2024年4月9日火曜日

自動自轉車で鎌倉大仏

自動自轉車で鎌倉大仏

「自動車」 第1巻 第3号 日本自動車倶楽部横浜支部 1913年(大正2年)2月15日発行

自動自轉車俱樂部のメンバーが、鎌倉大仏の前で記念撮影。

註、一番下にあるフランク・レンツの写真(1892年撮影)を思い出す。


「自動車」 第1巻 第3号
国会図書館所蔵資料

自動自転車の部分を拡大

自動自転車の銘柄は不鮮明で判然としないが、当時人気のあったトライアンフ、エクセルシャー、ヘンダーソン、ロイヤル エンフィールドあたりであろうか。

自動自轉車愛輪家の大佛見物

自動自轉車俱樂部中に於ても特に元氣旺盛なる會員は、 過日鎌倉に遠乗し彼の有名なる古跡大佛前に於て撮影したるものなり、今左より其の姓名を列記すれば、「エッチ・エフ・バウアー」氏、「ジー・イー・エングストローム」氏、「エー・ダーリン」氏、「ジー・チャールズワース」氏、及び「ティー・ギルバート」氏なり、

MOTOR-CYCLISTS PAYING A VISIT TO DAIBUTSU.

The most enterprising Members of the contemplated Motor-Cycle Club recently went to Kamakura on their machines and at the feet of the thousand year old, venerable statue of Buddha the party had their picture taken. They are from left to right: H. F. Bauer, G. E. Engstrom, A. Dahlin, G. Charlesworth and T. Gilbert.

大仏を訪れたバイク乗り達、

最近、モーターサイクルクラブの最も進取的なメンバーは、バイクで鎌倉に行き、千年前の由緒ある大仏の前で写真を撮った。

左から: H. F. バウアー、G. E. エングストローム、A. ダーリン、G. チャールズワース、T. ギルバート。


鎌倉の大仏
 中央にフランク・レンツとビクター号が見える
1892 年 11 月 19日
「The Lost Cyclist」 by David Herlihy 2011 年発行 220 頁