ったのか。
鹿野山白鳥神社 大正初期