DNB外装式変速機
下の資料は、1950年代のDNB外装式変速機の取扱説明書と分解圖である。
DNB外装式変速機取扱説明書
DNB外裝変速機分解圖
大日本機械工業株式会社東京工場
DNB外装式変速機取扱説明書
一特 長一
①DNB外装式変速機は純ツアータイプでアームの長サ75耗は、ばねの特殊装置と相まって、どんなギ ヤーレシオ(ギヤー比)でも、テンション(引張り)をとることが出来ます。すなわち35枚の差までレシオがとれます。
②レバーは軽合金ダイキャスト、その他贅肉は出来るだけ取りましたので軽量であります。
その他に、取付順序及びDNB外裝式変速機の使用法が書かれている。
大日本機械工業株式会社の略歴
1916年(大正5)12月に創業した大日本自転車株式会社は、日米商店の関連会社として主に国産ラーヂの生産を始めた。第一次世界大戦でイギリスのラーヂ自転車の輸入が激減したことによる。
1937年(昭和12)9月 大日本自転車株式会社を大日本機械工業株式会社に改称。
1938年(昭和13)12月 業平工場、軍需工場に指定。
1945年(昭和20)8月 終戦により関係会社運営停止。
1946年(昭和21)7月 商号を旧商号「株式会社日米商店」に変更。
1952年(昭和27)4月、ナショナル自転車工業(株)設立。
1961年(昭和36)11月、大日本機械工業(株)と松下電器産業(株)により光自転車(株)を共同設立。
1971年(昭和46)ナショナル自転車が旧光自転車(株)製造部門を継承。
1972年(昭和47)4月、富士自動車と大日本機械工業(株)合併。昭和48年1月ゼノア→昭和54年10月小松ゼノアと改称。